新・節約ランニング生活

2023年に引越してきました。ランニングで資金を貯め、それをベースに大会参加します。当面の目標は「古希サブ4」です。

函館マラソン2024完走記-その1

2024-07-01 23:06:11 | マラソン大会
7月1日(月) 曇りときどき雨(札幌)

函館マラソンの完走記をつらつらと書いていきます。いつもなら「そのゼロ」として前日からの行動をレポートするのですが、今回は函館観光編として書いてしまったため、いきなり当日からです。

なお、今回は「何も持たないで走る」作戦だったため写真はありません。写真なくしてブログと言えるのかとのご批判は甘んじて受けます。

***完走記-その1***

マラソン当日、5時20分頃に起床しカーテンを開けるとギラギラの日差しが差し込んできた。見るからに暑そうである。でも想定通りなので焦ることはなく、昨日買っておいたいなり寿司などを食べた。

前泊は東横イン函館駅前朝市で、マラソンに合わせて朝食開始を普段より30分早め6時にしてくれたのだが、混雑を嫌って利用しなかった。

7時に出れば充分間に合うため、ゆっくりと食事、着替えなどを済ませた。今日のいでたちは、半そでハーフジップシャツ、ハーフタイツ、サポーター類である。はっきり言えば洞爺湖の時と全く同じである。ゲンをかついだともいえる。シューズはもちろんハイペリオンテンポ。

函館駅前まで行くと、シャトルバス待ちのランナーがターミナルをぐるっと列を作っていたのでその最後部に並んだ。長い列だがどんどんバスが来るので待ち時間はわずかだった。運よく座れた。

10分ほどで会場の千代台公園に到着。グラウンドはランナーであふれていた。参加賞は昨日受け取り済みなので、適当な場所で上っ張りとズボンを脱いでランナー姿に変身。荷物は全て預け袋に突っ込んだ。

昨年の経験から、函館マラソンは手荷物預けに少々難があり長蛇の列となるため、スタートから1時間以上前にさっさと預けてしまった。寒くないのでそれが可能なのである。

日差しを避けて日陰の空いた場所に座り、ゼリー1つを摂取。パイナップル味だったが不味かった。やはりゼリーはキレートレモンがいい。

あとはすることがなくじっと待機。スマホもないので、ホント何もすることがない。若い頃ならば頭の中で詰将棋を考えたりできたのだが、すでに脳細胞は死滅しつつあり、とても無理なのである。そういえば、藤井聡太八冠の作った詰将棋の回答を数か月考えていたが解けず、先週将棋盤に並べてようやく解いたのであった。閑話休題。

さて、スタート30分前くらいになってランナーが待機場所のフィールドに集まり出したため、私もそこへ向かった。本当は日差しの照りつけるフィールドには行きたくなかったが、こればかりは仕方がない。でも芝生がフカフカで居心地はよかった。早めに並んだせいかCブロックの前の方に陣取ることができた。

ランナーの整列後に開会のあいさつなどがあった。ゲストランナーの福島和可菜さんは函館出身なのだそうだ。また、函館の大泉市長は大泉洋の実兄である。公約の「新幹線の函館駅乗り入れ」は実現するのであろうか。

9時になりハーフのスタートが切られた。函館マラソンがもともとハーフだったこともあって出場者が約4000人もいるので、最終ランナーがスタートするまで時間がかかっていた。

何しろ今年からフルはハーフの10分後スタートとなったため10分以内で出払ってくれないと困るのである。とはいえ、予定通り9時10分にフルのスタートが切られた。

まずエリートランナーがスタートして、そのあとAブロックから順次続く予定なのだが、ここがかなり混乱していた。普通ならばAブロックの最後尾にBブロックの先頭が続くはずが、Aブロックが動くとほぼ同時に他のブロックも動き始めてしまったのである。

出発係がきちんと制御すべきところだが、そもそも出発係はいなかったようだ。というわけで、各ブロックが入り乱れてスタート地点に向かうことになった。私は前の方だったので流れに乗った結果、スタートロス47秒でスタートできた。スタート後は洞爺湖の時よりも渋滞は少なかった。

とにかくスタートしてしまった。暑かろうが何だろうが走り続けてここへ戻ってくるしかない。薄雲がかかっているとはいえ夏至に近い日差しは強く、暑さ克服が課題となった。風はほとんどなかったが、むしろ少し吹いてくれた方が暑さを凌げたはずだ。

以下、1km毎のタイムを書き留める。左から、距離、スプリットタイム、1kmラップタイム、5kmラップタイムの順である。なお、これらは手元計時を公式計時で補正したものである。また、押し忘れた箇所は2kmラップまたは3kmラップにしている。

ロス 47s
1km -
2km 11m19s 11m19s
3km -
4km -
5km 27m00s 15m41s 26m13s

1kmポストを見落としたが、2km地点で測ると11分半以下だった。ロスタイムと最初の渋滞を考えるとやや速いかなと思ったが体感に従ってこのまま行こうと考えた。

2kmくらいで先にスタートしたハーフの最後尾に追いついてしまい、結構ストレスになった。一応フルは左、ハーフは右を走るルールなのだが、当然守らない人もいるわけで邪魔といえば邪魔なのである。昨年はこんなことはなかったから、フルのスタートをハーフの10分後(昨年は30分後)にした弊害ではなかろうか。この「フル・ハーフ混在ラン」の状態はハーフの第1折返しの8.3km地点まで続き、後半では20km付近から再開した。

3km、4kmポストは見落とし、5km地点でタイムを見ると26分台前半であった。ロスタイムがあるから相当速すぎなのだが、以前から自分のハーフのタイムに対してフルが遅すぎると常々感じていたこともあって、この際このペースを続けてみようかと考えた。

6km 32m02s 5m02s
7km 37m16s 5m14s
8km 42m20s 5m04s
9km -
10km 53m10s 10m50s 26m11s

以前書いたように、今回は小さな試みとして「何も持たずに走る」ことにしていたため、ポーチなどを装着しなかった。結果的にこれは正解だったのだが、身軽になったためにペースが上がっても大丈夫との過信を生んだようにも思う。5km~15kmの区間がまさにそれで、空港方面に向かうコースなどは結構な上り坂があるにもかかわらず、調子こいてしまってペースが上がり気味になってしまった。

また、ハーフのランナーとの並走区間が終わったため走りやすくなったことも調子こいた原因である。1km毎のタイムを厳密にチェックしていなかったが、今見るとキロ5分に近いタイムで走っていて、アップダウンがあるのにこれでは終盤の失速も「むべなるかな」てなもんだ。まあ、とにかく東京マラソンを上回る好タイムで走っていたのだった。

11km 58m21s 5m11s
12km 1h03m35s 5m14s
13km 1h08m55s 5m20s
14km 1h14m03s 5m08s
15km 1h19m01s 4m58s 25m52s

10km地点を通過してすぐに給水所があり、そこにスポンジがあった。スポンジは13km付近にあると勘違いしていたため喜んでスポンジゲット。顔や首の後ろを拭くと超気持ちえぇですな。

そんなこともあって相変わらず「調子こきモード」全開であった。今、こうしてタイムを見てみると、10km~15kmの5kmを25分台、14km~15kmの1kmは4分台ですな。

14km手前のエイドから給食が出てくる。バナナとトマトがあって、バナナをゲットした。今回は「何も持たず」作戦なので給食のあるところでは何かを摂るのが必須である。まずはバナナゲットを果たして一安心だ。

スタート時には照りつけていた日差しもこの頃には少し和らいできた。今後徐々に雲が多くなることは予報から知っていたので、このペースでも何とかなるかもと思っていたのが偽らざる事実。

16km 1h24m22s 5m21s
17km -
18km 1h34m35s 10m13s
19km 1h39m57s 5m22s
20km 1h45m07s 5m10s 26m07s

18km手前付近から海岸沿いの道に入る。ここは「漁火通り」と呼ばれており、イカ漁全盛期の夜にはさぞかし集魚灯の灯が輝いていたことだろう。この区間はほとんど平坦かつカーブの少ない道なので走りやすい。それに少し風が出てきて涼しさを感じた。そんなわけでますます増長する「調子こきモード」のジジィであった。

そして再びハーフのコースと合流するため、ハーフ最後尾のランナーから拾って追い越すことになった。漁火通りではフルとハーフでは約10kmの差がある。つまりフル20kmの地点はハーフでは約10km地点なのである。すでにハーフのスタートから2時間近く過ぎているのにまだ10kmとは、この人たちはフィニッシュに間に合うのであろうかと心配になってくる。大きなお世話だが。

とはいえズンズン抜いていくのは気持ちがよくて、申し訳ないがモチベーションも上がるのだ。

何だか派手な踊りを踊っている湯の川の温泉街を過ぎるとやがて20kmである。

***つづく***

今日の札幌は雨模様で低気温。風も強かったため非常に寒く感じました。小型のストーブを点けたほど。さらに、もう着ないと思ってしまいこんだ春物ジャンパーを引っ張り出しました。

昨日の札幌は真夏日だったようですが、一日で最高気温が一気に10℃以上下がったようです。


ラン資金    -78890円(函館マラソンの遠征費などを支出)
月間走行距離          0km
年間走行距離       1812km
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