旧知の間柄

久しぶりに知人を訪ねた、彼は色々な病気を持っていますが今の所は
元気です、老夫婦二人で子供たちは近くに住んでいます、零細企業の
経営者でしたので色々な人生経験を持っています、昔話を聞くととても
楽しいのです、人は一冊の物語としては納まり切らない位それぞれに
持っているものだと思いました、私も何と無く人生を送ってきたような
者ですが一つずつ思い返してみればかなりな人生だったとも思う、
２４歳で独立をして６０歳で清算をする迄波乱万丈とまでは無くとも
かなり面白い人生だったと思います、今は６９歳、彼は７８歳、9歳も
年上ですが何時も気安く付き合ってくれました、現在はあまり逢う事も
無く共通の知人も一人二人と逝って残り少なくなってきました。

何故急に会いにいったのか？　相変わらずの行き当たりばったりの
行動です、少し暖かいので妻と買い物に車で行く事にしました、でも
エンジンが掛かりません、しばらく乗らなかったのでバッテリーが
上がったのです、充電をして出かけました、買い物も終わり少し遠いが
お菓子の製造工場迄行き直売のケーキなどを買いました、ロールケーキ
等は切れ端を詰めてとても安く売っているのです、プリンなども安いです
有名なお菓子メーカーの下請工場ですが規格外のものを売っています、
途中の景色から彼を思い出しました、其処から車で１５分くらいです、
突然の訪問に嫌な顔もせず迎えてくれました。　1月9日　悦暇茶慰