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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[遺伝子組換え食品]食生活について語ろう

2023年02月11日 | 美容ダイエット

◎遺伝子組換え食品Genetically modified organism
  遺伝子組換え食品(GM)もバイオテクノロジーのひとつと考えられます。動植物の持っている遺伝子機能をうまく利用することは、以前より交配による品種改良により行われてきました。

1973年にはアメリカの研究者が、大腸菌で遺伝子組換え実験に世界で初めて成功しました。以降技術の開発・実用化は、医薬品、工業用酵素の分野でも活躍しています。1980年代には植物の遺伝子組換え技術の開発が加速し1994年米国で組換え農産物の販売を開始され害虫に強いじゃがいもや傷みにくいトマトなどがアメリカの登場しています。日本では1996年に当時の厚生省が組換え大豆などの安全性を確認 販売開始しています。
冷害に強く美味しいお米を作るために何度となく良い遺伝子を持ったものどうしの交配を重ね作り上げたものです。遺伝子組換えは、その判っている遺伝子だけを技術によってとりだし農作物に直接組み入れたものです。

遺伝子のような大きな分子は、たとえ口から入れたとしても腸で吸収されないと考えられています。食品として食べられたDNAはすい臓、腸液の消化酵素の強力なDNA分解酵素 (ヌクレアーゼNuclease)によって腸管の中でバラバラになり個々のアデニン、グアニン、チミン、シトシンに分解、吸収して利用しています。遺伝子は、私たちが普段食べている食材にも含まれ人は、遺伝子分解酵素を持っているので、遺伝そのものを細胞に取り込むことはないとしています。

組換え食品によって、未知の食品に対するさまざまの不安がとりざたされ、特にアレルギーの問題が浮上してきております。2007年3月13日発表で遺伝子組み換えトウモロコシMON863(殺虫性がある)は、ラットを使った実験で肝臓と腎臓への毒性作用をもつ可能性があることが確認されたと量的なことなど詳細が確認できていませんが、完全に安全とは言えないようです。

平成13年4月1日より遺伝子組換え食品の表示が義務付けられています。消費者の安全を得る、知る、選ぶ、意見を言う権利等あります。

義務表示
 平成26年(2014年)現在で意図せざる混入率(EU0.9%)5%で遺伝子組換え農産物が存在する種類の農産物(大豆 トウモロコシ 馬鈴薯 なたね  綿 てんさい アルファルファ パパイヤの8種)で及びこれを原材料とする加工品(豆腐・油揚げ類 味噌 黄な粉 コーンスナック菓子等)、遺伝子組換え食品及び非遺伝子組替え食品かが分別されていない場合です。2023年4月の改正から、5%以下で改正後は「不検出」を条件とし、より厳格な管理になります。

遺伝子組換えの高オレイン酸大豆は、栄養素が従来の大豆食品と実質的同等ではないとしJAS法で「特定遺伝子組換え農産物」と指定し遺伝子、たん白質が残存していなくても「高オレイン酸」の表示には「遺伝子組換え」と共に併記が必要となっておりH14.1.1(2002年)より適用しています。

任意表示
  次の加工食品に付いては、当面義務表示とはしないものの任意に表示することを禁止しない。・遺伝子組換及びたんぱく質が除去、分解されているもの(醤油 大豆油 コーン油 コーンフレーク マッシュポテトなど) ・主な原材料で全原材料中上位3品目でかつ食品中に占める重量が5%以上のものとなっていないもの。非遺伝子組換え食品

 アレルギー物質を含む食品の表示に付いては、1年間の経過措置を経て平成14年4月1日から表示が義務付けられる予定です。特定原材料として過去に一定の頻度で重篤なアレルギー症状(血圧低下、呼吸困難、意識障害)が見られる食品においては、その食品の量に関わらず確当する材料を含んでいることを表示する。ただし高価な原材料が特定原材料である場合は、例えば5%未満とかエキスに含有などその量、形に関係した表示も合わせて記載されることが望ましいとしています。
 義務表示としてアレルギー特定原材料 牛乳 小麦 そば 卵 落花生の5原材料としこれらを含む加工食品について多少に関わらず表示です。
 その他発症例が前記に比べて少ないがアレルギーを起こすこともある食品として あわび いか いくら 海老 オレンジ カニ キューイフルーツ 牛肉 くるみ 鮭 さば 大豆 チーズ 鶏肉 豚肉 松たけ 桃 山芋 りんごがあげられこれらは、表示が推奨されるとしています。
 1996年ぐらいに出回ってきた遺伝子組換え食品です。未知の食品に対する不安は、大きいものです。米国農務省の発表によるとアメリカ産の遺伝子組み換え作物の比率はトウモロコシではエタノールなどの需要が増えてくるに従い2005年には52%、2010年には86%といわれています。

2015年、全世界の大豆の83%、トウモロコシ29%、ワタ75%、カノーラ(なたね)の24%が遺伝子組換え作物が商業的に本格的に栽培された1996年から2014年までは年々栽培面積が増えてきたが2015年になって初めて前年に比べ栽培面積が1%減少とのことです。2020年10月、アルゼンチンとフランスの企業が開発し、アルゼンチンは世界で初めて遺伝子組換え小麦を承認、ヒマワリ由来で、すでに大豆への組み込み実績がある遺伝子HB4により、従来品種より平均20%多収としています。日本は、青いバラ (サントリーフラワーズ)の1998年〜2002年 青色色素100%の研究機関を経て商業栽培により2009年には遺伝子組換え作物の商業栽培です。学術的には、フラボノイド3',5'-水酸化酵素遺伝子を持っていないため、青色色素を合成しません。パンジーから青色色素に関わる遺伝子を取り出し組み込んでいます。

大豆の遺伝子組換え作物比率は93%にも及ぶといいます。馬鈴薯は、アメリカでまだ5%程度の遺伝子組換食品とのことでした。日本は、飼料として9割かたアメリカからの輸入に頼っています。まだまだ研究の余地が非常に多いのではないでしょうか。平成15年現在ですでに主に飼料としてトウモロコシの1/4が、大豆の1/2が遺伝子組み替え食品として日本で流通しているといいます。家畜の飼料としての多くが、又一般の食料としても5%以下(2023年4月改定予定)であれば知らないうちに私達の食卓にも顔をのぞかせているのです。

 


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