・食品ロス削減へ
2014年に入り、 2014年4月1日製造品より賞味期限を即席カップ麺では5か月から6か月、袋麺では6か月から8か月、その他飲料などでも、安全面を再検証した上で、賞味期限を延長する各メーカーの動きも見られています。
食品のロスを少なくするほか、東日本大震災をきっかけとして災害用の家庭に備蓄しておける期間が長くなる利点があります。
紙パック入りの紅茶、緑茶飲料250mLについて、180日から270日に、一部の缶入り野菜飲料190gを2年から3年半にしています。一定期間を経て商品の再検証するなどし、延長しても問題ないと判断したものです。
他にサンマのかば焼きなど魚の缶詰は3年から4年に、パック入りご飯は8か月から10か月に、切り餅は1年半から2年に、延長しています。
青森県新産業創造課によると、新製法ではズワイガニのむき身加工品で、製造から賞味期限までの日数を従来の約2週間から3カ月程度に延長できる、としています。今後は消費者の「もったいない」という意識の高りによって、さらに見直しが進むと思われます。
賞味期限 おいしく食べられる期限のことで、主に日持ちする食品・加工食品に表示しています。総菜や弁当など傷みやすい食品に表示している消費期限とは異なり、期限が過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
先の製造日から賞味期限までの期間の3分の1を過ぎると小売店舗に納品できなくなる「3分の1ルール」の見直しもでてきているようです。
外食時の食べ残しは、衛生上問題のない食品の場合は持ち帰り容器(ドギーバックDoggie bag)の活用しましょう。
消費者、企業共々、衛生面の取り組みと同時に「もったいない」精神の取り組みを進めてほしいものです。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。