・プロリルヒドロキシプロリンProlyl-hydroxyproline ぷろりるひどろきしぷろりん
ジペプチド(アミノ酸が2つくっついた)の一種でアミノ酸のプロリンとヒドロキシプロリンがつながった もの。ヒドロキシル化は、有機化合物に酸化あるいは置換反応させながら1つ以上のヒドロキシ基を導入する反応。
生化学では、酸化還元酵素の一つである ヒドロキシラーゼによって容易に起こる。プロリンのヒドロキシル化はタンパク質において重要で、ヒドロキシプロリンとなる。3つの酵素を活性化させる。
2009年よりコラーゲンペプチドの研究が進み、腸内でもアミノ酸にまで分解されずにジペプチドのままで吸収され肌・関節・軟骨生成改善の成分となることが知られるようになった。
これらの反応には鉄を必要とする。また、酸化された酵素活性中心である鉄の還元にはアスコルビン酸(ビタミンC)が使われる。ビタミンCの欠乏は、プロリンのヒドロキシ化反応の不足に繋(つな)がり、壊血病(かいけつびょう)の症状が現れる。プロリルヒドリキシプロリン(Pro-Hyp)は、魚由来コラーゲンよりも、豚由来コラーゲンに2倍ほど多く含まれコラーゲンは豚由来のものがよい。
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