・プロビタミンProvitamin ぷろびたみん
人体でビタミンに変わる物質(ビタミンの前駆体)でありそれ自身はビタミンとはいえないものでプロビタミンA、プロビタミンDがある。
プロビタミンAとしてβーカロテン(植物に広く含まれるカロチノイド色素)が食物として摂取され小腸粘膜でビタミンAに変換することとして知られる。プロビタミンAについて約600種類のカロテノイドを発見し、その中でプロビタミンAはα、β、γカロテン、クリプトキサンチンなど約50種類程度ある。
βーカロテンの吸収を100としてαーカロテン53、γカロテン27、クリプトキサンチン57程度とし吸収率は、βーカロテン12μg=Aの1μgとしている。
プロビタミンD(Previtamin D)には、エルゴステロールErgosterol(プロビタミンD2:きのこ、動物に存在)が知られる。紫外線を当てることによりプレビタミンPrevitamin (ルミステロール Lumisterol・タキステロールTachysterol)を経てビタミンD2(エルゴカルシフェロールErgocalciferol)を生じる。7-デヒドロコレステロール7-dehydro cholesterol(プロビタミンD3)は、動物中に存在して同様に紫外線照射でビタミンD3(コレカルシフェロールCholecalciferol)を生じる。吸収率も、同程度といわれ肝臓・腎臓で活性型ビタミンDに変わり腸からのカルシウムの吸収をよくする。
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