・ルイボスRooibos るいぼす
マメ科、南アフリカ原産。おもに喜望峰から北東のセダルバーグ山脈の一帯の高地に自生している。成長すると1~1.5mほどの高さに育ち針葉樹様の葉を有し、春から初夏に小さな黄色い花をつける。
落葉するときに葉は赤褐色になる。アフリカーンス(南アフリカの公用語)で、ルイRoyは赤、ボスBossは潅木(かんぼく)を意味する。
松の葉のような針状の葉の部分を発酵させ乾燥させて作られる発酵茶としたルイボスティーは、南アフリカの先住民が不老長寿に、さらにさまざまな病気に効く飲み物として昔からの伝えがある。カフェインが含まれずタンニンの量が少ない。強い太陽からの日差しを防ぐ活性酸素を除去するという。
特有の成分として、ジヒドロカルコンC-配糖体のアスパラシンAspalathin を含み、その他ルチン、オリエンチンOrientin 、nothofagin、ジヒドロイソオリエンチンDdihydroisoorientin 、ジヒドロオリエンチンDihydroorientinを検出している。
エストロゲン作用を有し、フラボノイド成分が多くエストロゲンの持つ血糖値を下げる、血管拡張作用により不眠症や胃の痛み、便秘、花粉症や喘息などのアレルギー症状緩和に用いられる。
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(初版2021.6.10)