つれづれ記

手作りと日々の事 思いつくままひとり言

郷土料理

2008-06-17 20:10:21 | Weblog
呉市蒲刈町で購入したイギスを調理した

初めて作るので早速、ネット検索。

瀬戸内海の島などで法事の時やお盆には必ず食べられる郷土食らしい

作り方も色々で
イギスと生大豆粉を加えたもの。
米糠の汁を使用するものや中ににんじんやエビを入れたものなど・・。

食べたこと見たこと作ったことのない者が初めて作る。
これこそ無謀。

キナコは手に入るけど生大豆粉なんてない

同じようなもので豆乳を考えたが何か違う。

考えた末、手に入りやすい米ぬかを使う方法で作る。

イギスは見た目テングサに似ているが少し違うようだ。

米ぬかの汁で煮るとイギスが溶ける!発見。

中に具を入れた寒天寄せのようなイギス豆腐もあるようだが

初めてでどんなものが出来るか不安なので何も入れないことにした
俗に言うプレーンタイプのイギス豆腐でしょうか・・・?

冷やし固めて出来上がり。
酢味噌で食べる

夫「昔、年寄りがマズイモノの一つだと言っていた・・
  しかしせっかく作ったのだから食べよう」

食べると確かにファーストフードのようにわかり易い単純な味ではない
刺身こんにゃくの海草版??とろろ昆布のような味もする。
美味しいともマズイとも言わないまま食べた。

我が家は誰も本当のイギス豆腐を食べたことがない
しかもこの作り方が正しいのか間違っているのかもわからない
外国で変な日本料理に遭遇した感じに似ているかも・・?

イギス豆腐が郷土食の地方の人が見たら驚くかもしれない私の「創作イギス豆腐」

「味は本物を食べてみないとわからない・・」
夫の感想に安堵!?

食は、まさに文化。
郷土料理は伝えていかないといけない。

今度は、本当のイギス豆腐を食べてみたいと思った。
美味しいかどうかはその時のお楽しみ!