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やまのぼり

2016年12月09日 | 絵本

『やまのぼり』
ひらの ひでひこ ぶん
二俣英五郎 え
出版社:福音館書店
(かがくのとも 148号 7月  1981)
☆数ページ抜粋して紹介いたします。 





やまに のぼるとき じゅんびするもの。 いろいろある。
あめがふったときの よういもしておかなくちゃ。

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「こんにちは」「こんにちは」
やまでは しらないひとどうしでも なかよく あいさつをします。
「おさきに」あとからきた ひとたちが げんきに おいこしていきました。
「どうぞ」えつこたちは みちをよけて とおしてあげました。

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やまあいの たにまには、すぐ ゆうぐれが やってきます。
かえりの バスのまどからは、やまの いただきが 
ゆうひに かがやいているのが みえました。
「あのやまに のぼったんだね」と、えつこがいうと、おとうさんが
「さいごまで よく あるいたね」と、いいました。

☆この本は、確か15年前くらい(子供達が小学校、幼稚園の頃)に、
古本屋さんで見つけて買った覚えがあります。
子供達に読み聞かせをすると、持ち物の内容や、山登りの様子に対し、
「なんでこれを持ってくの??」
「そんなに山登りが楽しいの~??」他々、
あまり山登りが好きではなかった娘が質問していたのが、
可笑しくも懐かしい思い出です。


全ページの絵を見れば、この山がどこの山であるか、関東の人ならきっと一目瞭然で
しょう・・・
何年かぶりに眺めると、最後のバスのページに懐かしさが込み上げました。
学生時代、東京近郊ハイクをしていた頃のひとこまがふっと思い出された
からかもしれません。