新・瘋癲球人日記

野球をこよなく愛する瘋癲球人の日記

エースの発言として

2005年06月28日 | Weblog
松坂、ダルビッシュの新旧“甲子園怪物”対決。
さぞかし見応えがあったことだろう。TVで観ることが出来なかったのが残念。
それよりももっと残念だったのが、試合後の松坂のコメント。
スポーツ報知などによれば
「誰も言わないので僕が言います。ウチは球際に弱い選手は多すぎる。もっとワンプレーに対して気持ちを入れて欲しい」
と松坂がコメントしたらしい。
まあ、マスコミが面白くするためにコメントを曲解しているところもあると思うが、ストレートに読めば野手批判だよな、これって。この試合、西武野手陣に送球ミスや記録にならないミスが目立ったらしい。
この試合に限らず、ずっと鬱積したものがあったのだろうが、「球界のエース」たるものこういうコメントはして欲しくなかった。高校の頃、松坂はバックがエラーすると露骨にぶんむくれることもあったりしたが、プロに入っていろいろな経験をしてメンタル的に成長したように思っていただけにちょっと残念。ミスをした野手は「何とかこのあとは抑えてくれ」と心の中で手をあわせているもの。そこを何事もなかったように抑えるのがエースってもの。抑えてくれれば、野手だって「打って返そう」とかプラスに考えられるものだ。それを責めるような発言をすれば野手との信頼関係は崩れる。西武の野手は若いし、松坂に言われれば萎縮してますますミスするだろう。松坂にとってもプラスなことはないだろうに。
そういうことは松坂には分かっていないはずはないが、セルフコントロールを失ってしまうくらいストレスがたまってるんだろうなあ。まだ、青いなあ。
しっかり女房の柴田倫世に叱られてください(笑)。