新・瘋癲球人日記

野球をこよなく愛する瘋癲球人の日記

芳一と言っても

2005年06月25日 | 野球
芳一と言っても「耳なし」の方ではない。

今日は15時から上井草で練習。
気温は30度を超え、な~~~つ。
集まったメンバーは4人。ということは個人練習だ。
個人の持ち時間で自分にテーマにそった練習をする。
最初の30分でアップとキャッチボールを済ませて個人練習。
年の功で僕からスタート。
僕のリクエストは外野ノック。一人ではしんどいのでもう一人の外野手と交互にノックをうける。
前後左右、いやらしい打球をさばいていく。ここの人工芝はワンバウンドの打球がとても高く弾む。
距離は10m、高さは2m以上はねることもある。それを計算してフライを追うようにワンバウンドだと見切った瞬間に後ろの回り込む走りをする。それでも抜かれることもあった。ここのグランドのゴロ処理は本当に怖い。
次はうちのエース山ちゃんの投球練習。バッターに立ったり、審判の位置に立ったりのアシスト。
球速はないものの素晴らしいコントロール。ベースの角をスライダーはかすめていき、カーブは止まるような軌道を描いてミットにおさまる。打てそうで打てないうちのエースの妙技をしっかり見せてもらった。
15分投げ続けて、「あんまり疲れなかったよ」、このタフさも山ちゃんの武器だ。
3クール目は今は主にサードの控えの位置に甘んじているイッチャンのサードノック。
通してゲッツーを想定したセカンド送球。
ノッカーをつとめる。ゲッツーになるような強く正面に近い打球を打つことを意識する。
すさまじいイッチャンの集中力でこのクールも終了。
最後のクールは今年から入った酒井君のサードノック。
15分のタイマーがなかなか進まないように感じた。延々と続くノック。
5分を過ぎるとさすがにバテてきたのか足がついていかない。
「インターバル長くしてもいいから一球一球丁寧にさばこう」
他のクールより長く感じたノックもようやく終了。
「こういうキツい練習はひさいぶりですよ」
酒井君の言葉が象徴するように非常にタフな練習だった。
練習後、疲れてなかなか立てないメンバーはベンチ裏でしばし呆然。
「アー腹へった」
の山ちゃんのリクエストもあって高円寺のホープ軒でラーメンを食べる。
濃厚なスープで麺のボリュームなかなか。

少し物足りなかった僕は帰りに西国分寺で下りて前から気になっている「芳一」へ。

ここは同じ西国分寺の人気の鳥料理の店、「鳥芳」
が姉妹店の立ち飲みの店。
「芳一」とは「耳なし芳一」とは関係なく、本店の「鳥芳」の名前から来ているんですね。
20時過ぎに行くと、店の前にはオープンエアで気持ちよさそうに飲む団体さん。
店に入ると大将が
「セットにしますか」
「???」
何のことか分からずとりあえずビールを注文。
ゆっくりテ-ブルのメニューを見ると、セットとは焼き鳥5本+飲み物一杯で1100円という大変お得なメニュー。
初顔の僕に大将が気をきかせてくれたんですね。
「セットでお願いします」
「はいよ」
大将は元気がよく、お客さんのさばき方もうまい。
周りは常連さんばかり。立ち飲みの店なのにボトルをキープをしています。
居心地のいい店なんですね。
最初の出てきたのはレバー。え、これがレバー?というくらい柔らかく濃厚な味。
レバーは一番早く売り切れになるとか。なるほど納得。
皮、ガツと続いて味あうころには僕の顔もほくほく。うまいうまい。本当にうまい。
皮の弾力感とジューシーさ!!
ビールがなくなったところで宮城の墨廼江純米吟醸をいただきます。
すっきりとした口あたりに米の力強い味わい。いい酒だ。
焼き鳥も終盤にさしかかり、刺し身を食べたくなるもハツ刺しもレバ刺しも品切れ。
看板メニュー、チレヌタを注文。脾臓とネギ・ニラを味噌であえたものでピリ辛の刺激がたまらない。
墨廼江が終わったところで、愛媛のクリ焼酎を水割りで。
思ったよりクセがなくスースーと飲めます。
20時30分をまわったころ、焼き鳥はまさに「羽根がはえたように」飛ぶように売れて品切れ続出。
それでもお客さんはどんどん入ってきます。
そろそろ潮時だなと失礼します。
会計をすますときに店の人とお話し。
「この時間で売り切れが多いですねえ。今度来るときはもっと早くこないと(笑)」
「土曜日は仕入れが少ないんですよ」
市場の関係か?
「平日はどうなんですか」
「レバーは8時30分くらいになくなりますが他はけっこう大丈夫ですよ」
「そうですか。会社終わったら早く来ないといけませんね」
「会社は何時くらいに終わるんですか」
「8時過ぎにはここに来れますね」
「そうですか。またお願いしますね」
「こちらこそお願いします」
本当にごちそうさま。今後、ひいきにさせてもらいますよ。