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乳がん発覚から乳房再建までの奮闘記

抗がん剤も放射線もやらなきゃいけないの?

2019-09-13 23:09:00 | 乳がん
2019年7月乳がん発覚。9月左胸全摘手術。今日は退院後3回目の通院。

昨日も通院し水を抜いてもらった。70ccも溜まっていて、明日から3連休なので、今日も抜いておいた方がいいとのことで、また来た。さすがにそんなに多くもないが少なくもない、30cc。

その後、「生検結果が出ました。」まだ先と思って心構えもしてなかった。っていうか、生検なんてすっかり忘れて、もう水が出なくなったら、治療はおしまい、くらいな気持ちでいた。「もう出たんですか?」と私。「病理に早くやってって言ったのよ」と先生。エッ?!嫌な予感。

大きさ4.5×3.0×2.0センチ。術前の診断より大きい。
よくある乳管癌ではなく小葉癌
リンパ管侵襲1
脈管侵襲なし
リンパ節転移なし
皮膚面に癌接触
ホルモン陽性
HER2陰性
KI-67  20%
ルミナールA型
ステージII

という結果。

抗エストロゲン剤を5〜7年。
KI-67が術前は5%だったのに、20%と高い。そのため抗がん剤が必要。
癌が皮膚に接触していたので放射線治療又は追加切除が必要。
追加切除をやると引きつれて乳頭の位置が偏ってしまうことがある。
放射線の方が広い範囲に効くので、万一周辺部に癌が広がっていた場合、それも根治できるし、傷もできないとの理由で、放射線を勧められた。

術前、抗がん剤も放射線も不要と聞いていたのに、ショック。がんと宣告されたときよりも恐怖を感じる。

診察室を出て相談員(乳がん経験者)さんのいる部屋に本を見に行くと、声をかけてくださる。今の気持ちとか不安とか聞いてもらい泣かせてもらう。その相談員さんは抗がん剤をやったのが10年前。まだ多少の後遺症はあるとのこと。やっぱ、そうか。。。抗がん剤は怖い。

兄弟の友達は、放射線を当てたところは汗がでなくなって、夏はすごく辛いと言っていた。叔母(乳がんではないが)も放射線を当てたところが痛いとか、だるいとか言って辛そうだった。放射線も怖い。



台風、自衛隊のお風呂

2019-09-10 23:09:00 | 日記
2019年9月乳がんで左胸全摘。退院直後、大型台風が東京湾を通過。千葉に大被害をもたらした。

シリコンインプラントという選択肢がないので、自家組織乳房再建のため、形成外科に予約は入れたものの、また手術で体を切り刻むのには抵抗もある。意外と水着のパッドがしっくり来ていて、再建しなくても普段は問題なさそうだし、どうしようかなぁ。しばらくこのままでもいいかなぁ。とか思っていた。

が、テレビで被災地のニュースを見ていると、自衛隊の設置したお風呂に久しぶりに入って、束の間リフレッシュする被災者の方々が映し出された。私、このままだと被災して、自衛隊が来てくれてもお風呂に入れないんだ。

温泉旅行に行くことは滅多にないが、スキーに行ったり、何かのついでに温泉行こうということがよくある。そんな時、どうしよう。

肌に貼り付ける人工乳房もあるけど、、、悩みは尽きない。

再建を考え始める

2019-09-09 11:39:00 | 乳房再建
2019年7月乳がん発覚、9月左胸全摘手術を受け、今日は退院後初めての通院。

昨晩関東を直撃した台風にやられて、交通網はズタズタ。電車バスはほとんど動いてない。病院に電話すると診察は通常通り、シャトルバスも運行しているとのこと。よかった。

道路には枝葉が散乱し、バス停も倒れていた。入院のとき同室だった人も今日診察の予定。ご主人に車で送ってもらってるらしいが大渋滞だそう。病院のシャトルも10分くらい遅れて来た。運転手さんは病院の設備も担当していて、昨日の夜中に電気系統が故障したので直して今朝の診察に間に合わせたんだって。ありがたい。

診察は、傷を見て溜まった水40ccを抜いておしまい。

退院直後だというのに、兄弟から再建の先生を紹介してくれるという先生に会うから、一緒に話を聞かないかと言われて、気が早いかなと思いつつ、夜、聞きに行った。夕方には電車も動いていた。

その先生は乳房再建はやらないものの、形成の先生と一緒に先天的な奇形を治療しており、乳房再建にも共通する知見を話してくださった。

シリコンインプラントを入れる方法、自家組織(お腹の脂肪)を移植する方法、脂肪注入の方法。

自分でもネットで調べていたから、少しは知識がある。シリコンインプラントは、この7月にアラガンの部材のリコールがあり、今保険適用で使えるものはない。一緒に行った兄弟は仕事で医療用ではないがシリコンを扱っている。シリコンは変形しないから、動かなければキレイだが動くと不自然に見えるかもと言う。自家組織は魅力的だけど、手術は大変そうだ。胸だけじゃなくてお腹も切って傷が残るし、何より痛そうだ。その点、脂肪注入は、胸もお腹も小さな穴を開けるだけで切らないから、ものすごく魅力的。ただし保険が効かないから高額になる。

先生曰く、一番キレイにできるのは、自家組織だとのこと。脂肪注入は、ゲル状のものを入れるから形を整えるのが難しい上、思った通りに定着しないこともある。自家組織移植で技術の高い先生がいる。周りの女性医師に聞いたら、みんな、もし乳がんになったらその先生に再建してもらうと口を揃えて言っていたそう。一度話を聞くといい。

その場で再建の先生に電話をしてくださった。すると、その先生が今年いっぱいで遠隔地に転勤することが判明した。本当はもう新患はとらないんだけど、診てあげると言ってくださった。今日話を聞きにきてよかった。

その後、先生も一緒に夕飯を食べに出かけた。沢山の輪切りのスダチが一面に浮かんでいるスダチ蕎麦。美味しかった。ビールも一杯だけ。シャバの空気はうまいね〜。

ボリューム補正パッド

2019-09-07 23:07:00 | 乳がん
2019年7月乳がんが発覚し、9月左胸全摘手術。4日間の入院後退院。

術後から退院するまで、ものすごく大きいパッドが患部に当てられていた。右胸(健側)の倍以上ある。ボリューム調整ではなく、傷口保護の目的。

入院前に行った乳がんセミナーの時に、ボランティアの人がパッドを配っていた。一番小さいサイズをもらったのに、大きくて驚いた。全摘すると、私みたいな小さな胸でもこんな大きいパッドが必要なのかぁ。と思ったものだ。

退院後それを入れてみる。やっぱり、デカすぎる。これじゃダメだ。ほんとにAカップ用??

諦めて、同じ時にもらった、手編みパッドの作り方を見て、コットンの毛糸で編んでみた。編み物は得意なんだ。手ごろな大きさ。でも、なんだかしっくりこない。

水着用のパッドを入れたら、こっちの方がずっといい。術後のブラの両側に薄い三角のパッドを入れ、左にはボリュームのある水着用パッド(下の方が厚いもの)を上下逆さまに入れてみた。これで十分だ。



入院同期と意気投合、入院4日目

2019-09-06 06:34:00 | 乳がん全摘手術
2019年7月乳がんの宣告を受け、9月に入院して左胸全摘。退院の日。

同室の人が声をかけてくれ、もう一人の人も誘って、三人でおしゃべり。三人とも同じ日に全摘していたので意気投合。連絡先を交換してこれからも情報交換することに。その最中に担当医の回診。大人しく寝てなさいと怒られちゃうかと思ったら、楽しそうね〜とだけ。よかった。

また水を抜き、今日の午後、退院してよいと言われる。よかった。

実家に帰って、普通のご飯。実は何を食べたかは忘れちゃったんだけど、すごく美味しかったことだけは覚えてる。