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笑っておっぱいを取り戻す!

乳がん発覚から乳房再建までの奮闘記

この一年の闘病記録

2020-08-16 16:40:00 | 乳がん
2019年7月に乳がんが発覚してから、病院とは縁遠かった私がしょっちゅう病院に行っている。

思えば2019年は、乳がんの前哨戦とも言うべきか、年明けに大腸がん検診に引っかかり、内視鏡検査とポリープ切除から始まった。7月に乳がん発覚。入院前に舌に出来た良性腫瘍を切除。9月初めての入院、そして左乳腺全摘。10月親不知三本同時抜き。11月足の裏にウィルス性のイボができ、それ以来、7月までほぼ毎週液体窒素で焼いてもらった。そして4月、乳房の癌が触れていた皮膚の追加切除(2回)。その病理の結果、放射線照射が必要になり、5月末から7月初めまで毎日受けた。身体中腫瘍だらけで、切り刻んで痛めつけてる感じ。さらに子宮筋腫摘出に向けて婦人科にもかかっている。子宮筋腫の手術は8月でもできると言われたが、酷暑かつコロナ禍の中は避けたかった。9月と11月は担当してるイベントがあるから、12月に入れてもらった。

また、2019年10月から自家組織再建を目指して形成外科に通院。3月にエキスパンダー挿入と皮膚の追加切除を同時にやる予定だった。ところがその手術の術前検査の日皮膚の追加切除と同時にできないとの見解に変わり、あえなく中止。

その後、追加切除は4月に終わったものの、予定になかった放射線照射を受けたので、皮膚が柔らかくなるまで再建はお預け、なんだろうと思う。(皮膚の状態を形成の先生に診てもらわないと確実ではないが)

去年の6月から病院に行かない月はなかった。今月初めて病院なしの月。束の間の休息。9月からは、子宮筋腫摘出に向け、薬をもらったり、術前検査を受けたりと、また病院通いが再開する。

遺伝子検査を受ける価値は大きかった

2020-08-13 20:48:00 | 乳がん
2019年7月乳がんが発覚し、9月左胸全摘手術を受けた。術前の予測では抗がん剤も放射線も不要とのことだったが、術後再建の結果は、両方とも必要という、大ドンデン返しだった。

抗がん剤は髪の毛が抜けるし、10年間くらい手足が痺れるとか、だるいとかの副作用の恐れもある。と聞いていたのでどうしてもやりたくなかった。

見えてるがんは手術でとっちゃったから、抗がん剤をやっても、癌が消えるとか小さくなるとかの目に見える効果はない。何も起こらなければやってよかったということだと言われても、やらなくても再発しないかもしれないので、腑に落ちない。見えない、本当にいるのかどうか分からない敵との戦いのために、みすみす今の健康体を失うのか?そんな気がしていた。

そこで、45万円という高額な費用をかけてオンコタイプDXをやった。その結果、ホルモン治療をやった場合の再発率3%、それに加えて抗がん剤をやっても上乗せ効果1%未満、つまり、抗がん剤をやっても意味なしとの結論に至り抗がん剤は免れた。

45万円で、副作用のない10年間の健康を買ったと思った。でも、たまに、抗がん剤をしなかったことで再発するかもという心配が頭をもたげていた。

ブロ友さんで、キュアベスト95GCを受けた方がいらした。

キュアベストは95種類の遺伝子を調べ、費用は22万円。これに対しオンコタイプDXは21種類で45万円。オンコタイプは割高だったかぁ。とか思いながら、読み進めると、キュアベストを受けた理由が書かれていた。


抗がん剤は、しばらく使うとがん細胞が耐性を持って、効かなくなる(獲得耐性)。幸いなことに乳がんは使える薬の種類が多いが、それでも、使える弾数に限りがある。使い切って仕舞えば後は諦めるしかなくなる。

今、必要がないのに抗がん剤治療を受ければ、ムダに抗がん剤を1種類使うことになる。そのためにがん細胞が耐性を持ってしまうかもしれない。そうすると、再発・転移した時の切り札をみすみす1枚捨てることになる。切り札は多い方がいい。今この切り札を使うかどうか遺伝子検査で調べる価値は大きい。

というものだった。この視点は、オンコタイプを受けることにしたときの私にはなかった。先生もこれは言ってなかった。そもそも、抗がん剤に獲得耐性の問題があることも知らなかった。

結果としては、一枚切り札を温存できたんだ。よかった。


久しぶりの乳腺科、がん治療から子宮筋腫摘出への移行

2020-07-06 17:38:00 | 乳がん
2019年9月乳がん(小葉癌)で左乳房全摘。10月からタモキシフェン服用。2020年4月皮膚の追加切除(2回)。5月末から7月初めまで全25回の放射線治療。次は子宮筋腫の切除が待っている。

今日は乳腺外科行ってきた。4月末の2回目の追加切除の後は電話診療だったから、病院に来るのは2ヶ月ぶり。この間にやっとインターネット診療も可能になった。でも、今日は放射線照射後の皮膚の状態を診ていただくため、リアル診療。

皮膚の状態を診て、副作用軽くてよかったね。追加切除の傷は、時間が経てば薄くなる。ヘパリン類似物質の後にバイオイル(小林製薬)を塗るといいと勧められた。傷も薄くなるし、乾燥も防げるとのこと。一滴くらいをごく薄く伸ばすのがポイント。塗りすぎるとかぶれる可能性あり。帰りに買ってみた。これ↓



婦人科(子宮筋腫摘出を予定)の先生からのお手紙を渡し、問い合わせ(卵巣もとるかどうかなど)の回答を頂く。

ホルモン陽性なので、卵巣を取った方が、エストロゲンが出なくなり予後がいい。更年期の症状が出るが、年齢を考えれば、遅かれ早かれ出るから、あまり気にする点ではないと思う。卵巣を取るためだけに手術するということまでは勧めない(乳がんの予後だけ考えて取るという人もいる)が、子宮筋腫を取るなら、同時に卵巣摘出することを勧める。以前、子宮筋腫の切除するなら卵巣も取ってもらって来なさいと言われていたから、予想通りの回答。婦人科宛に手紙を書いてもらう。伝書鳩みたいだ。

時期は急がなくてもいい。(私の希望の)11月でいい。

健側の外側を押すと痛いと言うと、加齢でホルモンが足りなくなっているからで、心配ないでしょうとのこと。癌なら痛くないとも。診て欲しければエコーで診るよと言われたが、明らかに診る必要なしオーラが漂っていたし、そう言われれば、安心だったので、エコーは遠慮した。

タモキシフェンの処方は今回も3ヶ月分。

犬の絵が描いてあるTシャツを着ていたら、先生がカワイイと褒めてくださった。この犬はお友達のお母さんが描いたもので、東日本大震災でみなしごになったペット救済のチャリティーのために販売してるもの。診察中だと言うのにそんな説明もして、しばし女子トーク。

帰宅後、バイオイルを塗ってみた。ごく少量を伸ばしてみた。すると、内側上方がピリピリする(神経の残っているところ)。念のためすぐに洗い流してヘパリン類似物質を塗ったら治った。痛かったのは前に痒いかなと思ったところ。塗るときの摩擦が大きくて刺激したか、合わないのか?今度は摩擦しないようにつけてみよう。一番大きいサイズ3080円を買っちゃったから、合わなかったら大打撃だ。また夫に取られちゃうかも〜。


乳がん発覚1周年・乳がんの原因

2020-06-28 10:38:00 | 乳がん
2019年9月乳がん(小葉癌)で左乳房全摘。10月からタモキシフェン服用。2020年4月皮膚の追加切除(2回)。5月29日放射線の照射開始。全25回中21回が終了した。

全摘手術のとき、同じ病室だったお友達から連絡があった。同じ全摘同士で仲良くなった。1年経つので次の診察ではMRIを受けるそうだ。

そう、私もしこりに気がついて病院に行ったのが6月末。調べたらちょうど一年前の昨日(6月27日)のことだった。一年経って放射線治療がそろそろ終わり、タモキシフェン服用は当分続くものの、通院治療は一区切りつく。(MRIで何も見つかりませんように!)

この一年、ちょくちょく、癌の原因を考えた。夫がタバコを吸ってるからか?夕飯、いつも簡単な同じものしか食べてないからか?子供のとき牛乳飲みすぎたのか?輸入肉食べてるからか?仕事のストレス?寝ないで仕事したり、遊んだりしてたから?お酒?人間関係?思い当たることを挙げればキリがない。今後、思い当たることを全部断てるか?できないし、これらが本当に癌の原因かも分からないから、無理して断っても無駄な努力かもしれない。自分を責めてもしょうがないし、癌に悪いと言われていることを全部やめて仙人のような人生送ってもつまらない。

今年の4月、救世主に会った。この本↓
環境ホルモンがエストロゲン様の働きをして、精子の数を減少させていることを中心に書かれているが、乳がんを発症させている可能性にも触れている。乳がんの餌はエストロゲンということは分かってるから説得力あり。この本を読んでから、乳がんの原因は環境ホルモンだったと思うことにした。そう思うと気が楽になった。

この本、環境ホルモンにより人類が滅亡する危険性を伝えているから、読んでホッとしている場合ではないのだが。もう少し勉強して環境ホルモン低減に出来るだけ協力しようと思う。







病理結果説明の音声データを聞き直した。

2020-06-18 00:18:00 | 乳がん
2019年9月乳がん(小葉癌)で左乳房全摘。10月からタモキシフェン服用。2020年4月皮膚の追加切除(2回)。5月29日から放射線治療中。

携帯のアップデートに必要な空き容量がなくて、データ消去のためにボイスメモを開いた。

二つのデータが残っていた。一つは手術後病理の結果を聞いたとき、もう一つはオンコタイプDXの結果を聞いたときのもの。

病理の結果は、最初1人で聞き、思いもよらなかった抗がん剤と放射線が必要になったと聞いて、テンパって理解しきれず、後日、両親ともう一度聞きに行った。

このときは、二度目だし、十分理解したと思ってたけど、聞き直したら、理解しきれてなかったことや、このときの話と違う方向に進んでることや、すっかり忘れていることがあり、なんだか新鮮。乳腺科の先生の説明は的確かつ明快で、流石、プロだなぁと改めて思った。

また、聞いたときの気持ちも思い出したし、この後の9か月間のことが走馬灯のように蘇ってきた。

このときが、原点?というのか、このときから、いろんなことを調べて、考えて、先生に聞いて、家族とも協議して、落ち込んだり、喜んだり、泣いたり、笑ったりして、駆け抜けてきたという感じ。消去しちゃおうかと思ってたけど、ヤッパリ取っておくことにした。で、携帯はアップデートできないまま、今日はおやすみなさい。