松山学園

2008年03月08日 00時00分46秒 | 伝えたいこと

先日は生命のメッセージ展IN川越少年刑務所のことを書きました。

私は３月　７日（金）に約１時間松山学園でで話してきました。
（４０分の話＆交通事故被害DVDが約１０分）
県立西高校の近くってことは知っていたけど
迷いました（笑）
西高まで行って右折なのに手前で右折したから
すごく狭い住宅街に入り込んでしまって
たぶん…車の通れないような道を走りました（涙）
だってバックすらできないもんで…
西高の正門まで行ってから右折でした。
坂道をくだると・・・まあわかりやすい・・・
松山学園と言ってもピンと来ないかもしれませんね。
わかりやすく言うと・・・少年院

いや…少年更生施設

軽犯罪の二十歳未満収容の施設でした。

我が家の場合は犯罪で生命を失ったわけではありません。
でも、相手は当時少年でした。
ちょうど少年でも悪質だと刑事処罰の対象になると刑法が
改正された直後でした。
だから、家庭裁判所から検察庁に差し戻されて
刑事裁判となったわけですが・・・
もう６年以上前の話です。

原付免許は持ってるかもしれないけれど
ほとんどがこれから普通車免許を取得する子供たちです。
親の気持ち、家族の気持ち、兄弟の気持ち、
いろんなことを話してきました。
どの程度、少年たちの心に伝わったのだろう

毎日、訓練されているんでしょうね。
微動だにせず、耳を傾けてくれました。
たぶん…過去には頭がキンキンだったであろう少年たち。
見た目にはすごく穏やかでどこにでもいる少年でした。
下手すると我が息子の方が目つきが悪いかも・・・

やっぱり・・・親の生き様を見せないといけないんだな～と実感。
私は立派な親じゃありません。
でも一生懸命、子供と向き合ってきました。
そんな親の背中は見せてきたつもりです。
たまたま非行には走らなかったけど
小さいころの子供は誰だって無条件に可愛い。
目の前にいる少年たちも、思いっきり愛情を注がれて
育ったはず。
きっと…どこかでボタンをかけ違ったんでしょうね。
挨拶とか感謝の気持ちなんて人に促されてするもんじゃないと思うけど
そういう姿を見ずに生活していたらわからんことなんでしょうね。
話を終えて、教室を出て行く時に、
一人一人が先生に言われたわけじゃないのに
私の目を見て小さな声だけど、きちんと

「ありがとうございました。」

が言えてました。
今からだったらいくらでも修正は可能なんだから
真面目に社会復帰を目指してほしいと思いました。

園長先生は幼稚園の園長先生のごとく優しい物腰の
温和な感じの先生でした。

私の話が良かったかどうかは別として
こういう機会を与えていただいてありがとうございました。
私は娘の存在を確かめる良い機会でもあるわけで
そして娘の生命を伝えることができるわけですから。

今日も一日ありがとう～