稲敷市議会議員 根本こうじの活動報告ブログ

元気計画イナシキ。実行中!

全員協議会 「不法投棄 稲敷市提訴へ」

2023-11-25 | 議員活動
11月25日毎日新聞記事から、



稲敷市の山林などで産業廃棄物が不法投棄された問題で、
国の公害等調整委員会が業者や許可した市に対し
計約2018万円の支払いを命じる責任裁定を下したことを不服として
市は24日「責務不存在の確認」を求め水戸地裁龍ヶ崎支部に提訴する方針を明らかにした。

市議会全員協議会で経緯を説明。
その後、臨時議会で提訴関係議案を審議する予定だったが時間切れで流会し、
筧信太郎市長が謝罪する一幕もあった。

裁定によると、埋め立て業者「アルファブレインズ」は2015年、
市から土砂埋め立ての許可を受けたが、
16年に許可外の山林あy墓地に許可を受けていない産業廃棄物を埋め立てた。
山林を保有する法善寺と周辺住民15人は19年、
撤去費用と慰謝料を求め公調委に裁定を申請。
10月31日不裁定は市と業者の連帯責任を認め、土壌中和費用などの支払いを命じた。

この日、全協で市側は「市には2018万円の損害賠償責任は存在しない。
30日以内に提訴する必要がある」と説明。
裁定で、市が規則で定める運搬業者などとの契約書の提出を求めず、
「漫然と廃棄物であることを見逃し、注意義務に違反した」と指摘されたことについては
「業者が千葉県の中間処理施設業者として許可されたいたとの書類を提出したため、
詳細調査はしなかった。
許可地以外の埋め立ては市も業者に撤去命令や刑事告発をした」と釈明した。

全協では、審議に要する裁定書が事前配布されず、
当初即日決議を求められたことに複数の議員が疑義を唱えた。
「裁定の重みを考えるべきだ」「市は事務執行に一点の曇りがないと言えるのか」など
鋭い追求が続き、議事日程の変更や断続的な休会を余儀なくされた。
更に質疑で市担当部長が「裁定は効力がない」と誤答弁したり、
「市の方にも過失があった」と認めたりし、その度に紛糾した。
市は裁定内容を精査した上で提訴したい考え。
一方、申請者側は、土壌中和ではなく全量撤去を主張しており、
近く賠償増額を求め提訴する方針。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする