
義母・御年65歳・横浜生まれのハイカラさん(死語?)
洋裁のプロフェッショナル。
綺麗なのは好きだけど掃除は大嫌いな私と
正反対でお掃除大好きな主婦の鏡。
いつも家中すっきりピカピカ。
前世はコマネズミかと思うほどじっとしていない。
小柄だけど、小顔で贅肉がなく引き締まったスタイル。
見た目年齢はマイナス10歳以上。
シンプルでさりげないファッションを好む
スポーツ万能のアスリート系スーパーバアバ。
愛読ファッション誌はSTORY。
ゴールデンウイーク帰省した時に
コンバースの最新モデル・ウエッジソールのハイカットスニーカーを
嬉しそうに見せてくれた。
STORY4月号に同モデルの黒が掲載されていた。
欲しい物は息子(義弟)を使って入手経路を調べ、手に入れる(笑)
足のサイズが同じなので、さっそく試着!
これとっても履きやすく、足が綺麗に見えてかなり可愛い。
私は定番のぺたんこ白コンバースを長年愛用してるけれど
長時間歩くととぺたんこ靴って意外に疲れる。
5~6cmのソールが付いているこれは本当に楽!
個人的にはゴールドのラインが同色か白だともっと好きなんだけどな~
でも、とにかくこれホントに良かったです。おすすめ!
お値段 7,875円 (税込)白・黒・パープル3色展開。
コンバースのロゴが内側の側面に入ってるさりげなさがニクイ。
っていうか~65歳でこれをセレクトして
しかも無理なく似合ってるところが素敵!
ずっとお洒落心を持っていて綺麗でいてほしい。
雑誌一冊で何時間もキャッキャと盛り上がってる
義母と嫁をみて、義父と主人は「わからん…」連発。
そんな元気でお洒落な義母。
実は昨年春、検診で乳癌(ステージ2)発見。
抗ガン剤治療で患部を縮小し、昨年12月に手術したばかり。
同じ病で母を亡くした私は絶望の淵に立たされた。
運良く乳癌の権威と言われる名医との出会いと
自身の免疫力で驚異的な回復を見せ
わずか半年足らずで自分が癌であったことも忘れている程。
幸いな事にリンパ節への転移が無かったので
癌を切除した方の手も健常者と変わりなく使える。
(リンパを取ると感染しやすく止血しにくいため、怪我や内出血を
起こさないよう切除した側の腕は死守しなくてはならない。)
再発しやすい癌なので油断は出来ないけれど
主治医にも太鼓判を押していただいた。
毎年、定期的に検査をしている義母が
多忙だった一昨年、毎年異常なしだから大丈夫だろうと
たった一度だけ検査を怠った。
皮肉にも翌年の検査で癌が見つかった。
油断せず検査をしていれば、もっと早期発見出来た。
あそこまで苦しい治療もせずに済んだのに…と悔やんでいた。
このブログで繰り返し、しつこい程お伝えしている事だけれど…
乳癌で亡くなった母のこと、再発乳癌と闘う親友Sちゃんのこと、
そして私自身の乳癌検査の事…。
最愛の母の辛い死、親友を襲う憎い病。そしていつも元気な義母の発病。
出来れば封印してしまいたい辛い事実だ。
けれど敢えて私は定期的に記事にし続けている。
それは一人でも多くの女性に定期検査を受けて欲しいという
切なる願いから。
私が驚愕を覚えるのは、ママ友達の意識の低さである。
女性の命を脅かす悪魔はこれほど身近に潜んでいるにもかかわらず…
その事こそが、この病気で命を落とす女性が
増え続ける原因の一つではないだろうかとすら思える。
「検査は痛そうだし、恥ずかしくていやだな」
「癌って言われるのも怖いわ…」(知らない方がもっと怖いでしょ?)
「近親者に乳癌いないし…」(関係ありません)
「それに…多分私は絶対大丈夫」
友人達はほぼ100%に近いほど上のコメントを残す。
乳房と命を失った女性全員が、かつてそう思っていた様に。
今思えば私とて身近に乳癌を患った女性がいなかった時期、
彼女達と変わらない意識だった事を思い出す。
エクリュのお客様やブログ読者の方はほとんどが女性。
何度か記事にするうちに、
「検査に行ってきました」
「今まで無縁と思っていたけど検査に行こうと思います」
というコメントが寄せられるようになった。
だから私はこれからもずっとこの記事を書き続ける。
まだ検査をしていない皆さん!
明日にでも検査予約をして下さい。
自分のために、家族のために…。
羅患した本人と同じ位、家族も辛いのです。