
日曜日、岡山に6時50分到着。
曇り時々小雨。気温20度越え。湿度高めの不快な気候。
ランナーにとっては過酷な温度。
スタート地点で美女はるなさんとスタンバイ。
銀メダリストの有森裕子さんがエールを送ってスタート。
…が、チームメンバーの先頭2名は見つけられず…
Hちゃん発見!
ゼッケン番号でランナーの位置確認しながら
レンタル自転車で追いかける。
A,Bブロックスタートのエース2人は順調な走行。
3時間20分切り行けそう…。
Cブロックスタートの泉州国際に照準を合わせるHちゃんは
岡山はその調整でゆっくりめのスタートから終盤徐々に上げる戦法。
ラストのKさんはどうしても検索にかからなくて捜索不能。
私がランナー情報をチェック。
はるなさんが携帯ナビ担当。
自転車爆走するなか、振り返ると彼女がいない!
はるか彼方に警察官につかまる彼女の姿。
携帯を握りしめて自転車走行した違反切符切られてる。
この足止めで応援地点の25キロには速い二人に到底間に合わない!
一番きつい30キロ越えで応援してあげたい。
35キロ地点に先回りして逆走する予定だったけど
規制で動けず、36.7地点の電光掲示板で二人で待機した。
ランナー情報をチェックして一抹の不安。
トップ二人が30キロを最後に更新されず
何かのトラブルがあった事は明らか。
5キロ25分以内のペースで通過してきた二人。
50分経過しても姿が見えない。
その時、Tさんは通過の更新情報。ほっとすると同時に
見つけられなかったことに落胆。
けれどリーダーSさんは停止したまま…。
昨シーズン怪我で棒に振った辛さを見てきた。
だから復帰第一戦の応援に駆けつけた。
ゴールに戻ってきてくれる事を祈って
トップのTさんを追いかけゴールに移動。
規制の為、遠回りで移動するしか術がない。
体力が復活したTさん、順調にスピードを上げ
辿り着く私たちより先にフィニッシュ情報がアップされる。
スタジアムに到着した瞬間、フラフラのSさんの姿
フィニッシュゲートの手前に見えた。
はるなさんとふたり…涙が出た。
千切れるほど手をふり、大声で声援を送る。
チラッとこちらを見て、弱々しく手を上げ
ゴールと同時に抱きかかえられ医務室に運ばれて行った。
彼が途中歩いたレースはこれが初めてだった。
「これが実力」とつぶやくように一言。
言い訳もしない。
あの状態でも白旗をあげなかった姿に畏敬の念を抱く。
その2~3分後に骨折から復帰した
Hちゃんが自己ベストで帰ってきたのに…
医務室を探してる間に、見損ねた…
結局、誰の応援も出来ずf^_^;
マラソン、人間の限界は30キロまでだそう。
残りの12キロに精神力など他の要素を要するという。
ラストスパートに人となりや生き様が顕れる。
人生の縮図がそこにある。
何があっても最後まで走りきる人。
結果が出ないと判断し、途中で棄権する人。
最初から保険をかける人。
結果の言い訳をする人。
それを経験値に次なる戦略を練る人。
それぞれの決意を胸に、
次のレースに向けて走り出す。
はるなさんとパフェシェア(^_^;)
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