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えんどうえこばなし

フラメンコ。レッスン動画とえこばなし。

「にし」の感想

2013-08-22 14:28:57 | ボランティア
今日、「にし」に来て下さった生徒Sさんに感想を伺った。
死ぬほど嬉しかったのでここに掲載。

「一部前列に座っていた方(*にしの利用者さんである)が、すごかった。ハレオ(オレー)のタイミングも、パルマもばつぐんにピッタリで、彼ははじめてフラメンコをみたんですか?!(*もちろんそうである)なんか帰り道不思議な気持ちになっちゃった~。踊ることの見方が変わったっていうか、なんだろう、すごい不思議な感じ!」

そうなのである。
子どもでも大人でも、頭じゃなくて呼吸とか毛穴とかでリズムをとってるとしか思えない人ってたまにいるけれど(マイケルジャクソンとか)、そういういわゆる「リズムをもっている」人の存在の確率が「障がい者」っていわれている人たちの中にいくと飛躍的に上がるのである。あれはなんなんだろうか。踊るってこういうことだ。歌うってこういうことなんだ、って毎回毎回学ばせてもらえる。なんかこう「かなわないなあ」って気持ち。
でもそういうことってあんまり知られてない。
それに聞いたことがあっても、百聞は一見にしかずなわけで、でもそういう機会ってない。

「なんかみんなに知ってもらいたいよね!!」
って話をする。
ねえねえすごいんだよ!って。

「この感じ、、嬉しいような、、、悔しいような!!」
って生徒Sさんはニッコニコして言った。
そうそう。くやしい!!って嬉しくなっちゃう感じ。

踊りだけじゃない。
彼の話ばかりだが、会うとにこにこしていて盛り上げてくれて、なんていうんだろう、スティービーワンダーの歌みたいなハッピイな気持ちになる人なのだ(喩えが古くて申し訳ない)。
存在がスティービーワンダーの歌ってすごいでしょ!?
くやしい!うれしい!


もちろん「その時」だけを切り取って見ている私たちは、いろんなことを知らない。長く付き合えば、違うシチュエーションで付き合えば、いろんな別のことが見えるのだろう。
でも、仮に「その時だけ」の話だったとしても、こんなに気持ちがハッピイになる相手はそうそういないと思うし、「障がい者」っていう風にひとくくりにして「なんかこういう人たち」って分類分けして、どこか施設にいてたまに電車で見かける、みたいな理解よりはずっとずっといい。
「その時だけ」でもなんでもちょっとずつ分かりあっていけたらステキだと思う。

そして彼らの「嬉しいような悔しいような!!ところ」は電車の中にいるときよりも、踊り合っている時のほうがよく見えると思う。

「にし」でのランチタイムコンサート、あしおとでつながろう!プロジェクトでは次は12月17日です。わたしは行くか分かりませんが、興味あったらぜひぜひ足を運んでみて下さいね!!

つけたし
そして生徒Sさんは結局われわれの演目についてはノーコメントで帰って行ってしまった!!いや、いいけど!!

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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すべてにありがとう!! (なつこ)
2013-08-22 22:24:56
うれしいな。その感じを世界中に共有したいのです。
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ねえ! (えこ)
2013-08-24 09:21:00
なつこさん
うれしいねえ!!ひろがれひろがれ!!
返信する

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