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えんどうえこばなし

フラメンコ。レッスン動画とえこばなし。

おそれる

2013-07-23 23:08:42 | えこばなし
ひるのクラスが終わった後に、ゲリラ豪雨の話から「人工降雨」の話になった。
雨不足、または翌日の快晴のために、発達した雨雲にヨウ化銀とかを散布して人工的に雨を降らせるらしい。

私は「人工降雨」という存在自体知らなかったし、そこにいた生徒さんたちもみな立派なマダムなので記憶があやふやで「ほら、あの北京オリンピックの」とか「なんかしらないけどなにかを撒くんだって」的なぼんやりした話で「へー」とか「すごいねー」とか言ったあとに、誰かが「なんかさあ、だけどそういうことってしない方がいいような気がするよね」と言ったら、そこにいた人たちがウンウンと深くうなずいた。

興味深いなあと思う。

わたしを含め、日本の文化に馴染んだ者は「自然に手を出すのを恐れる」というクセがある。
別に「ヨウ化銀は人体に悪い云々」とかいうことでなくて「龍神さまが怒るんでねえか?」とか思ってしまうのだ。
科学的でもなんでもない。ただただ「そんなことしたらバチがあたる」という感覚。
それは便所の神さまやら貧乏神さまやらまでもがいらっしゃる、この日本ならではの感覚なんだろうか?
よく「中国やヨーロッパではそんなことはない」とか聞くけれど、本当にかの地では「山の神さま」とかはいないんだろうか?キリストさんやマリアさんやアッラーの神さましかいないところだと、こういう感覚はないんだろうか?日本でも特定の宗教を信じている人はどうなんだろう?そもそもこの感覚は神さまと関係あるんだろうか?

興味深いなあ。
今度のスペイン語クラスでフリアナに聞いてみよう。

若い人たちはどうなんだろう?
あ、やだな。これはやな感じだな。っていう、リクツにならない感覚はわたしたちと若い人たちとでは同じ時に起きるんだろうか?

山の神さま、海の神さま、どうかわたしたちをお守りください。
そうやって伏して願って恵みを頂いて暮らしていた時には戻れないし経験したこともないけれど、でもこの染み付いた感覚が日本独特のものなのであれば、これこそが愛国心とかいうものにつながって行くんじゃないんだろうか。ハタとかウタとかじゃなくて。

そんなことを思った火曜日。
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