数学 TOY BOX ~数学から数楽へ~

数学の世界の入り口になれば幸いです。

数学のほんとうの使い道であります。

2011-10-16 22:25:38 | 数楽書
今日は数学書、数学のほんとうの使い道を紹介させて頂きます。

題名:ちょっとわかればこんなに役に立つ 中学・高校数学のほんとうの使い道
著者:京極一樹

数学を勉強している中学・高校時代、誰でも思うことがあります。
それは、こんなの勉強しても将来何の役に立つんだ、ということです。
その質問に対しては大体、コンピューターや暗号とかに使われてるし、日々の暮らしでも計算は必要だろう?と答えが帰ってきます。
じゃあsin cosやベクトル、行列、微分積分に解の公式とかは一体何に使うのさ!と思いますよね。
そういうことを先生に言うと、そんなのはいいから勉強しなさいと言われてしまうことでしょう。

さてこの本はそんな悩みをパッと解決してくれる一冊です!
中学・高校で行った勉強は社会のどういう側面で使われているのか!?
一体自分達がやっていた数学はどこへ応用するための道だったのか?!
これを読むと なるほど数学というのはこんなに使われているんだ! 無駄じゃなかったんだ! と分かります!

また、分かりやすい図も多数載っていますし、さらにそれぞれの分野の応用も載っています。
これを読んで数学をしてたことが無駄じゃなかったことが分かり、さらにまた新たに数学をしたくなってしまう…なんて一石二鳥なのでしょう!(((
「将来使わないから」。こんな理由で数学を避けた人に是非読んでもらいたい本です。

しかし数学って本当に 将来使わないじゃないか って言われやすいですよね…何故か。
他の教科だって将来使うかといわれるとなかなかどっこいどっこいな気もするんですけどね…(((
まぁ駄々こねて勉強したくないだけなんでしょうけども。


5分でたのしむ数学50話であります。

2011-09-20 16:44:44 | 数楽書
今日は数学書、5分でたのしむ数学50話を紹介させて頂きます。

題名:5分でたのしむ数学50話
著者:エアハルト・ベーレンツ
翻訳:鈴木直

この本はドイツの新聞コラムに載った数学の話をまとめたものです。
以前紹介した数の悪魔が子供向けならば、この5分でたのしむ数学50話は社会人向けですね。
朝見る新聞のほんの少しのコラムにこういう話が載ってたら、それは素敵なことだと自分は思ってしまいますw

内容はやはりま数学の雑学ですが、その説明が細部に渡ってされています。
これこれこういうことがあるんだよー→へーそうなんだー で終わるのでなく、「その仮定にあるもの」「それを応用するもの」も見せてもらえます。
より数学というものの面白さを深く教えてくれます。

どこかで話だけは聞いたことはあったけど…本当はそういう意味だったんだ。
名前だけは知ってたけど、こういう風に使われているんだね。
といった感想が出ること間違いないと思います!w

そして題名の通りこの本は50の話によって構成されています。
なので読みやすい、飽きにくい、素晴らしい!(((

また、数学の面白い話もですが、さらに数学者の面白い話も多数載っています。
数学者とはどういう人種なのか、波乱万丈なのか…見て知って頂けると、面白いですよ!w

続編も出ておりますのでそちらもどうぞw

面白くて眠れなくなる数学であります。

2011-09-12 20:22:04 | 数楽書
今日は数学書、面白くて眠れなくなる数学を紹介させて頂きます。

題名:面白くて眠れなくなる数学
著者:桜井進

この本は数多くの数学書を出されている桜井進さんの本です。
内容は数学の雑学の紹介となっておりますが…これが面白いんだなぁ…(((
いや 自分はもともと数学が好きだと言うこともありますが、これは数学が嫌いな人でも読めるものです。

単純に数式をどーんと出されてもそれだけで辟易してしまう人は多いです。
しかし本書は視覚的、イメージ的にも数学の面白さを教えてくれます。

また自分はこの本は、数学なんて使わないよ!と言っている人達にこそ教えたい内容が多く載っていると思います。
身近なところで使われている数学、また不思議な魅力を数多く紹介してくれます。
他にも中学や高校で倣った数学記号の意味なども詳しく教えてくれます。
あの頃の疑問に終止符を打てる、そうだったのかと納得出来る、そんな一冊です。
秋の夜長、眠れないそんな夜にぴったりの一冊だと思いますよ?w

続編も出ておりますのでそちらも是非w