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汚染水の海洋放出で海洋放射能汚染が始まる。人類絶滅は温暖化より先に「渚にて」死す!

2023-08-23 21:29:24 | 社会
●海洋放出しない解決策:トリチウムを除去した後、蒸発処理し、残った高レベル残留物はガラス固化する。海洋放出は人類絶滅の引き金を引く犯罪行為。 

日本の「オンカロ」(放射性廃棄物の最終の捨て場)は福島県沖の海洋となった。

国民や漁民の意見も聞かず危険な海洋放出を独断で決行しようとする岸田。マスゴミTVは一斉に海洋放出決定の速報を流したが、反対すべきという論調は皆無。

「決まってしまったものは仕方がない」、「風評被害が心配、今後はどう風評被害を軽減していくか?」。これが「良い人」日本人の考え方。
筆者はこれから「悪い人」になる。汚染水が心配、日本の海産物は今後できるだけ食べないようにする、食べる場合、日本産は避け、ヨーロッパ産を選んで食べることにする。食べて応援したい、無知で「良い人」ぶりたい人はお好きに。

海洋放出がとんでもない暴挙であることはいずれ知れ渡ることになるが、日本人は誘導されたマスゴミTV報道の論調を鵜呑みにして、まるで自分の意見のように口にする。風評、風評、風評被害。便利な言葉だ。「処理水は安全」という意味が大前提となっている言葉で、しかもこの言葉を発すると、私は「漁業関係者を気遣っている」という意味にもなって即座に「良い人」になれる。汚染水が日々捨てられていく現実から逃避できる。

筆者は何度もトリチウムは除去できる技術があると記事にしてきた。不必要で莫大な日本の防衛予算を使ってアメリカの旧式兵器の在庫払底に協力するなとも言ってきた。

トリチウム除去施設にはかなりのコストがかかるが、かけがえのない海洋、地球環境を放射能汚染させないためにはコストがかかってもトリチウム除去施設をいまから構築すべきである。それは汚染水を出し続ける日本の責任でもある。安易で危険な海洋放出は許すべきではない。

海洋放出はやめて、蒸発処理を行うのである。だがトリチウム水HTOを含んだままでは、放射性プルームとなって大気中に拡散し雨となって、飲料水や食物や生物を汚染してしまう。

(JAEA資料 IAEAの日本の子分。国民にはトリチウムは世界中で放出されていて安全であるとマスゴミTVでは報道させていたが、危険な放射性物質であることは仲間うちだけで情報共有)


だからトリチウムを除去した後で蒸発処理を行うのである。蒸発後に残った放射性残留物はガラス固化して、環境から離れたところで長期保管すればよい。


●あなたは海洋放出賛成のおバカの日本人5割超の一人か? 

あなたがおバカの一人かどうか?

(膨大な放射能汚染水を海洋放出することに日本人の5割超が賛成とは!無責任な日本。 ANNテレ朝NEWS2023.8.20)



◆トリチウムはWHOの安全基準(1500ベクレル未満/1リットル)に希釈して放出すれば安全?

経産省内では、半減期12年余のトリチウムによる内部被ばくの危険性、食物連鎖による人へのOBT(有機結合型トリチウム)蓄積の危険性については10年前から承知していて、バカな国民には海洋放出に反対しないよう御用TVに安全性だけを強調させて洗脳してきた。だから内部被ばくもしない、生体濃縮もしないから安心と騙されたバカが海洋放出に寛容となり5割も賛成することになった。政府のプロパガンダの勝利である。

(10年前の経産省トリチウム水タスクフォース山西敏彦氏(日本原研)が作成した資料



◆「処理水」だからトリチウムだけしか残っていない。他の放射性物質は含まれていないから安全?

ALPS(他核種除去設備)で取り除かれるのは、公称62種類の核種のみ。実はあまり知られていないが、トリチウム以上に有機化合物を作り出す炭素14(β線放出、半減期5730年)も除去対象ではない。ご存じのようにタンパク質、糖など穀物や肉などは炭素化合物である。

また除去対象の62種類の核種も完全除去ではない。「これぐらいまでの基準以下なら科学的に安全だろう」という科学的裏付けのある基準ではない。多くの放射線照射量基準と同じように「ここまでの除去コストなら社会的に容認できるだろう」という経済的社会的基準から設定されたものである。またこの除去対象も濃度も除去基準量も、タンク総量の3%を測定して割り出した推定値である。とても「科学的に安全」とはいい難いものだ。

よってこれから海洋放出される「処理水」とは

トリチウム、炭素14と、62種類の取り残しのある放射性物質も含み、その他推定も出来なかった未知の高レベル放射性物質が混在した汚染廃液」である。

「敗戦」を「終戦」と言い換えた日本。「処理水(treated water)」と言い換えたのは御用TVのNHKである。2021年4月、NHKは日本政府が海洋放出の方針を決めたことを海外に伝えるときに、「汚染水(radioactive water)が処理されずに放出されると海外の人に誤解されかねない」という視聴者?からのクレームに忖度して差し替えたのだ。(Wikiから)

62種類の除去対象核種一覧。溶解した燃料デブリに触れた汚染水にはもっと多くの放射性物質が含まれている)


原発内(ウラン235を熱中性子で核分裂)では、およそ質量数60から160までの多様な核分裂生成物が発生することが知られている。生成物の発生数は一律ではなく質量数95付近と140付近のピークに近い物質が多数派。中性子などが飛び交う崩壊の中で時間経過とともに放射性核種が変わってくる。短命核種のヨウ素131(半減期8日)やルテニウム106(半減期約1年)、長寿命のプルトニウム241(半減期約14年)、超長寿命の炭素14(半減期5730年)、極超長寿命のプルトニウム239(半減期約24000年)など超ウラン元素も存在する。

溶解して溶け込んだ様々な物質の中にはプルトニウムも「処理水」に含まれている可能性がある。
冥界の王プルートの名を冠したこの不吉な元素は、たった27/1000,000(百万分の27)グラムで肺ガンを起こす猛毒である。

世界の原発から放出されているトリチウム量の方が日本より多いというスピン報道がある。量が多いことは確かに問題だが、政府誘導のプロパガンダに乗せられてはいけない。核燃料棒も溶けメルトダウンしてコンクリートやペデスタルをも溶かし一体化した880トンの最恐最悪のデブリ。日本が放出する汚染水は、誰も近づけない、探査ロボットでさえ接近して次々と「死んでいく」高レベル放射性デブリに直接触れた汚染水である。

まともな報道をしない日本のマスゴミTVがよく報道する日本より多く世界で放出されているトリチウム水というのは、核燃料棒の外側から冷やしていた冷却水である。暴露された核燃料に接触した水ではない。

核分裂生成物の収率グラフ。JAEA資料)


岸田は「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」と漁業者に約束しているから、独断で放出しないだろうと信じていた。

8月20日に福一の現場視察した岸田。だがTVで偉そうに訓示を垂れたのは東電の幹部という関係者だけ。地元の福島県民とも地元漁業者とも会わずに東京へ帰った。会えば反対表明を受け言葉に詰まる岸田の姿が映るだけだから逃げたのだ。福島県いわき市の江名漁業協同組合の加沢組合長は岸田のこの不誠実な視察に「地元への説明はないのか!」と憤った。 

そして「漁業者に説明して理解を得た」という体裁だけのアリバイ作りのために、8月21日夕、全国漁業協同組合連合会の坂本会長を官邸に呼びつけて、決定した放出日(8/24)などを下達した。まるでお上演出の安全拡散セレモニーである。
この岸田という男、もう国民の声を聞くつもりはないようだ。決断実行の大政治家気取りだが、マイナ保険証の強制と同じで己の過ちに振り返ろうとしない姿勢が鮮明だ。旧軍のインパール作戦の首謀者、無駄口のように日本人を放射能汚染の死地に導くつもりだろう。

またこの坂本という会長も政府側の安全拡散セレモニーに加担した役者だ。
・約束はまだ破られていない:地元漁業者の反対の声も聞かず放出決定したのだから約束は既に反故にされている。
・科学的な安全は深まった:バカな事を言うな!科学的な説明は聞いたことがない。
・風評被害が心配:膨大な汚染水を放出するのに何が風評被害だ。


結局、岸田が言うところの関係者というのは、地元漁業者でもなく、福島県見や国民でもなく、「岸田の周りにいる政府関係者や原子力ムラの関係者の理解が得られた」ということだろう。このような詐欺的な茶番劇を平気で実行して権力を行使する政治屋たちにTVも国民も文句一つ言わずに従い、賛成5割か。日本は確実に滅亡する。

(海洋放出は既に「科学的に安全」という大前提の茶番セレモニー。放出反対意見はどこへ ワイドスクランブル2023.8.22)


4.海洋放出は廃炉が完了すれば終わる?

上記の岸田主演の汚染水海洋放出安全セレモニーで「今後数十年の長期にわたり、海洋放出が続けられたとしても、政府が全責任を持って対応することをお約束する」と語った。

数十年先まで岸田が総理大臣をやれるわけもないのに、どのような責任をとるつもりなのか?
数十年もの先の約束を担保するとは、さすがは岸田。ペテン師か嘘つきにしかできない所業だ。

また廃炉はできない。終わらない。数十年先どころか数百年先でも終わらない。
溶けた燃料デブリは約880トン。瞬殺放射能を放射するデブリに近づくことさえできないので1グラムも回収できていない。毎日地下水や雨水がデブリに流入する。それが新たに汚染されて毎日組み上げられる。それをこれからは毎日海に放出するのだ。ほぼ永久的に。どれだけの放射性物質が海洋に流れ出るのか?

流入する地下水を減らすために凍土壁で防壁しているが、大電力が必要なムリムリな技術だから老朽化でやがて破綻するだろう。吹き飛んだ建屋からは雨水は降り注ぐ。凍土壁で遮水していますというパフォーマンス。燃料デブリによりペデスタルも腐食しているので格納容器の倒壊も時間の問題だ。

体裁だけ気にする岸田は福島の様々な危険性が分っていない。

(日本一の無責任男! ワイドスクランブル2023.8.22)



●日米韓首脳会談でなぜ海洋放出が議題化されなかったか?バイデンも放出反対だったのだろう。 

2023年8月18日、キャンプデービッドで開かれた日米韓首脳会談。岸田は訪米前にバイデン大統領や尹大統領に海洋放出について自ら科学的に説明すると表明していた。会談後、NHKを含むTVを注視していたが、海洋放出について一言も報道がなかった。これだけ騒がれている世界の関心事の一つのハズだが。
おそらくバイデンは側近から海洋放出について、岸田から説明は聞かないように、議題にも載せないようにと進言を受けていたのではないか。
説明を受けるか議題になっていれば、バイデンは記者から意見やコメントが求められることになる。

バイデンが賛成すると言えば、中国や海洋放出に反対する国から猛反発を食らう。
多分バイデンは反対なのだが、それを面と向かって言えば岸田のメンツを潰し、せっかく築き上げた三国間の同盟と信頼を壊すことにもなる。また中国の反対意見に追随することにもなるので、この件には触れず元々存在しなかったことにしたのだろう。

アメリカはトリチウムに関する対策・問題・危険性については豊富な経験と専門家を擁している。ド素人の岸田から海洋放出の科学的説明をクドクド受けるほど意味がなく時間の無駄なことはない。

・44年前に起きたスリーマイル島の原発事故では、河川放出案は地元の反対があったため取りやめとなり、約2.43×10^13ベクレルのトリチウムを含む約8700立方mの汚染水を蒸発処理した。

・アメリカでは核兵器用の核物質生産施設としてハンフォードとサバンナ・リバーに拠点がある。サバンナー・リバーでは水爆用のトリチウム生産炉がある。

・アメリカの大手電力・ガス会社のエクセロン。米国内の11か所の原発のいくつかでトリチウム漏洩事故を起こしている。
2006年イリノイ州シカゴ南西部で確認されたトリチウム漏洩による事故。エクセロン社が運営するブレイウッド、バイロン、ドレスデンの3原発から漏洩したトリチウム水が近傍のデイ・プレインズ川に流出したり、地下水を通じて町の井戸水を汚染していた。トリチウムは皮膚からも吸収されるので汚染された井戸水で水遊びをしていた子供に被害が出ていた。また飲料水や汚染された魚類などを飲食するとHTO(水分子の内、1つがトリチウム)、OBTとして人体に取り込まれる。
この3つの原発に囲まれた地域では、多くの子どもたちがガンなどの難病で亡くなっていた。町には亡くなった子供たちの慰霊碑が立てられていた。
8才でこの町に移住してきたセーラー・ソウヤーさんは、汚染されているとは知らずに井戸水で水遊びをしたり、食事をしたりしていたが、4年後に脳腫瘍を発症した。セーラーさんの父親で小児科医のジョセフさんが過去20年間の全住民1200万人の病歴資料を分析したところ、原発周辺地域だけが脳腫瘍・白血病の発症率が30%も高いことが判明。

2010年3月11日、住民とエクセロンとの民事訴訟に、事態を重視した当時の司法長官とイリノイ州検事団が介入して和解を取り付けた。

(知らずにトリチウム水で水遊びをしていた少女は4年後に脳腫瘍を発症。NHK「低線量被ばく 揺らぐ国際基準 追跡!真相ファイル」2011.12.28放送)





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