エゾシカを肥料に

エゾシカが増えちゃって問題だ、
ってのは、もうずっと前からの課題。
北海道のエゾシカの数は、６０万頭ぐらい。
駆除ってぇと、どうもイメージ良くないです。
せめて食べなきゃ。

酪農学園大学、北海道大学、帯広畜産大学と
道立総合研究機構なんかが参加して、
「エゾシカ・プロジェクト」が立ち上がりました。

エゾシカを食材として活用するのはもちろん、
残った骨を何とかしようという取り組みもはじまります。

これまで、家畜の骨は、
産業廃棄物として処分されていました。
これを１０００度ぐらいの高温で
３０分ぐらいかけて炭化させます。
こうすると骨に含まれているリンが
水に溶けやすい形で残ります。

これを肥料に使おうってわけです。

現在の炉は、
１日あたり数十頭の処理能力。
これを大型化して、
北海道のアチコチに置ければ、
駆除強化に弾みがつくのではないかっていう計画です。

北海道に限らず、シカの被害は関西にも。
北海道の取り組みが成功したら、
他の地域にも使えるかも。

鹿肉をもっと食べることからはじめなきゃ。


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