エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

カッコウの声で目覚める朝

2022年07月04日 | 日記
カッコウの声で目覚める朝
私たちの寝室には天窓が東側にあって、朝陽が差し込むと目が覚める事が多い。
しかし、今朝はしきりに鳴く「カッコウ」の声がうるさくて目が覚めてしまった。

「あれっ?カッコウってどんな鳥だったろう?」と寝起きにパソコンを開き画像を検索して見た。
(下の写真)

日本では、閑古鳥が夏の季語とされるが、ヨーロッパでは、春を告げる鳥、春の嵐を呼ぶ鳥、幸運
を呼ぶ鳥とされる人間との関りが強い鳥のようだ。日本でいう別名「閑古鳥」はさびれたさまを表
す「閑古鳥が鳴く」とされるのはカッコウの事で、古来日本人にはカッコウの鳴き声に物寂しさを
感じていたようである。松尾芭蕉の句にも「憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥」というものがある。

北海道では、カッコウが鳴く頃「田植えを始める」と聞いた事があるが、季節を告げる鳥であり、
種まき鳥とも言われているらしい。




ちょっと面白かったのはその生態で「托卵」(たくらん) という自分より大きい本種のヒナに餌を与
えるオオヨシキリ。
本種は「托卵」を行う種として有名である。本種はオオヨシキリ、ホオジロ、モズ等の巣に托卵す
る。近年ではオナガに対しても托卵を行うことが確認されている。托卵の際には巣の中にあった卵
をひとつ持ち去って数を合わせる。本種のヒナは短期間(10-12日程度)で孵化し、巣の持ち主のヒ
ナより早く生まれることが多い。先に生まれた本種のヒナは巣の持ち主の卵やヒナを巣の外に放り
出してしまい、自分だけを育てさせる。 ただし、托卵のタイミングが遅いと、先に孵化した巣の持
ち主のヒナが重すぎて押し出せず、ごく稀に巣箱の中で托卵した場合は一緒に育つ場合もある。

ある個体が巣に卵を産みつけた後、別の個体が同じ巣に卵を産むことがある。2つの卵がほぼ同時に
かえった場合、2羽のヒナが落とし合いをする。

人間の世界では考えられない「托卵」と言う言葉は初めて知った事である・・。

食性は動物食で昆虫類を始めとする節足動物等を食べる。主に毛虫を食べるとされる。まれに、卵
やヒナを食べることもあるらしい。

なんか考え込んでしまいそうだが、カッコウが何故「托卵」するのかというのは、未だ完全に解明
されていないようだが、一説には他種に托卵(種間托卵)する鳥は体温変動が大きい傾向があるため、
体温変動の少ない他種に抱卵してもらった方が繁殖に有利になりやすいのではないかという説が有
力である。ちなみに同種の巣に卵を預ける種内托卵は、鳥類では多くの分類群で認められる行動で
あるらしい。


・・・朝の勉強会でしたぁ~。



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