定山渓・・・ヒクタ峰 (1083m)
(好条件に恵まれて絶景とスキーも楽しい山)
■ 山 行 日 2012年 2月 1日(水) 日帰り
■ ル ー ト 滑沢林道~東尾根 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №2
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「余市岳」
■ コースタイム ( 登り 3時間 下り 1時間 )
<登り>
登山口(滑沢林道出合) 9:15---東尾根末端 9:20---C500尾根上の林道 9:55
---C900付近尾根上 11:20---ヒクタ峰 12:20
<下り>
ヒクタ峰下山開始 12:55---C500林道出合 13:38---東尾根末端 13:48---登山口 13:55
※GPSトラックは、他のHPより引用したものですがルート的にはほぼ同じです。
★ ヒクタ峰・・・
最近ではメジャーになりつつある山らしく今回も先週登ったと見られるスノーシューのトレース痕があった。
ヒクタ峰は、白井岳(1301m)から定山渓天狗岳(1145m)に延びる稜線上の中間に位置する1000m超峰
の山で3つの小ピークがあり他をヒクタⅡ峰、ヒクタⅢ峰と呼んでいるようだ。 Ⅱ峰、Ⅲ峰はいずれも小さな
岩峰で特にⅢ峰はその上に立つ事も困難なほどらしい。
地形図にその名は無いが、山名はよく耳にしていて以前から気になっていた山だった。今日まで行く機会
を逸していた山だったので今回の登頂は格別であり更に雪質、天候、展望に恵まれた好条件下での山行
に感謝するばかりである。
山名の由来については、色々に説はあるようだが単にヒクタ沢の源の山とするのが一般的かも知れない。
★ 久々・・・
今年の夫婦登山は1月10日の久山岳以来2度目でエバ夫婦としては「久々・・」の山行だ。
チーヤンの受験も無事終了し、ようやく落ち着いて山にも取り組む体制になって来たので少し安心している。
後は試験に合格していれば言う事はないが、今月中旬の発表まで心配は続くかも・・・
山にも行けず、試験勉強に取り組んで来たチーヤンに改めて「ご苦労様」と言おう。
これからもまた山にお供下さい・・・ませませ。
★ 登山口・・・
定山渓から札幌国際スキー場や朝里を結ぶ道道1号線で「四ツ峰トンネル」を過ぎて約1.8㎞進んだとこ
ろに小樽内川の右岸を僅かにかすめた区間がある。(前後に小さな橋が架かっています) 道路右側にサイ
ロ型の水位雨量観測所がありその反対側に登山口となる「滑川林道」出合がある。除雪された広い駐車
帯にもなっていたので林道の出合はすぐには判らないので除雪の雪山に登って確認が必要だろう。
除雪された雪山に登るとすぐに林道出合であることが確認出来る・・・
林道はヒクタ峰の東尾根末端をかすめて滑沢川左岸沿いに伸びている・・・
★ 取付き・・・
林道は地形図にも記載されているので参照して頂きたいが、一般的には東尾根の末端からいきなり密
林の急斜面に取付いて登っているようだ。この日たまたまスノーシューのトレース痕が滑沢川左岸沿い
に付いていたのでそのまま利用してどこかで尾根に取付こうと思っていた。しかし、600mほど進むと
地形図には載っていない林道の分岐があり右股の林道が尾根に向かっていた。緩斜面の林道は歩き
易く10分程でC500付近の東尾根上に着き結果的に正解だと思った。
林道は尾根を回り込むように更に伸びているようだが、ここで林道と別れて尾根上を西へ辿る事になる。
尾根は顕著であり天気さえ良ければ迷わずに辿れると思う。古い赤布の標識が所々にあってちょっと安
心もする。三角点のある尾根上の873.3mピークには登らず、800m付近からレベルを上げずに南斜
面をトラバースし、ピーク西側のコルを目指そうとしたが、結果的には少しずつ高度が上がりコルを通り
過ぎた850m付近の尾根上に出ていた。
松の樹林帯も比較的明るい尾根である・・・
900m付近の尾根上から間近に望む「定山渓天狗岳」
★ 尾根の合流点・・・
950m付近で北側の尾根と合流するが少し急斜面の疎林帯でスキーには絶好のオープンバーンだ。
ただ同時に雪崩にも注意が必要かも知れない。ここから数十メートル登ると再び別の尾根と合流するが
小さいながらも東側に雪庇があり注意しながら登った。
登り切ると南北の頂上稜線となり雪庇上の痩せた尾根を一登りするとピークに着いた。
950m付近の尾根上・・・ウサギのトレースに沿って登る
この先が頂上です
ヒクタ峰(1083m)頂上 初登頂のエバ夫婦・・・
★ 絶景・・・
12:20 登頂
登り3時間丁度だったが登って見るとなんだか物足りない登頂だった。(贅沢な発言)
元々4時間以上は掛かるだろうと苦労を覚悟していたので結果的に深いラッセルも無く危険な急斜面や
痩せ尾根も無かった。順調過ぎるほど順調に登ってしまい拍子抜けした感じである。
しかし、景色は絶景の360度を見渡し、遠くは日高の幌尻岳と戸蔦別岳、夕張岳と芦別岳、十勝連峰、
樺戸山地に増毛山魂、日本海も望み積丹の山々も展望出来た。もちろん南隣の定山渓天狗岳や北隣
の白井岳、朝里岳に余市岳をはじめ羊蹄山や徳舜・ホロホロに白老岳・・と山座同定に飽きる事は無い。
頂上から望む「羊蹄山」
頂上から望む「定山渓天狗岳」
頂上から眼下に望む「さっぽろ湖」
「余市岳」
「白井岳」
★ ヒクタⅢ峰・・・
ヒクタ南峰と呼ぶ人も居て本峰・ヒクタ峰より10mほど高いらしい。
ヒクタ峰頂上からⅡ峰はすぐ目の前に見えてちょっと傾いた岩峰の上にどっかりと雪が乗っかっている感
じで望むが、Ⅲ峰は少し距離があってスノーブリッジ化したヤバそうな稜線と四方切れ落ちた岩峰がⅢ峰
らしいが、その場所だけ見ただけで満足だった。
今回情報もあってロープやアイゼンも用意するつもりだったが、人一人登れないような狭き岩峰を危険を
冒してまで制覇しようと思わなかった。でも登った人はすごいと思います・・・。
★ 下山も楽し・・・
12:55 下山開始
頂上からの下りは雪庇上の痩せ尾根なのでチーヤンはシールを付けたままだったが、エバはシールを外
して難所を滑り降り表面フカフカのパウダーを存分に楽しませてもらった。樹林帯の狭き木々の間も何故
か思うようにスキー操作が出来て上手くなったと錯覚する程である。
873mピーク南側のトラバースも下り気味にトレースしたため滑る状態で楽をして通過。
思いのまま?シュプールを描いてあっという間の林道出合だった。林道も下りで登り返しが無く楽しかった
し滑沢川沿いの林道もほぼ滑らす歩行である。
チーヤンがまた来ても良いかな。と言っていたのでご本人も楽しいスキーだったと思う。
13:55 駐車地
★ お決まり・・・
定山渓周辺のお決まり下山温泉は、小金湯温泉「まつの湯」
500円で温めてくれる温泉は他には無いと思う・・。
※ 2/5 更新しています。
(好条件に恵まれて絶景とスキーも楽しい山)
■ 山 行 日 2012年 2月 1日(水) 日帰り
■ ル ー ト 滑沢林道~東尾根 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №2
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「余市岳」
■ コースタイム ( 登り 3時間 下り 1時間 )
<登り>
登山口(滑沢林道出合) 9:15---東尾根末端 9:20---C500尾根上の林道 9:55
---C900付近尾根上 11:20---ヒクタ峰 12:20
<下り>
ヒクタ峰下山開始 12:55---C500林道出合 13:38---東尾根末端 13:48---登山口 13:55
※GPSトラックは、他のHPより引用したものですがルート的にはほぼ同じです。
★ ヒクタ峰・・・
最近ではメジャーになりつつある山らしく今回も先週登ったと見られるスノーシューのトレース痕があった。
ヒクタ峰は、白井岳(1301m)から定山渓天狗岳(1145m)に延びる稜線上の中間に位置する1000m超峰
の山で3つの小ピークがあり他をヒクタⅡ峰、ヒクタⅢ峰と呼んでいるようだ。 Ⅱ峰、Ⅲ峰はいずれも小さな
岩峰で特にⅢ峰はその上に立つ事も困難なほどらしい。
地形図にその名は無いが、山名はよく耳にしていて以前から気になっていた山だった。今日まで行く機会
を逸していた山だったので今回の登頂は格別であり更に雪質、天候、展望に恵まれた好条件下での山行
に感謝するばかりである。
山名の由来については、色々に説はあるようだが単にヒクタ沢の源の山とするのが一般的かも知れない。
★ 久々・・・
今年の夫婦登山は1月10日の久山岳以来2度目でエバ夫婦としては「久々・・」の山行だ。
チーヤンの受験も無事終了し、ようやく落ち着いて山にも取り組む体制になって来たので少し安心している。
後は試験に合格していれば言う事はないが、今月中旬の発表まで心配は続くかも・・・
山にも行けず、試験勉強に取り組んで来たチーヤンに改めて「ご苦労様」と言おう。
これからもまた山にお供下さい・・・ませませ。
★ 登山口・・・
定山渓から札幌国際スキー場や朝里を結ぶ道道1号線で「四ツ峰トンネル」を過ぎて約1.8㎞進んだとこ
ろに小樽内川の右岸を僅かにかすめた区間がある。(前後に小さな橋が架かっています) 道路右側にサイ
ロ型の水位雨量観測所がありその反対側に登山口となる「滑川林道」出合がある。除雪された広い駐車
帯にもなっていたので林道の出合はすぐには判らないので除雪の雪山に登って確認が必要だろう。
除雪された雪山に登るとすぐに林道出合であることが確認出来る・・・
林道はヒクタ峰の東尾根末端をかすめて滑沢川左岸沿いに伸びている・・・
★ 取付き・・・
林道は地形図にも記載されているので参照して頂きたいが、一般的には東尾根の末端からいきなり密
林の急斜面に取付いて登っているようだ。この日たまたまスノーシューのトレース痕が滑沢川左岸沿い
に付いていたのでそのまま利用してどこかで尾根に取付こうと思っていた。しかし、600mほど進むと
地形図には載っていない林道の分岐があり右股の林道が尾根に向かっていた。緩斜面の林道は歩き
易く10分程でC500付近の東尾根上に着き結果的に正解だと思った。
林道は尾根を回り込むように更に伸びているようだが、ここで林道と別れて尾根上を西へ辿る事になる。
尾根は顕著であり天気さえ良ければ迷わずに辿れると思う。古い赤布の標識が所々にあってちょっと安
心もする。三角点のある尾根上の873.3mピークには登らず、800m付近からレベルを上げずに南斜
面をトラバースし、ピーク西側のコルを目指そうとしたが、結果的には少しずつ高度が上がりコルを通り
過ぎた850m付近の尾根上に出ていた。
松の樹林帯も比較的明るい尾根である・・・
900m付近の尾根上から間近に望む「定山渓天狗岳」
★ 尾根の合流点・・・
950m付近で北側の尾根と合流するが少し急斜面の疎林帯でスキーには絶好のオープンバーンだ。
ただ同時に雪崩にも注意が必要かも知れない。ここから数十メートル登ると再び別の尾根と合流するが
小さいながらも東側に雪庇があり注意しながら登った。
登り切ると南北の頂上稜線となり雪庇上の痩せた尾根を一登りするとピークに着いた。
950m付近の尾根上・・・ウサギのトレースに沿って登る
この先が頂上です
ヒクタ峰(1083m)頂上 初登頂のエバ夫婦・・・
★ 絶景・・・
12:20 登頂
登り3時間丁度だったが登って見るとなんだか物足りない登頂だった。(贅沢な発言)
元々4時間以上は掛かるだろうと苦労を覚悟していたので結果的に深いラッセルも無く危険な急斜面や
痩せ尾根も無かった。順調過ぎるほど順調に登ってしまい拍子抜けした感じである。
しかし、景色は絶景の360度を見渡し、遠くは日高の幌尻岳と戸蔦別岳、夕張岳と芦別岳、十勝連峰、
樺戸山地に増毛山魂、日本海も望み積丹の山々も展望出来た。もちろん南隣の定山渓天狗岳や北隣
の白井岳、朝里岳に余市岳をはじめ羊蹄山や徳舜・ホロホロに白老岳・・と山座同定に飽きる事は無い。
頂上から望む「羊蹄山」
頂上から望む「定山渓天狗岳」
頂上から眼下に望む「さっぽろ湖」
「余市岳」
「白井岳」
★ ヒクタⅢ峰・・・
ヒクタ南峰と呼ぶ人も居て本峰・ヒクタ峰より10mほど高いらしい。
ヒクタ峰頂上からⅡ峰はすぐ目の前に見えてちょっと傾いた岩峰の上にどっかりと雪が乗っかっている感
じで望むが、Ⅲ峰は少し距離があってスノーブリッジ化したヤバそうな稜線と四方切れ落ちた岩峰がⅢ峰
らしいが、その場所だけ見ただけで満足だった。
今回情報もあってロープやアイゼンも用意するつもりだったが、人一人登れないような狭き岩峰を危険を
冒してまで制覇しようと思わなかった。でも登った人はすごいと思います・・・。
★ 下山も楽し・・・
12:55 下山開始
頂上からの下りは雪庇上の痩せ尾根なのでチーヤンはシールを付けたままだったが、エバはシールを外
して難所を滑り降り表面フカフカのパウダーを存分に楽しませてもらった。樹林帯の狭き木々の間も何故
か思うようにスキー操作が出来て上手くなったと錯覚する程である。
873mピーク南側のトラバースも下り気味にトレースしたため滑る状態で楽をして通過。
思いのまま?シュプールを描いてあっという間の林道出合だった。林道も下りで登り返しが無く楽しかった
し滑沢川沿いの林道もほぼ滑らす歩行である。
チーヤンがまた来ても良いかな。と言っていたのでご本人も楽しいスキーだったと思う。
13:55 駐車地
★ お決まり・・・
定山渓周辺のお決まり下山温泉は、小金湯温泉「まつの湯」
500円で温めてくれる温泉は他には無いと思う・・。
※ 2/5 更新しています。
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