エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

工事中---九州・久住山(1786.5m)

2018年10月21日 | 山紀行 (本州)
※ 工事中です・・・

12年ぶり夫婦で再訪も悪天の頂上・・・
九州九重連山  中岳(1791m)久住山(1786.5m)
■ 山 行 日    2018年10月19日(金)  日帰り
■ ル ー ト    長者原登山口~雨ヶ池越~法華院温泉~北千里ヶ浜~久住分
           ~天狗ヶ城(1760m)~中岳(1791m)~久住山(1786.5m)
           ~沓掛山(1503m)~牧ノ戸峠~長者原

■ メ ン バ ー     15名(エバ夫婦含)
■ 登 山 形 態     登山道
■ 地 形 図    1/25000地形図 「湯坪」「大船山」「久住」「久住山」
■ 三角点・点名   天狗ヶ城・・・三角点なし   
            中 岳・・・三角点なし地形図標高
            久住山・・・一等三角点 点名「久住山 くじゅうさん」
            沓掛山・・・三角点なし地形図標高

■ コースタイム    中岳まで登り        4時間55分
           中岳から久住山まで登り      40分
           久住山から沓掛山まで下り  1時間05分
           沓掛山から牧ノ戸峠まで下り 1時間10分
           牧ノ戸峠から長者原まで下り    55分

<登り>
05:30       キャンプ村出発
05:45       長者原登山口
06:20       雨ヶ池越
07:45       坊ガツル分岐
08:00~08:30 法華院温泉山荘 (休憩)
09:13       諏蛾守(スガモリ)分岐
09:50~10:13 久住分 (休憩)
10:50       中岳(1791m)頂上

11:00       下山開始
11:40       久住山(1786.5m)頂上

<下り>
12:00       下山開始
12:15~25    久住分
13:30~40    沓掛山(1503m)頂上
13:50~14:25 牧ノ戸峠 (休憩)
15:10       長者原登山口
15:20       キャンプ村

  

ルート図

★ 晴れていたらこんな感じ・・・
    
中岳から望む久住山・・Web上から     久住山から望む中岳・・web上から

中岳から望む久住山・・web上から

★ 12年ぶりの再訪・・・
会社の山岳部活動のひとつとして全国を六つのブロックに分けて毎年持ち回りで主管を担当し
「登山大会」を開催している。今年は九州地区が主管で選ばれた山が「久住山」だった。
 
全国に広がる会社山岳部の仲間が集まり登山を通じて会社間の親睦と交流を深めるのが主な趣旨である。
私が本州の山へ出掛けられるのは、この大会があればこそ・・で、これまで東北から九州屋久島まで
それぞれ主要な山々に登らせて頂いた。また、各地に多くの山仲間も増えて大会参加毎に再会が楽しみ
でもあり個人的に招待された「北岳」山行ではビップな歓迎を受けたことは、以前のブログでも紹介し
たところだった。

12年ぶりの再訪となった久住山。
前回の大会では山行途中で大雨と強風に見舞われ、コース途中で中止となり久住山には登れないまま
終了してしまった山。それだけに楽しみは大きく快晴の中でその眺望を望んでいた。

しかし、予報こそ快晴になっていたが山の天気は変わりやすく、山頂付近の強風と雨そして寒さも
加わった厳しい山行になってしまった。頂上からの展望は望めなかったが目標の中岳と久住山には登頂
出来た事は大きく、下山時「沓掛山」から望む紅葉ですべての苦労から報われ満足の登行だった。

北海道チーム15名の足並みが揃わず、全コース約23㎞に約10時間を要してしまったがこれもまた
ひとつの思い出として全員が無事下山出来たことで成功裏に終えたと評価したい。

久々に妻チーヤンも参加した九州大会。主管の代表であるH川さんはチーヤンのファンであり再会を
とても喜んでくれて何よりだった。


★ 久住山(九重連山)の概要・・・
九重連山は白山火山帯に属し西側の久住山系が13万年前、坊ガツル湿原を挟んで東側の大船山系が
2万5千年前から始まった噴火活動により形成されたといわれている。
ちなみに阿蘇は霧島火山帯に属しています。
山容が変わるような大きな噴火は1600年前の黒岳(1587m)が最後で、最近では1995年~
1996年にかけ星生山山腹硫黄山での小規模な噴火がありました。その降灰は熊本しないまで飛散し
ました。

九州の屋根と言われる九重連山には、1700mを越えるピークが10座あり、その多くは成層火山の
古い溶岩ドームで最高峰は中岳(1791m)です。深田久弥の日本百名山は九重連山の盟主・久住山(1787m)
を指します。

天然記念物ミヤマキリシマは連山全域に自生しており、6月の開花期は大船山(1786m)から平治岳(1643m)
までの山体がピンクに染まり坊ガツルや三俣山からりロケーションは圧巻です。また北千里ヶ浜や稲星山
には国内南限といわれるコケモモが群生しています。

長者原登山口のタデ原湿原と坊ガツル湿原し2005年にラムサール条約に登録されています。
長者原から坊ガツルの中間には、雨季や長雨が続くとその名の通り現れる「雨ガ池」がありますが、
めったに池を見る事はありません。

坊ガツルから北千里ヶ浜への途中1300m付近に、九州最高地温泉の法華院温泉山荘があります。
ここは天台宗の九重山法華院白水寺弘蔵坊だったところです。

久住山と中岳の間には空池と御池と呼ばれる火口跡が隣り合って位置し、不思議なことに水の無い空地
が下にあり、通年水を湛えている御池が上部にあります。
厳冬期は氷点下10度を下る事が度々あり、御池は完全に凍結し氷上を歩くことが出来ます。



久住山(1787m)頂上にて 北海道チーム12名が登頂した。


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