2年振り28回目の登頂ものんびり散歩で・・・
里山再訪・・・樽 前 山・東山 (1022m)
■ 山 行 日 2019年8月27日(火) 日帰り
■ コ ー ス 七合目ヒュッテ~北山(932峰)~西山~東山~七合目ヒュッテ
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №26
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「樽前山」
■ 三角点・点名 一等三角点・点名「樽前岳・タルマエダケ」
■ コースタイム 周回コース全行程で約4時間15分
<周回タイム>
10:10 登山開始
11:15 北山(932m)分岐
11:37 北山(932峰)頂上
11:45 下山開始
12:00 西山分岐
12:25 西山の肩
12:35 西山(994m)頂上
12:45 下山開始
13:10~20 樽前山神社
13:40 東山分岐
13:45 東山(1022m)頂上
14:00 下山開始
14:25 七合目ヒュッテ登山口
★ 困った時の里山選択・・・
27、28日の連休も晴れるのは27日のみ。28日は全道的に雨という予報で遠出は
難しい状況だった。加えて前日の26日も仕事を終えて帰宅したのは20時過ぎで翌日
の早出は辛くテンションが上がらなかった。そんな中でも27日はどこかへ・・という
夫婦の会話は近場の里山で意見が一致し、2年ぶりの樽前山に決めてゆっくり起床した。
エバ夫婦の里山は、「樽前山」「紋別岳」「安平山」「馬追丘陵」そして「夕張岳」も
親しく登っている山々で、選択肢に困った時はこれらの中から選ぶことが多い。
今回は、馬追丘陵のバリエーションルートか樽前山周回ルートの二候補から決めたが、
当初の計画は、チーヤンがまだ未踏だった十勝連峰の「美瑛富士」を予定していた。
ここは、望岳台と白金温泉側から登るコースがあるが、どちらも往復8時間以上掛かる
事から理想は現地前泊だった。それを自宅から日帰りにしたのが無理をした計画だった
かも知れない。
★ 少しずつ・・・
いつもながらプロローグが長いのは承知している。
しかし、その度に記して置かないと、ときどきの思いがすぐに忘れてしまいそうなので
ご容赦願いたい。
エバ夫婦が目指す、「北海道の山1000m超峰全山を夫婦で登る」目標は、現在も進
行中。しかし、互いに還暦も過ぎてる事や第二の人生設計もそろそろ・・という年齢に
なって、今だに無謀な目標に拘るなにものでもないが、夫婦共通の趣味として続けられ
るなら「少しずつ」無理をしないで目標に向かっていても良いのかな?と思っている。
8月5日に登った「日高大山」は、夫婦だけで登れる山ではない難しく険しい山と登行
を諦めてかけていたが、幸いにも山の師匠がずっと狙っていた未踏峰で今回の幸運な偶
然に繋がって、登頂する事が出来た。今後も夫婦二人で・・・は、希望とするも、これ
に拘る事なく「助け人」の同行は欠かせない状況である事も認識するようになった。
7合目ヒュッテにある駐車場は満車状態で、道路にも駐車していた・・
★ 平日になのに・・・
今や札幌近郊では「一番登られている山」と言っても過言ではない人気の樽前山なのは
承知していたが、平日にも関わらずこの状態には面食らった。
シルバー人材センターから派遣された係員から駐車場所の案内があったが、道路脇に誘
導された。しかし、偶然にも一台帰る車とすれ違い駐車場内に停める事が出来ラッキー
だった。
「今日だけ好天」に誘われたのか?平日なのにこれほどの車があるのは初めてだった。
登山口から樹林帯を出ると爽快な景色が広がり、左手に樽前山を見ながら歩く・・
気持ちが良いので登山道で一枚撮って見た・・背景は風不死岳
★ 反時計回り・・・
スタートが10時過ぎと遅くなってしまったが、最初からのんびり歩こうと決めて来た
ので気にしない出発だった。ほとんどの登山者は、駐車場から東山ピークを目指すヒュ
ッテコースを選んでいたが私たちは反時計回りで風不死岳のヒュッテコースから回る事
にした。その風不死岳も登ってから932峰を経由し、西山~樽前山神社~東山を踏ん
でヒュッテに戻る周回ルートを予定していた。今は932峰を北山と呼んでいるみたい
だが、誰がいつ北山と呼ぶようななったかは知らない。
登山口での気温は約20度で気持ち良い風と共にまさに登山日和である。
1時間ほどのんびり歩いて、風不死岳分岐に着く。
予定の風不死岳に行こうと思ったが、頭の中で山行タイムを計算すると無理があった。
時間を気にしないと言っても暗くなるまで歩くつもりはなくゼィゼィ登る気力も無かっ
たので、あっさりと風不死岳はスルーした。
山全体に群生している「シラタマノキ」
すでに花期を終えている「タルマエソウ(イワブクロ)」が一部咲いていた
今時期のタルマエソウと背景は樽前山とコラボ・・・
イソツツジの果実を垂れ下げて秋を迎えて行く・・・
風不死岳の分岐標識・・・ここで風不死岳への登行は中止した
★ 変わりやすい空模様・・・
はじめは晴れていたし、気持ちの良い風も吹いて長袖のシャツをすぐに脱ぐほど温かか
った。それが、少しずつ高度を上げるほどに風が強くなり時より吹く冷たい風が腕を冷
やした。でも我慢出来るし動いているときは寒く無かったので最後まで半袖の下着のま
まで通した。それ以上に海がある南側からモクモクと湧き上がるようなガスが一瞬にし
て山全体を包み込み視界が悪くなっていった。
932峰では、まだ陽も出ていたが下山時には溶岩ドームも西山ピークもガスで隠れ見
えなくなってしまった。変わりやすい空模様も「晴れる」を信じて淡々と登山道を辿り
足元から山全体に広がるシラタマノキに圧倒されながらのんびりと歩いた。
遅咲きのタルマエソウと樽前山が絵になるなぁ~と撮って見る
以前はニョロニョロと勝手に呼んでいたが、後に「ヒカゲノカズラ」と分かるがやっぱりニョロニョロだ。
風不死岳の分岐から932峰に向けて登るチーヤン・・・
今が花期の「イワギキョウ」小さくも可憐な株が意外と多かったのが印象だった・・・その1
その2・・・苔の中に咲くイワギキョウがまた可愛らしい・・・
あまり目立たない花かも知れないが「ヤマハハコ」がシラタマノキの群生する合間にポツンと咲く
最初のピーク・・・932峰にて
★ トレラン女子・・・
写真は撮れなかったが、登山道でトレラン女子の二人とすれ違った。
昔と違い山登りのスタイルは様々になった。特に樽前山は7合目まで車で登れる気軽さ
と東山ピークだけなら登山口から1時間も掛からず登れるのも人気の理由なのかも知れ
ない。観光客から小さな子供や何も持たずに登っている登山者も多い。その中のトレラ
ン女子は、軽装で走っているから目立つ存在だ。
私たちが932峰から西山に向かう途中で出会ったトレラン女子と挨拶を交わす。この
時は何気のあいさつで終わりすれ違っただけだが、西山から樽前山神社に向かう途中で
も再び出会ってびっくり。彼女に話しかけてしまった。
「何週回るんですか?」と聞くと、まだ2週目ですと答えてくれて何周するかは決めて
いないと言う・・20代の女性で一人楽しむトレランに感心し若いって良いなぁ~と羨
ましかった。
彼女とはその後、東山ピークの手前でも三度会い「あと一周して止めます」と言ってい
たので外輪を3周して止める様だった。
彼女以外にも会ったトレラン女子にも二度会ったが、その世界では樽前のトレランがブ
ームなのであろうか?これまでに見ていなかった風景だけにちょこっと記しておこうと
思った次第だ。
932峰からの下り・・前方の樽前山溶岩ドームにガスが掛かり始めて来た・・
分岐から西山に向かう登山路から溶岩ドームを望む・・・
ガスが一時的に切れて姿を現した西山(994m)ピークへの登路・・・
ガスが切れた一瞬に撮れた932峰と支笏湖・・・
西山の200m手前にある分岐標識・・・
ところどころで見られる苔生した山肌に癒され神秘さを感じる風景だ・・・
西山頂上で前で見付けたセミは、「コエゾゼミ」と言うらしい・・
二つ目のピークになった「西山994m」にて・・・ガスで周りが見えなくなった
★ 西山にて・・・
多くの登山者は、登山口から時計回りで外輪を一周するコースを辿っていた。
だから、会う人はほとんどすれ違う形であいさつした。
西山の頂上では風が強くガスで視界も悪かった。今日はいつもの三脚ではなく携帯用の
自撮り棒で三脚にもなる小さなものだった。強風ではすぐに倒れて使用出来なかった。
そこに丁度登頂したばかりの男性が登って来たので早々シャッターをお願いした。
代わりに私も彼の頂上写真を撮りましょうかと言うと「いやいいんです・・」と断れて
しまった。まぁそういう登山者も多々いるからね・・と思いそれで終わりそうだったの
に、妻が更に話し掛け「どちらからですかぁ~」とか「始めてなんですかぁ~」と幾つ
か質問し始めると、「室蘭から来ました」「樽前山は初めてです」「この山の標識は少
ないですねぇ~」「転勤族です・・」等など素直な返事を頂き少し会話する事に・・。
「室蘭岳と有珠山には登りました」とも話してくれて軽装ながらも好青年の印象だった。
まだ登山の初心者と見たが、これからまたどこかで成長した彼と出会えれば一つの縁と
なってHYMLに引きずり込もうかな?なんて企んだ・・・。
まぁ冗談はさて置き、人と人との出会いはどこでどう転がるか分からないので西山での
出会いも記する事にした。
樽前山神社奥宮まで来たが、風雪の痛みが痛々しい入口だった・・・
正面の礼拝堂で一礼するも扉のガラスが一枚割れていた・・・
これ・・・タルマエコマクサの葉です。遅咲きはないかな?と探したが、花期はすべて終えていたようだ
山全体に広がるシラタマノキの群落があちこちにあって驚く・・・
東山ピークでガスが切れた瞬間に撮った溶岩ドーム
東山ピークの南側は晴れていたので一枚・・・
最後に登った東山ピーク・・・風が強くガスで時々視界が悪かった
★ 丁度良い里山散策でした・・・
知り尽くした登山道、地図無しでも安心して登れる山・・それが里山。
色々なバリエーションルートも選べるし、天候や時間にも対応出来るのも里山の利点。
前回は右周りで一周したが、自分的には反時計回りの周回が好きで時間があれば是非、
風不死岳に登ってから周回したいと思っている。
今回は、十勝連峰の一座が目的だったが早出の日帰り山行が厳しい状況で諦めてしま
ったが、何もしないまま一日過ごすなら里山の散策で足を慣らして置くのも次へのス
テップになるかも知れない。
里山でも厳しい山行を設定すれば可能だし、バリエーションは多い。
2年ぶりに再訪した樽前山だったが、天気に恵まれると自然とテンションはあがるも
ので丁度良い散策だった・・。
次は、未踏峰へ・・・
下山時の登山道でちょっとおふざけポーズ・・・
展望台手前の登山路から望む風不死岳・・・
ヒュッテのすぐ上にある展望台にて・・支笏湖の展望台なのだが草木が伸びて視界は今一つ
里山再訪・・・樽 前 山・東山 (1022m)
■ 山 行 日 2019年8月27日(火) 日帰り
■ コ ー ス 七合目ヒュッテ~北山(932峰)~西山~東山~七合目ヒュッテ
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №26
■ 登 山 形 態 登山道
■ 地 形 図 1/25000地形図 「樽前山」
■ 三角点・点名 一等三角点・点名「樽前岳・タルマエダケ」
■ コースタイム 周回コース全行程で約4時間15分
<周回タイム>
10:10 登山開始
11:15 北山(932m)分岐
11:37 北山(932峰)頂上
11:45 下山開始
12:00 西山分岐
12:25 西山の肩
12:35 西山(994m)頂上
12:45 下山開始
13:10~20 樽前山神社
13:40 東山分岐
13:45 東山(1022m)頂上
14:00 下山開始
14:25 七合目ヒュッテ登山口
★ 困った時の里山選択・・・
27、28日の連休も晴れるのは27日のみ。28日は全道的に雨という予報で遠出は
難しい状況だった。加えて前日の26日も仕事を終えて帰宅したのは20時過ぎで翌日
の早出は辛くテンションが上がらなかった。そんな中でも27日はどこかへ・・という
夫婦の会話は近場の里山で意見が一致し、2年ぶりの樽前山に決めてゆっくり起床した。
エバ夫婦の里山は、「樽前山」「紋別岳」「安平山」「馬追丘陵」そして「夕張岳」も
親しく登っている山々で、選択肢に困った時はこれらの中から選ぶことが多い。
今回は、馬追丘陵のバリエーションルートか樽前山周回ルートの二候補から決めたが、
当初の計画は、チーヤンがまだ未踏だった十勝連峰の「美瑛富士」を予定していた。
ここは、望岳台と白金温泉側から登るコースがあるが、どちらも往復8時間以上掛かる
事から理想は現地前泊だった。それを自宅から日帰りにしたのが無理をした計画だった
かも知れない。
★ 少しずつ・・・
いつもながらプロローグが長いのは承知している。
しかし、その度に記して置かないと、ときどきの思いがすぐに忘れてしまいそうなので
ご容赦願いたい。
エバ夫婦が目指す、「北海道の山1000m超峰全山を夫婦で登る」目標は、現在も進
行中。しかし、互いに還暦も過ぎてる事や第二の人生設計もそろそろ・・という年齢に
なって、今だに無謀な目標に拘るなにものでもないが、夫婦共通の趣味として続けられ
るなら「少しずつ」無理をしないで目標に向かっていても良いのかな?と思っている。
8月5日に登った「日高大山」は、夫婦だけで登れる山ではない難しく険しい山と登行
を諦めてかけていたが、幸いにも山の師匠がずっと狙っていた未踏峰で今回の幸運な偶
然に繋がって、登頂する事が出来た。今後も夫婦二人で・・・は、希望とするも、これ
に拘る事なく「助け人」の同行は欠かせない状況である事も認識するようになった。
7合目ヒュッテにある駐車場は満車状態で、道路にも駐車していた・・
★ 平日になのに・・・
今や札幌近郊では「一番登られている山」と言っても過言ではない人気の樽前山なのは
承知していたが、平日にも関わらずこの状態には面食らった。
シルバー人材センターから派遣された係員から駐車場所の案内があったが、道路脇に誘
導された。しかし、偶然にも一台帰る車とすれ違い駐車場内に停める事が出来ラッキー
だった。
「今日だけ好天」に誘われたのか?平日なのにこれほどの車があるのは初めてだった。
登山口から樹林帯を出ると爽快な景色が広がり、左手に樽前山を見ながら歩く・・
気持ちが良いので登山道で一枚撮って見た・・背景は風不死岳
★ 反時計回り・・・
スタートが10時過ぎと遅くなってしまったが、最初からのんびり歩こうと決めて来た
ので気にしない出発だった。ほとんどの登山者は、駐車場から東山ピークを目指すヒュ
ッテコースを選んでいたが私たちは反時計回りで風不死岳のヒュッテコースから回る事
にした。その風不死岳も登ってから932峰を経由し、西山~樽前山神社~東山を踏ん
でヒュッテに戻る周回ルートを予定していた。今は932峰を北山と呼んでいるみたい
だが、誰がいつ北山と呼ぶようななったかは知らない。
登山口での気温は約20度で気持ち良い風と共にまさに登山日和である。
1時間ほどのんびり歩いて、風不死岳分岐に着く。
予定の風不死岳に行こうと思ったが、頭の中で山行タイムを計算すると無理があった。
時間を気にしないと言っても暗くなるまで歩くつもりはなくゼィゼィ登る気力も無かっ
たので、あっさりと風不死岳はスルーした。
山全体に群生している「シラタマノキ」
すでに花期を終えている「タルマエソウ(イワブクロ)」が一部咲いていた
今時期のタルマエソウと背景は樽前山とコラボ・・・
イソツツジの果実を垂れ下げて秋を迎えて行く・・・
風不死岳の分岐標識・・・ここで風不死岳への登行は中止した
★ 変わりやすい空模様・・・
はじめは晴れていたし、気持ちの良い風も吹いて長袖のシャツをすぐに脱ぐほど温かか
った。それが、少しずつ高度を上げるほどに風が強くなり時より吹く冷たい風が腕を冷
やした。でも我慢出来るし動いているときは寒く無かったので最後まで半袖の下着のま
まで通した。それ以上に海がある南側からモクモクと湧き上がるようなガスが一瞬にし
て山全体を包み込み視界が悪くなっていった。
932峰では、まだ陽も出ていたが下山時には溶岩ドームも西山ピークもガスで隠れ見
えなくなってしまった。変わりやすい空模様も「晴れる」を信じて淡々と登山道を辿り
足元から山全体に広がるシラタマノキに圧倒されながらのんびりと歩いた。
遅咲きのタルマエソウと樽前山が絵になるなぁ~と撮って見る
以前はニョロニョロと勝手に呼んでいたが、後に「ヒカゲノカズラ」と分かるがやっぱりニョロニョロだ。
風不死岳の分岐から932峰に向けて登るチーヤン・・・
今が花期の「イワギキョウ」小さくも可憐な株が意外と多かったのが印象だった・・・その1
その2・・・苔の中に咲くイワギキョウがまた可愛らしい・・・
あまり目立たない花かも知れないが「ヤマハハコ」がシラタマノキの群生する合間にポツンと咲く
最初のピーク・・・932峰にて
★ トレラン女子・・・
写真は撮れなかったが、登山道でトレラン女子の二人とすれ違った。
昔と違い山登りのスタイルは様々になった。特に樽前山は7合目まで車で登れる気軽さ
と東山ピークだけなら登山口から1時間も掛からず登れるのも人気の理由なのかも知れ
ない。観光客から小さな子供や何も持たずに登っている登山者も多い。その中のトレラ
ン女子は、軽装で走っているから目立つ存在だ。
私たちが932峰から西山に向かう途中で出会ったトレラン女子と挨拶を交わす。この
時は何気のあいさつで終わりすれ違っただけだが、西山から樽前山神社に向かう途中で
も再び出会ってびっくり。彼女に話しかけてしまった。
「何週回るんですか?」と聞くと、まだ2週目ですと答えてくれて何周するかは決めて
いないと言う・・20代の女性で一人楽しむトレランに感心し若いって良いなぁ~と羨
ましかった。
彼女とはその後、東山ピークの手前でも三度会い「あと一周して止めます」と言ってい
たので外輪を3周して止める様だった。
彼女以外にも会ったトレラン女子にも二度会ったが、その世界では樽前のトレランがブ
ームなのであろうか?これまでに見ていなかった風景だけにちょこっと記しておこうと
思った次第だ。
932峰からの下り・・前方の樽前山溶岩ドームにガスが掛かり始めて来た・・
分岐から西山に向かう登山路から溶岩ドームを望む・・・
ガスが一時的に切れて姿を現した西山(994m)ピークへの登路・・・
ガスが切れた一瞬に撮れた932峰と支笏湖・・・
西山の200m手前にある分岐標識・・・
ところどころで見られる苔生した山肌に癒され神秘さを感じる風景だ・・・
西山頂上で前で見付けたセミは、「コエゾゼミ」と言うらしい・・
二つ目のピークになった「西山994m」にて・・・ガスで周りが見えなくなった
★ 西山にて・・・
多くの登山者は、登山口から時計回りで外輪を一周するコースを辿っていた。
だから、会う人はほとんどすれ違う形であいさつした。
西山の頂上では風が強くガスで視界も悪かった。今日はいつもの三脚ではなく携帯用の
自撮り棒で三脚にもなる小さなものだった。強風ではすぐに倒れて使用出来なかった。
そこに丁度登頂したばかりの男性が登って来たので早々シャッターをお願いした。
代わりに私も彼の頂上写真を撮りましょうかと言うと「いやいいんです・・」と断れて
しまった。まぁそういう登山者も多々いるからね・・と思いそれで終わりそうだったの
に、妻が更に話し掛け「どちらからですかぁ~」とか「始めてなんですかぁ~」と幾つ
か質問し始めると、「室蘭から来ました」「樽前山は初めてです」「この山の標識は少
ないですねぇ~」「転勤族です・・」等など素直な返事を頂き少し会話する事に・・。
「室蘭岳と有珠山には登りました」とも話してくれて軽装ながらも好青年の印象だった。
まだ登山の初心者と見たが、これからまたどこかで成長した彼と出会えれば一つの縁と
なってHYMLに引きずり込もうかな?なんて企んだ・・・。
まぁ冗談はさて置き、人と人との出会いはどこでどう転がるか分からないので西山での
出会いも記する事にした。
樽前山神社奥宮まで来たが、風雪の痛みが痛々しい入口だった・・・
正面の礼拝堂で一礼するも扉のガラスが一枚割れていた・・・
これ・・・タルマエコマクサの葉です。遅咲きはないかな?と探したが、花期はすべて終えていたようだ
山全体に広がるシラタマノキの群落があちこちにあって驚く・・・
東山ピークでガスが切れた瞬間に撮った溶岩ドーム
東山ピークの南側は晴れていたので一枚・・・
最後に登った東山ピーク・・・風が強くガスで時々視界が悪かった
★ 丁度良い里山散策でした・・・
知り尽くした登山道、地図無しでも安心して登れる山・・それが里山。
色々なバリエーションルートも選べるし、天候や時間にも対応出来るのも里山の利点。
前回は右周りで一周したが、自分的には反時計回りの周回が好きで時間があれば是非、
風不死岳に登ってから周回したいと思っている。
今回は、十勝連峰の一座が目的だったが早出の日帰り山行が厳しい状況で諦めてしま
ったが、何もしないまま一日過ごすなら里山の散策で足を慣らして置くのも次へのス
テップになるかも知れない。
里山でも厳しい山行を設定すれば可能だし、バリエーションは多い。
2年ぶりに再訪した樽前山だったが、天気に恵まれると自然とテンションはあがるも
ので丁度良い散策だった・・。
次は、未踏峰へ・・・
下山時の登山道でちょっとおふざけポーズ・・・
展望台手前の登山路から望む風不死岳・・・
ヒュッテのすぐ上にある展望台にて・・支笏湖の展望台なのだが草木が伸びて視界は今一つ
確かにTPOも自分の体力や技術に沿った山登りが必要なのだが、それを重んじると目標が
遠くなってしまう。
でも、先輩からの助言は嬉しい。
どんな山でも気楽に登る事は大事。だがそうも言えない真剣に取り組む山もまた多いんだな・・。
エバ夫婦のモットー
それは、「無理をしない」「ダメなら戻る」だからね・・・。
身の丈にあった山登りをすることを最近は心がけるようになったよ。
気楽に行こうぜ~っ!