エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

HYML「第221回 ルック岳」

2023年08月05日 | 日記
23年続いている懇親会は221回目


8.01(火) ルック岳に集まった21名の仲間たち 還暦を迎えた「まさりん」は赤いちゃんちゃんこ姿

★ ちょっとだけ振り返る・・・
【8/01 (火) 】
札幌にて開催されたHYML(北海道の山メーリングリスト) の懇親会に参加して来た。
東京からの参加者1名と初参加1名を含む21名が集まり、それぞれ再会の笑顔から始まる。

HYMLは、1999年12月に発足したメーリングリスト。当初は数人から立ち上げ次第に
メンバーが増えて最大では会員800名を超えた時期もあったほど注目された会である。
そして、毎月開催されていた札幌懇親会は「ツボ岳」とか「ルック岳」と称し、普段顔の見え
ない会員同士から顔の見える場を作る目的で企画されたと思うが、「初対面でも10年の友」
とよく使う私のフレーズの通り、話題のほとんどは山の事だけに初対面でも途切れることの無
い会話で盛り上がるのは、いつもの光景である。

私が入会したのは2009年1月なので創立10年目だったが、初参加での出会いと様々な人
間模様を間近で実感し、すっかり虜になってしまった。
この懇親会を企画した ganさんも当時は40代前半のバリバリサラリーマンだったが、あれか
ら23年経ってその分の年が加わった。(私もみんなも・・・笑)

そして今は、毎月開催から不定期開催となり今年はまだ2回目である。
それでも開催のメールが流れると一番に参加表明しているが、集まるメンバーは皆この再会を
楽しみにしている事に違いは無いと思う。221回目を数える懇親会って他に類を見ない偉業
的な懇親会かも知れない。毎回フロアー貸切で開店から閉店まで居られて安価な会費。有り得
ない空間がなんとも心地良い懇親会である。

私は札幌在住でも無く、普段の山登りが夫婦だけが多く、集まるメンバーと登れる機会は少な
いが、それでもチャンスは逃さず出来るだけ多くの方と山登りをしたいと心掛けてはいる。

長い人では20年以上のお付き合いとなるメンバー同士も多いと思うし、山行を組むグループ
が固定化しているメンバーがいたり、山岳会に入って知識と技術を学ぶ人やソロで楽しむ人も
メーリング情報は役に立っている事も多いだろう。

山登りの経験も年齢も男女も仕事も環境もそれぞれのメンバーだから、みな人生色々・・。
人間だから合う人合わない人もいるだろうし、知らない人とロープは組みたくない人が居ても
可笑しくはない。でも基本みなさんは山登りが好きで、何かに期待してここに集まって来るの
だろうと思うと、私にとっては他人では無く仲間だった。

会で知り合ったメンバーは200人を超えているが、一緒に山登りや沢登りを楽しんだメンバ
ーはそう多くない。入会して14年目、既に亡くなった仲間は少なくは無い。まだ飲み仲間の
ままで終わっている仲間もいる。当然ながら全員とお付き合い出来る環境でも無いが、山だけ
でなくとも話だけしてても深みのある仲間との出会いは楽しい。

ちょっとだけ振り返るつもりだったが、尽きない思いが次から次と浮かんで来てエンドレス。


★ もう山だけでない仲間との関係・・・
同じ歳のメンバーも多いが、退職した私も居れば、現役バリバリで頑張っている仲間も居る。
70代を迎えて山行が減ってしまったり、ほとんど山から離れてしまうメンバーもいるが、山
の話題だけでなくとも人と人としてのお付き合いも出来てる事が嬉しい。

ルック岳を企画してくれているganさんは、沢登りの達人だが、旅好きで乗り鉄の一面もある。
暇を見付けてはひとりで放浪の乗り鉄をする事もしばしばであるが、HYMLの仲間を連れて
乗り鉄の旅にもよく出掛けている。女性同士で誘い合い本州の山旅だったり、海外旅行に一緒
に行ったと言うお話も聞いている。

HYMLが単なる山の情報発信をするだけのメーリングリストでは無く、人と人を結びつける
接着剤のような存在でもあると思う。でもくっ付いたら離れない訳でも無く、適度な距離感も
わきまえ乍ら互いに求めあうものが「顔の見える懇親会」に参加して分かって来るかも知れな
い。会員同士の結婚もあったし、師弟関係になるほど山の楽しさを一から教えるメンバーも居
たり、病気と闘いながら飲み会が好きで参加したりする人も居る。

私の人生を変えた「HYMLでの出会い」は、私の宝物の一つである。


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