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エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

夕張・鳩ノ巣山(621.8m)~三角山(769.8m) 縦走

2010年01月12日 | 山紀行 (増毛・夕張・芦別)
2010年 夫婦登山山初め・・・
夕張 鳩ノ巣山 (622m)三角山 (770m) 縦走
発達した低気圧で荒れた道東をよそに、晴れた夕張を選んで・・・

■ 山 行 日     2010年 1月 7日(木) 日帰り
■ ル ー ト      鳩ノ巣山南東尾根末端(夕張市昭和)~鳩ノ巣山
             ~北西尾根~ポンホロカベツ川林道~三角山西尾根
             ~三角山~道道~登山口

■ メンバー     夫婦登山 No.1
■ 登山形態      山スキー
■ 地 形 図      1/25000図  「美流渡」 「夕張」
■ 三角点・点名   鳩ノ巣山 四等三角点  点名「鳩の巣山 はとのすやま」
           三角山   一等三角点  点名「夕張炭山 ゆうばりたんざん」

■ コースタイム   鳩ノ巣山 登り 1時間30分   
               三角山まで3時間40分 下り 1時間45分

             トータル 7時間15分
<登り>
08:30     駐車地出発
09:30     C549肩
10:00     鳩ノ巣山(622m)頂上

10:10     三角山へ出発
10:50     林道出合
11:47     林道二股
12:00     西尾根の末端
13:52     三角山(770m)頂上

<下り>
14:00     下山開始
15:45     登山口駐車地


★ 悩む登山口・・・
 今年の初山は、八谷和彦氏の新版「ガイドブックにない北海道の山々」から参照し、地元に近い夕張
山地のこの山を選択してみた。しかし、八谷さんが選んだ夕張郵便局横には駐車することが出来ず、
また帰路での車回収を考えると鳩ノ巣山の南東尾根から登るのが一番最短で便利?かなと考えた。
あとは、駐車場所であるが地図を見るように単純ではなかった。急な斜面に所狭しと複雑に建ち並ぶ民
家と車一台がやっと通れるほどの細い迷路を何度か周るうちにようやく南東尾根の末端に位置する最終
民家の前に着いた。
 車の回転用なのか広く除雪されたスペースに車を止め近くの民家の方に駐車の許可をもらって安心す
る。



登山口となった鳩ノ巣山南東尾根末端の夕張市昭和地区最終民家地

★ 林道とトレース?・・・
8:30 スタート
駐車したすぐ前の斜面が南東尾根の末端で、登り始めから林道がありそれを所々利用して辿る事にした。
少し急斜面もあるが1時間ほどでC549に着き平らとなるが南北に切れ落ちた(ちょっと誇張表現です)痩
せ尾根を少し進むことになる。550m付近から頂上の肩となり600m付近までの登りは比較的緩斜面で
登り易かった。ルート上にはスノーシューと思われる古いトレースが残っていた。
やはり登っている人が居るんだナァと自分たちをよそに感心したりする。
トレースは、鳩ノ巣山の頂上で引き返していたが、私たちが目指すルート上にはピンクの標識テープが点
々と付いていて八谷さんと同じルートを辿ろうとした人が残していった物なのか・・と、この先の読図がつま
らなくなりそうだ。


10:00 鳩ノ巣山 頂上  (登り 1時間30分)

 頂上からの眺望は西側のみで樽前山が遠望出来たが、東側は松の樹林帯に阻まれて全く展望は利か
ない。10分程休憩して早々縦走路へと出発する。



鳩ノ巣山の南東尾根上 C549からの痩せ尾根を辿る


痩せ尾根から南東に望む夕張マウントレースィースキー場


鳩ノ巣山の頂上部は広く・長く・平らな稜線になっている


鳩ノ巣山(621.8m)

★ 複雑な地形・・・
 頂上の600m台地上から北北西に延びる広い尾根を辿るも標識テープや林業界の印に添う形で進む
だけで難しくは無かったがC624からその北にあるC518の尾根を辿ろうとしたが微妙に複雑な地形と
急斜面に惑わされて、まったく違う東側の斜面に降りてしまった。間違いにはすぐに気が付いたが登り
返すのも面倒だったのでそのまま東斜面を降りてポンポロカベツ川の旭町第二ダムから200m位北側
の林道に出た。
(10:50)

★ 林道歩きと読図・・・
 約2キロの林道を上流(北側)に歩き、林道の分岐や三角山西尾根の末端取り付きを間違えないように
慎重に読図をしながら歩いた。最後の林道二股には
11:47に着いたが、地図上に無い橋が二股の手
前にあって読図に少し迷いそうになった。
二股は右へ進みすぐ先の橋を渡って左に折れる。200mほど進むと林道は90度に右折しているがその
手前左側に沢の方へ下りる作業道があり難なく西尾根の末端に取り付く事が出来た。
(12:00)

 取り付きの標高は約460mで幾分急斜面も軽くジグを切れば登れる程度である。針葉樹とダケカンバ
の混合樹林帯であるが方向だけチェックしながらひたすら登った。650m付近で地図上の林道と出合い
(12:45)三角山西尾根はこの林道を辿ることにした。
 どんどん三角山が近くなるのを感じながら林道が交差する位置まで来ると正面にガケ記号の壁が見え
てきた。手前の湿地帯のような平らな場所には松が植林されている。壁は正にガケ状で通常なら登れる
斜度ではないが、一箇所だけ壁を破って林道が付いていた。
その林道を辿ると三角山へ導くように繋がっていて西側の頂上稜線に出た。
そして程なく三角山頂上だった。
(13:52) ・・・鳩ノ巣山から 3時間42分。


三角山の頂上稜線へ


登山口から約5時間半で辿り着いた三角山(769.8m)頂上

★ 開通していた意外に長い下山路・・・
 頂上では、快晴に近かったが風が強く寒いので記念写真だけ撮って早々に下山を開始した。(14:00)

 頂上から南東尾根を少し辿って歩くとすぐ先の眼下には道道(岩見沢夕張線)が見えて来る。その道路を
目掛けて適当に斜面を下るとあっという間に道路だ。意外だったのは、道路はきれいに除雪され時々車も
通行していたことだ。路上はほとんど下りなのだがカーブも多く車道を滑るのはチト危険・・と思い、最初は
一段高い道路脇を歩いていた。しかし、下る距離があることを考えると一気に滑り降りないと日が沈む・・
・とばかりに再び車道に下りた。
 ところどころジェットコースターのように高速で滑り降りる場面もあり楽しかったがカーブでは充分にスピ
ードを制限して降りて来た。

 それでも登山口の車に戻ったのは
15:45で1時間40分の下りは長く感じた。途中地元パトカーとも擦
れ違い注意されるかと思ったが何も言わず通過してくれてホッとする。

 最後に駐車の許可をしてくれた民家の奥さんに無事下山の報告とお礼を述べて帰宅した。


 今年は初山からちょっとハードな山行をしてしまったが、天候にも選んだルートにも積雪にも恵まれて
結構楽しんだ山行でした。
 鳩ノ巣山までは、取り付き点さえ間違えなければ難しい登りはありません。ただスキーを楽しめる山
ではないと思います。



夕張の街中をスキーを背負って歩く二人・・・きっと異様に見えただろうナァ~

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