エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

激動の2020年を振り返る

2020年12月05日 | 日記
穏やかな年明け、コロナ禍、一名山、退職
激動の2020年を振り返る

★ 退職のご報告・・・
わたくし事ではありますが、この度12月5日付で44年間のサラリーマン生活に終止符を打ち、退職した
事をご報告いたします。永きにわたり皆さまから温かいご指導とご支援を賜り、大過なく勤められた事を心
よりお礼申し上げます。この間34歳の時に登山を知り、以降ライフワークと言えるほどに趣味としてのめ
り込み現在に至っているところであります。
これも一重に妻の理解と後押しがあってこそであり、また共に歩んで来た経験と熱意も継続出来ている賜物
と言えます。そして、「出会い」は登山人生をも変えた大きな宝となりブログの開設や山情報の収集にはH
YMLというメーリングリストの仲間たちにもお世話になりました。(現在も、です・・)

今後の人生につきましては、これだと言うビジョンが決まっている訳ではありませんが、今まで通り夫婦登
山が継続出来て、目標としている北海道の1000m超峰全山を夫婦で完登出来れば、何も言うことはあり
ません。しかしながら、退職後の年金生活だけでは余力も無く「山三昧」と言うのは夢物語に消える可能性
もあります。これが現実なのか?と思いつつ、少しの間は考える時間がありますし、世の中コロナ禍でもあ
り焦らずにボチボチと残りの人生設計を思考したいと思っております。

今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
失礼ながら、当ブログからではありますが、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ退職のご報告とさせて
頂きます。



永きにわたり作ってくれたチーヤンのお弁当です・・・

★ 穏やかな年明け・・・
まだ、12月の初旬ではありますが、毎年この時期に一年を振り返り来年の目標を語れる事に「大過なく」
の言葉が活きているんだと幸せを実感します。

まだ新型コロナウイルス感染のニュースも無かった新年は穏やかに迎えられ、元旦の初詣や孫たちとの初登
山にも元気よく登って、順調なスタートでした。



2020年1月1日、安平山に孫たちと初登山・・・

★ 順調だった1000mシリーズも・・・
1月は、HYML恒例の三段山オフミに参加してBCは元より温泉と宴会は盛会で、仲間とのスタートも順
調だった。
1000mシリーズでも1月の①丸山(美瑛丸山)(1237m)から始まり、②俣落岳(1003m) ③天幕山(1195m) 
④宇江内山(1187m) ⑤松籟山(284m) ⑥下ホロカメットク山と4月までに毎月1座から2座の未踏を制して
これたのに、ここで新型コロナウイルス感染の拡大が急速化して「三密」という言葉が流行るほどテレビで訴
えられて、登山も自粛を余儀なくされた頃だった。
それでも緊急事態宣言が解かれると、再び夫婦登山も再会はしたが、5月と6月の1000mシリーズは出来
ず、近場の里山的登行が多かった印象は否めない。
7月は、後輩から誘われた日高のヌビナイ川~⑦ソエマツ岳(1625m)と⑧ピリカヌプリ(1631m)に挑戦するチャ
ンスを与えられ、辛くも登る事が出来たのは、今でも信じられないほど幸運な山行だった。特に10年来夢見
て挑戦して来たピリカヌプリの初登頂は、今年の夫婦「一名山」になった。
8月は、仲間たちとの山行やキャンプが多い月となり、9月は悪天で中止の山行もあり「困った時の里山」を
言い訳に瀞台が救いの山だった。それでも末にはずっと気に掛けていた愛山渓周辺の未踏峰に挑戦する事が出
来、⑨中条岳(1978m)を加えることが出来た。この時、愛別岳と鋸岳も登行計画にあったが濃いガスで愛別岳
を諦め、鋸岳は私の体調不良で妻のチーヤンだけが登頂するという異例の夫婦登山だった。その翌週10月に
入り再び⑩鋸岳(2142m) ⑪愛別岳(2112m)に層雲峡から挑戦し登る事が出来たのは大きな成果だった。
10月はその他にも大きな計画を立てていたが、大雨の影響で断念し代替えの登山となったのもエバ夫婦には
珍しいことでは無かった。それでも下旬に登った⑫温泉岳(1578m) は、YAMAP仲間の記録を参考に初登
頂出来たのはラッキーだったし、道南の未踏峰狙いで⑬臼別岳(1251m)と⑭遊楽部岳(1276m)は往復11時間と
なり想定外の闇夜下山も忘れられない山行になった。

結果的に1000mシリーズでは全14座で終わり、挑戦の難しさが今後の課題に残されてしまった。



2020.7.25 ピリカヌプリ(1631m)初登頂 今年の一名山になった・・・

★ 大きな節目・・・
最初にご報告させて頂いた「退職」は、私自身も夫婦にも大きな節目として2020年が忘れられない年で
あることは間違いない。ただ同時期にコロナ感染拡大の第3波襲来も記する重大な出来事であり、不要不急
の外出について再び真剣に考える時でもある。
「自遊人」と呼べばこれからは山三昧が出来るぞぉ~と両手を挙げて喜べれば言うことは無いが、現実はそ
う甘くないのも承知はしているつもりだ。

今後の年金生活では、ある程度の収支額は計算出来る訳でいくら足りないのかいくらあれば山三昧なのかと
夫婦の協議はこれからも進行形だ・・・。
未踏峰狙いの1000mシリーズも残り113座だが、地域ごとにまとめて登る「滞在型登山」を模索して
いて、これが定着すれば少ない費用で未踏峰を制する事が出来、夢は現実味を帯びてくるはずである。ただ
残る113座を見渡せば、簡単に登れる山は少なく心して取り組まないと高齢者登山には厳しいものに終わ
るかも知れない。

ああだこうだと言いながらも、以前と違うのは時間の使い方である。
「明日は仕事だから・・・」取り敢えず今はそれが無い。「明日が雨でも明後日は晴れるぞ・・・」ならば
現地に行こうと時間的余裕があるのも今なら言える。さて、厳冬期を迎える1月からどんな夫婦登山が出来
るのか?・・・これまた大きな節目になりそうだ。


★ 来年の事は・・・
未知の事ばかりで私たちの来年を具体的に述べるのは控えたい。
もちろん、残る113座を制する事が最大の目標であることに違いは無いが、これだけに集中出来るかもま
だ未定だ。アルバイトを含めた仕事探しが優先なのか?、効率的に登る夫婦登山の計画が先か?、コロナは
どうなっていくのか?・・・心配と不安はまだ拭えないでいる。