ハッタオマナイ岳は通行止で中止・・・「坊主山」 (790.7m)
(林道3.5キロ得してスタート、地図無しで夏の登山口から直登ルート)
■ 山 行 日 2011年2月11日(金) 日帰り
■ ル ー ト 夏の登山口から南尾根直登ルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №6
■ 登山形態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「稲 里」 「穂 別」
■ コースタイム 登り 2時間20分 下り 50分
(夏の登山口から登り1時間、下り20分 休憩含む)
★ 計画・・・
計画は、ハッタオマナイ岳(1021m)のペンケポロカアンベ沢川林道を利用してハッタオマナイ岳の北尾根987標高点から西に派生する尾根に取付き414、618を経由する予定だった。しかし、国道274号線福山から右折する道道が冬季通行止めと知らず厚いゲートの前に敢え無く中止する。
他のルートとなるハッタオマナイ岳北尾根の1018mピークから派生する北西尾根を国道274号線から取付く長大なルートは2005年4月に、1018ピークにテント泊をして1泊2日で登頂していたので、今回は日帰り最短とも言えるこのルートからの計画だっただけに冬季通行止めと言うのは今後の計画にも影響が出そうだ。
国道274号線福山から富内に抜ける道道の入口ゲート
★ 変更・・坊主山の偵察へ
このまま黙って帰るのも悔しいので、ハッタオマナイ岳の西隣に位置する「坊主山」(790.7m)の林道偵察を兼ねて行って見ることにする。エバは何度か夏道を利用して登頂していたがチーヤンが未踏でもあったので「行ける所まで」という軽い気持ちで地図も無く向かった。
国道274号線稲里から穂別に抜ける町道へ左折する。5キロほど走ったところに「坊主山登山口」の標識があり左折する林道に出合う。除雪はされておらずトラックかRV車のトレースだけ付いていてなんとかエバ車でも通行出来そうだったので入る。通行にはギリギリのワダチだったが、慎重に走り登山道へ続く林道分岐まで来れた。すると幸いにこちらにも新しい車のトレースがあり入ることにした。1.5キロほど走ると林道の二股があり右が登山道へ続く道だったが除雪されておらず左に車のトレースが続いていた。分岐に車を停めて取りあえず歩く事にする。地図も無く登山口までの距離も判らなかったが記憶だけ頼りに林道を歩き始めた。
★ 鹿と銃声・・・
林道を歩き始めてすぐに鹿の足跡がそこらじゅうにあり密度の高い鹿の生育地であることが想像出来る。車のトレースは、ハンターのものかも知れないとつい一週間前の猟銃事件を思い出し緊張が走った。しかし、ここには人の足跡は無く鹿の足跡だけなのでハンターから離れていることに少しだけ安堵する。
帰路に銃声が鳴り渡り再び緊張する場面を迎えるがなんとか無事車に戻れて胸を撫で下ろす。
林道から望む坊主山 (左の山)
いつ着くともわからない林道をヒタ歩く
1時間20分で辿り着いた夏の登山口
★ 登頂する・・・
10:00 出発
11:20 登山口
11:30 登山道を出発
登山道を少し登ってすぐに道から外れ正面(北側)の急斜面に取付く事にする。坊主山の登山道は9合目付近にある小屋まで車も走れるような広い林道で西側から大きく回り込むようになっている・・その記憶からこの時期ならではの直登で登頂出来ないかと企み、無い地図を頭に浮かべ斜面に取付いた。カラマツの人工林の合間を慎重に登り高度を稼ぐ、この上がどこに繋がるともわからずに「登れば分かる」とただそれだけだった。30分ほど頑張るとこの斜面の稜線が現れ疎林帯となって来た。そして、広い尾根に上がると北側に三角錐の格好の良い山が見えコンパスでここが南尾根とわかった。
12:00広い南尾根上に着く
急斜面を登ると広く平らな尾根に出た (南尾根)
坊主山ってこんなに格好良かったっけ?
僅か数十メートルの登りも急で痩せた尾根は手強い・・
ついに来てしまった・・・
初登頂のチーヤンです。
2月の登頂は初めてだ。
12:20 頂上
登山口からは1時間もかからず登ってしまった。記憶が当たって南尾根からの登頂は、後に地図で確認すると最短ルートと言えよう。しかし、頂上の風は冷たく写真だけ撮ってすぐに下山した。登るはずだった東のハッタオマナイ岳の稜線は厚い雪雲に覆われて厳しい風雪が想像出来た。もし、通行止めが無くて予定通り取付いていても登頂は無理だったかも・・・と思うと今日の坊主山はラッキーだと思う。
下山して振り返る坊主山
スキーは早し、アッという間の下山
13:00 登山口
下りの林道で突然出合った小鹿が慌てて斜面を登ろうとするも・・最後に転び落ちて私たちの足元に
・・でも、無事非難出来ました。ハンターには気を付けてね。
13:20 駐車地
登山口のポストを見ると昨年の最終登山者は12月12日で終わっていた。しかし、この時期でも長い林道を歩いて登るのもなかなか乙なもので何より南尾根からの坊主山に惚れてしまった。下りは、結構スキーも楽しめて林道も最後まで下りオンリーなので楽で早いのも嬉しい。
得した一日でした。
(林道3.5キロ得してスタート、地図無しで夏の登山口から直登ルート)
■ 山 行 日 2011年2月11日(金) 日帰り
■ ル ー ト 夏の登山口から南尾根直登ルート
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №6
■ 登山形態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「稲 里」 「穂 別」
■ コースタイム 登り 2時間20分 下り 50分
(夏の登山口から登り1時間、下り20分 休憩含む)
★ 計画・・・
計画は、ハッタオマナイ岳(1021m)のペンケポロカアンベ沢川林道を利用してハッタオマナイ岳の北尾根987標高点から西に派生する尾根に取付き414、618を経由する予定だった。しかし、国道274号線福山から右折する道道が冬季通行止めと知らず厚いゲートの前に敢え無く中止する。
他のルートとなるハッタオマナイ岳北尾根の1018mピークから派生する北西尾根を国道274号線から取付く長大なルートは2005年4月に、1018ピークにテント泊をして1泊2日で登頂していたので、今回は日帰り最短とも言えるこのルートからの計画だっただけに冬季通行止めと言うのは今後の計画にも影響が出そうだ。
国道274号線福山から富内に抜ける道道の入口ゲート
★ 変更・・坊主山の偵察へ
このまま黙って帰るのも悔しいので、ハッタオマナイ岳の西隣に位置する「坊主山」(790.7m)の林道偵察を兼ねて行って見ることにする。エバは何度か夏道を利用して登頂していたがチーヤンが未踏でもあったので「行ける所まで」という軽い気持ちで地図も無く向かった。
国道274号線稲里から穂別に抜ける町道へ左折する。5キロほど走ったところに「坊主山登山口」の標識があり左折する林道に出合う。除雪はされておらずトラックかRV車のトレースだけ付いていてなんとかエバ車でも通行出来そうだったので入る。通行にはギリギリのワダチだったが、慎重に走り登山道へ続く林道分岐まで来れた。すると幸いにこちらにも新しい車のトレースがあり入ることにした。1.5キロほど走ると林道の二股があり右が登山道へ続く道だったが除雪されておらず左に車のトレースが続いていた。分岐に車を停めて取りあえず歩く事にする。地図も無く登山口までの距離も判らなかったが記憶だけ頼りに林道を歩き始めた。
★ 鹿と銃声・・・
林道を歩き始めてすぐに鹿の足跡がそこらじゅうにあり密度の高い鹿の生育地であることが想像出来る。車のトレースは、ハンターのものかも知れないとつい一週間前の猟銃事件を思い出し緊張が走った。しかし、ここには人の足跡は無く鹿の足跡だけなのでハンターから離れていることに少しだけ安堵する。
帰路に銃声が鳴り渡り再び緊張する場面を迎えるがなんとか無事車に戻れて胸を撫で下ろす。
林道から望む坊主山 (左の山)
いつ着くともわからない林道をヒタ歩く
1時間20分で辿り着いた夏の登山口
★ 登頂する・・・
10:00 出発
11:20 登山口
11:30 登山道を出発
登山道を少し登ってすぐに道から外れ正面(北側)の急斜面に取付く事にする。坊主山の登山道は9合目付近にある小屋まで車も走れるような広い林道で西側から大きく回り込むようになっている・・その記憶からこの時期ならではの直登で登頂出来ないかと企み、無い地図を頭に浮かべ斜面に取付いた。カラマツの人工林の合間を慎重に登り高度を稼ぐ、この上がどこに繋がるともわからずに「登れば分かる」とただそれだけだった。30分ほど頑張るとこの斜面の稜線が現れ疎林帯となって来た。そして、広い尾根に上がると北側に三角錐の格好の良い山が見えコンパスでここが南尾根とわかった。
12:00広い南尾根上に着く
急斜面を登ると広く平らな尾根に出た (南尾根)
坊主山ってこんなに格好良かったっけ?
僅か数十メートルの登りも急で痩せた尾根は手強い・・
ついに来てしまった・・・
初登頂のチーヤンです。
2月の登頂は初めてだ。
12:20 頂上
登山口からは1時間もかからず登ってしまった。記憶が当たって南尾根からの登頂は、後に地図で確認すると最短ルートと言えよう。しかし、頂上の風は冷たく写真だけ撮ってすぐに下山した。登るはずだった東のハッタオマナイ岳の稜線は厚い雪雲に覆われて厳しい風雪が想像出来た。もし、通行止めが無くて予定通り取付いていても登頂は無理だったかも・・・と思うと今日の坊主山はラッキーだと思う。
下山して振り返る坊主山
スキーは早し、アッという間の下山
13:00 登山口
下りの林道で突然出合った小鹿が慌てて斜面を登ろうとするも・・最後に転び落ちて私たちの足元に
・・でも、無事非難出来ました。ハンターには気を付けてね。
13:20 駐車地
登山口のポストを見ると昨年の最終登山者は12月12日で終わっていた。しかし、この時期でも長い林道を歩いて登るのもなかなか乙なもので何より南尾根からの坊主山に惚れてしまった。下りは、結構スキーも楽しめて林道も最後まで下りオンリーなので楽で早いのも嬉しい。
得した一日でした。