(また今日も諸事情により昨日の日時で投稿しています。)
ですがまず最初に…。今日は異常に長くなってしまったので『今日の1曲』はお休みです。
それからこれも。
ノーベル賞経済学者の「日本への謝罪」
私は最初の『日本政府と日本銀行が1990年代以降にとってきた経済政策を批判』も全く知らなかったので、この記事で初めて知ったので、不快というよりもむしろ私のイメージ「アメリカ人は間違いを認める時には潔くそれを認めて素直に謝る」がより強くなりむしろ好感を持てました。
経済政策なんて誰も正解を知らずに突き進みます。そして後から「あれは失敗だった」「あの時この選択をして良かった」となるものだと思います。
日本はあまり過去を振り返らずに前を見て進むみたいな傾向があるようですから、この方がおっしゃる時期のこの日本の経済政策が失敗だったかどうかも判らないし、日本は当時はそれがベストだと信じてそうしてきたものだと思うし、その結果、経済がさらに悪化してしまったとしたら、それはそれで仕方ないのでこの先それを挽回するべく政策を熟慮する以外にないと思います。なので私は謝るというほどのことでもない気がしてしまいました。
さらにセウォル号の前にも1コ。私は韓国の方が日本よりも広いと思っていて人口も当然日本よりも韓国の方が多いと思い込んでいました。
世界の人口ランキング
1位 中華人民共和国 13億6000万人
2位 インド 12億4300万人
3位 アメリカ 3億1600万人
:
10位 日本 1億2700万人
:
26位 韓国 5000万人
(北朝鮮はこのデータには無し)
えっ、でも国の面積は韓国の方が広いのよねぇ。芋のしっぽの日本よりも。
国の面積順リスト
3/4位 中華人民共和国 9,640,011 6.5%
4/3位 アメリカ合衆国 9,629,091 6.5%
62位 日本(千島列島南部は除外) 377,930 0.25%
109位 大韓民国 100,033 0.07%
ちなみに、下記の北朝鮮と大韓民国を足してみると、
99位 朝鮮民主主義人民共和国 120,538 0.08%
85位に入りそうですが…。
85位 朝鮮半島 220,571 0.15%
ええっ…。それでも土地も日本の方が広かったんだぁ。私ってば無知。私は世界244カ国のうち日本は150位とか200位とか、そんぐらいかと思ってた。ただ狭い土地に人口が密集してるだけだと思ってた。日本の世界地図おかしくなぁい?ってつい思っちゃう!日本って芋のしっぽじゃなかったんだぁ。
どうりでアジア大会で日本、中国、韓国でかなりのメダルを取ってしまう訳だぁ。私は日本の設備が整っているために人口が少なくても優秀な選手が育成され易いのかと思い込んでた。
順位 国名 金メダル 銀メダル 銅メダル 合計
1 中国 151(199) 108(119) 83(98) 342(416)
2 韓国 79(76) 71(65) 84(91) 234(232)
3 日本 47(48) 76(74) 77(94) 200(216)
()内は前回中国広州アジア大会の数
でも韓国の日本に対する妨害等が特に酷かったとしても(にもかかわらず?)銅メダルは17減りましたが、金銀メダル数は前回大会とそれほど変わらないということなので大健闘したと言っていいかと思います(正直この数字を見ると中国が『日本に対して韓国が不公平なジャッジをした』と日本の味方をしてくれた気持ちが分かる気がしました)。
アレ?でも今ふと思ったのですが、海の面積も含まれているのかな?であれば日本に属する島があちこちに点在しているので、それであれば納得が行くかな?何せ日本は島国で四方海に囲まれているのでねぇ。えっ単に私の思い込みが間違っていただけ?
さて、ではタイトルにも書いたとおりに「セウォル号」のこと。あまりに時間が掛かりすぎてかなり忘れてしまいましたのでWikiも利用します。
フジテレビの特番2014年9月21日(日) 21時00分~23時09分放送「Mr.サンデーSP生存高校生が初めて語る“奇跡の生還"~韓国セウォル号沈没の真相~」
生存者72名の新証言&船内外の沈没映像16本&事故当日写真275枚などを元にセウォル号沈没事故で生き残った高校生たちの生死を分けた闘いを完全再現ドラマ
(1)生存高校生が独占新証言!壮絶“84分間"生死を分けた運命の闘い…亡くなった親友との命の絆とは
(2)あ然!乗客を救助せず…助かったのはビール飲んでいた船員たち
(3)脱出した高校生たちの救助の願い断った?海洋警察の幹部を直撃取材
被害に遭って無事生還した高校生から韓国のメディアがきちんと報道してくれないので他国のメディアを使ってでも真実を報道して欲しい。というようなことで組まれた特集だったかと思います。
被害家族が韓国メディアよりも日本メディアの方が親身になって丁寧に取材していたということで、感謝されていたようです。
2014年韓国フェリー転覆事故
最初天候が悪く出航が見合わされていましたが、修学旅行の高校生を乗せて出航しないと赤字になるため、結局悪天候のまま出航することになったそうです。
最初の通報は
『4月16日8時52分頃 - 乗客の少年が携帯電話を使って消防に通報(最初の通報)』
だそうで、船員からではなかったそうです。その後船員からも通報が入り、救助を要請したということ。このため船員からの通報ではなかったので、少年から事情を聞きだすまでに時間がかかり、まず最初に救出に向かうのに時間が掛かってしまったとか。
一報を受けてまずとにかく現場に行けということで近くに居る海洋警察が現地に集まったそうですが、彼らは「(北朝鮮などの)違法船を取り締まるための訓練はしてきたけれども、沈没船からの人命救助訓練を受けていない」というようなことを答えていました。
日本の海猿のような深海潜水救助など危険性が高い救助が専門の機関は日本では全国11箇所に散らばっているそうですが、3方を海に囲まれた韓国では海洋警察特殊救助団(SRU)がそれに該当するそうですけれども、ただ一箇所釜山にしか常駐していなかったそうです。これでは早急に現場に向かうことはかなり難しいですよね。
『4月16日11時過ぎ - 京畿道教育庁が船に乗っていた高校生の保護者たちに「壇園高校の生徒を全員救助」というメールを一斉に送付するも、同日午後になり救助された人数に誤りがあったことが判明、直後に安全行政部と海上警察が行方不明者の数を修正して発表』
正確にいつ時点のデータかわかりませんが、
『生存者 乗員・乗客 172人(救出後、自殺した教諭1人も含む)
死者 乗員・乗客 295人
韓国海軍兵 1人(捜索作業員)
民間ダイバー 2人(捜索作業員)
消防隊員 5人(捜索作業員)』
300人超の方がなくなられたのに、この誤報は酷いですねぇ。
最初、韓国では「2012年まで船籍が日本で日本のフェリー会社のマルエーフェリーが、使い物にならなくなった船を韓国に売りつけたからいけない。」というような報道もされたとネットニュースで見ました。
ですが、実際には船籍が2013年に韓国に移り清海鎮海運が所有してから、同海運会社がいろいろと改造を加えたということもネットニュースで読みました。
最上階部分船体後方に客室を増設したり、船首右舷側の貨物用ランプウェイを取り外すなどの改造が施され、重心が日本時代より高くなり、定員数は804人から921人に、総トン数は6,825トンにそれぞれ増加させ、車両180台、20フィートコンテナ152個を積載可能な船舶として、清海鎮海運は「韓国最大のクルーズ船」と幅広く宣伝していたそうです。このため転覆しやすくなっていたということです。
そしてまた、番組では独自に「安全点検報告書」を入手し、のちの調べでセウォル号は最大積載量の3倍以上積んでいたのに、書類にはすべて『良好』と記され、利益を優先させて重量オーバーを承知の上で出航したそうです。そしてまた船長は過積載をごまかすために、船を安定させるためのバラストを放水し、重心が高くなり不安定になってしまった。
セウォル号がこれまで行った合計158回の運航の中で、貨物積載量に収まる範囲だったのは最初の試験運航の1回のみで、残りの157回は全て過積載だった疑いがある。そのうち107回は基準積載量の2倍以上に当たる2000トン以上を船積みしていた。3000トン以上も12回に上る。ということだそうです。
さらにまた、
『事故当時、セウォル号を操船していた女性三等航海士は新人であり、この航路での操船は初めてであったとされており、事故当日は濃霧のため出港時間が遅延したため(予定より2時間ほど遅い午後 9時頃に出港)、航海士の運航区間が変わり、一等航海士に代わって新人の三等航海士が、危険区間である孟骨水道の舵の指揮を執ったとされている。』
(催しで歌うために)乗船していた、フィリピン人歌手夫婦は操舵室に入っていったそうですが、とても情けない船員ばかりの光景を目撃してしまったそうです。
船室のカーテンが45度近く傾き、それに気づいた男子校生は、見回すとたくさんの人や物や自販機が滑り落ち、骨を折った人もいたそうで窓の外でコンテナが海に滑り落ちていくのをみて、ただ事ではないことを感じて、とにかく上にあがっていったそうです。友人はじっとしているよう止めたが、聞かずにあがったそうです。他の生徒たちは深刻さがわかっていなかったようだったということ。
事故発生5分後の生徒たちの様子が、実際の動画にも残されていましたが、危険な状況であるほど、恐怖心から逃れようと「正常」だと思い込もうとする、正常性バイアスがかかっていたと考えられるということでした。しかし、セウォル号と管制センターとのやりとりで、乗組員たちは転覆の危機を感じていたことがわかるにもかかわらずに、この時点で乗客に救命胴衣の着用の指示は出しておらずに、今回助かった男子学生らが自己判断で高い位置と低い位置を行ったり来たりして救命胴衣を配りまくって、彼もかなり体力を使い果たしてしまったそうです。
もしも男子学生らが危険を察知して自己判断で救命胴衣を配りまくっていなかったら、もっともっと被害は広がったことでしょう。
事故発生37分後、学生達は両親にメールをしていましたが、そのとき、船内アナウンスでは「乗客の皆様はその場でじっとするように」と流れていたそうです。
そうしてようやく脱出するようにと言うアナウンスがあった時にはかなり船に水が流れ込み、かなり斜めに傾いた船内から脱出するためにはビルの何階分と言ったかな?それくらいの高さの壁のような、滑りやすい床を上っていかなければならないため、上から一般の乗客が掴まる紐状の物(何かのコードだったかな?)を投げ入れてくれ、それにぶら下がるようにして上っていったが、途中でそれが切れてしまったりして、再び下の方に滑り落ちていった高校生はどうやら死んでしまったようだった。ということ。
それでも前出の救命胴衣を配って回った男子高校生も必死に下(と言っても確か中央の通路からだったと思います。更に下もあった記憶です)からサポートし、体力のない女子高校生から上に上げるようにしていったけれども、女子高生も上に上がる自信がない。と尻込みし出して結局彼女達を諦めて、その体力を殆ど使い果たした男子高校生が上がっていったそうです。彼ももうその後だと上に上がる体力が残っている自信がなかったと言っていましたが、それでも今でも頑張れば彼女達も救えたのでは?と助かってしまった自分を責めることもあったそうです。
またある女子高生は友達同士が偶然近くになり励ましあいましたが、弱気になる彼女を一番「諦めないで!」と言っていた友達2人があと少しというところまで来て目の前で勢い良く流れ込んだ水に飲まれて見えなくなってしまったそうです。
その無くなった女生徒のうちで特に最後まで力強く励まし続けてくれた女生徒の両親の元に最後の彼女のことを伝えに行った時に、お父様は理解してくださったけれども、やはりお母様は「そんな良い我が娘がどうして命を落とさなければならなかったの?」という感情をどうしても抑えられなかったようです。
特に多感な年頃の子達が、その目の前で命を落としていく親友を見てしまったら、きっとその光景は一生目に焼きついてしまうのではないでしょうか?
そして救助に来た海洋警察が救命ボートの格納されている場所のドアを開けようと、あれこれやってみましたがびくともせずは全く開かなかったそうです。
また、救助に来た海洋警察も、船内に取り残された人はいないと思ってまず、救命胴衣を付け船外に脱出した人から救助していったそうですが、通常日本では救命胴衣を付けて脱出した人は急いで救出しなくても大丈夫なのでまず窓を割って中に取り残された人を先に救助するのだそうです。
もしも海洋警察がこの通りにしていたならもっと生存者は多かったのだと思います。
また通常日本では緊急事態が起こると周囲の民間の漁船もできるだけ(500隻って言ったかな?それくらい)集まり、救助に協力するのだそうですが、セウォル号の時にはあまり集まっていなかったそうです。
そしてまた民間のダイバーも救助に参加したそうですけれども、その後4月22日には民間ダイバー達に罵声を浴びせたとされ、200人いた民間ダイバーは30人となり、参加者は11人に激減したことが報道され、朝鮮日報によると効率的な指揮系統がなく、海洋警察と民間ダイバーとの間に確執があるとされるそうです。
罵声を浴びせるのは全てが終わった後からでも良かったのでは?
他の番組でも生き残った若い一般男性乗客の方が「今でも夢を見て、生き残ってしまった自分を責めてしまう。」と言っていました。その方も周囲のご夫婦と励ましあい、助け合いながら脱出を図ったそうですが、どうやらその老夫婦は亡くなられてしまったようだった。ということ。
船長であることを隠すために船長の制服を脱ぎ、下着姿で真っ先に救出された船長は先日死刑を求刑され、他の船員も無期懲役が求刑されたということです。そしてあまり反省の色も見せておらずに責任のなすりあいだとか…。
『韓国社会の問題
セウォル号沈没事故の遠因には、韓国社会の体質にも原因があるとされた。朝鮮日報では、韓国社会は「生き残りたければ他人を押しのけてでも前に出るべきだと暗に教えてきた」として、家庭・学校・職場を問わず、犠牲と分かち合いよりも競争と勝利が強調され、清き失敗よりも 汚い成功をモデルにしてきた結果としている。「弱者を先に」「遅くなっても一緒に」という社会倫理や道徳は、教科書に出てくる退屈な話程度の扱いだという。また韓国では基本、規則、基礎、ルールを大切に考える人間に対し、何か世間知らずの堅物のように見下す雰囲気があり、それどころか、ずる賢い手口を駆使できる人の方が、有能な人間のように扱われるとされ、今回のセウォル号沈没事故の根底には、このような基本を無視する韓国社会の病弊があることを指摘している』
本当にこの問題はセウォル号沈没事故に深く結びついているような気がしてしまいますね。
最初「Mr.サンデーSP生存高校生が初めて語る“奇跡の生還"~韓国セウォル号沈没の真相~」のことをまとめるはずがあまりに記憶が薄れてしまったために、いろいろなところから情報を集めてしまいました。
『ハンギョレ』と「参与連帯」、朴大統領「空白の7時間」の情報公開を要求
セウォル号事故当日の朴大統領と海洋警察庁長の通話時刻にも疑惑
セウォル号の沈没事故後、船舶事故がかえって増加…旅客船は2倍以上
もう既にかなり長いのですが、このまま続けてしまいます。
【ヘイトスピーチ】
韓国は日本のヘイトスピーチが過激になっていくのを批判しています。『人種差別だ!』と。
確かに褒められた行為ではありません。でもそれは韓国本土が『反日感情』をむき出しにすればするほど、日本では在日韓国人がそのターゲットにされてしまっているのです。
つまりここ数年、韓国本土が日本を酷く批判すればするほど、その分韓国本土に向けてよりもより簡単にできる在日韓国人が日本人からその仕返しをされる形になっていっているのです。
逆に言えば韓国本土が日本を徹底的に非難するのをやめれば、日本人だって在日韓国人に対するヘイトスピーチも和らいでいくのです。
確かに昔から在日韓国人を虐げる日本人はいたと思います。でも数字を見る限りはやはり韓国の『反日アピール』が激しくなればなるほど比例してやはり日本のヘイトスピーチも激しくなっている。
在日韓国人の方達だってそれは分かっているはず。だから母国のことも思い、住み慣れ親しんだ国のことも考え、頑張って耐えているのだと思います。
朴大統領は韓国に戻る在日韓国人には手当てだか何かでサポートをするようなことを言っていたと読みました。
では何故多くの在日韓国人の方達は本土に戻らないのでしょう?
もちろん戻りたくても戻れない事情がある方もいらっしゃるでしょうけれども、私はやっぱり『住めば都』長年日本に住み続けてしまった彼らはよっぽどのことがない限りは戻る決心がつかないのではないかと思います。
また新大久保でお店をやっている人達は本当に日本人と変らず愛想良くて、日本人に対して敵対心を持っているとは思えません。彼らは日本人の中にも2種類居ることはちゃんと分かっているからだと思います。
人種差別をしない日本人には日本人がもてなすようにもてなしてくれる。人種差別(ヘイトスピーチ)をする日本人に対してはできるだけ耐えるようにしている。私はそう思っています。
だから私は新大久保に踏ん張っている人達を応援したいと思っているのです。ヘイトスピーチの逆のような大々的な行動には出られませんが、いつも心で彼らを応援しています。
在特会(在日特権を許さない市民の会)というのは、『在日韓国・朝鮮人が所有しているとされる「在日特権」を無くし、普通の外国人と同等の待遇に戻すことを綱領として設立された団体である。』ということです。
私も市内で在特会のチラシを貰ったことがあって(えっ?何、これ?)って思って一旦は捨てようとしてクシャクシャにしたのに、いまだ捨てていないチラシがあります。
私はやっぱり日本に住む外国人の中で一番、というよりもむしろほぼ彼らだけ?ぐらいに虐げられているのが在日韓国朝鮮人の方達だと思っています。「在日特権」を与えていたって、それ以上に日本に住み続けることは辛いこと、苦しいことも多かったのではないかと思います。
実際「在日特権」と言っても、朝鮮人学校や(今回私、初めて知ったのですが、韓国人学校は都内に1校しかないそうですが)韓国人学校は日本の教科書を使わないため?に、日本の義務教育とは認められずに進学や将来への道も本当に限られてしまうそうです。
大阪の橋本市長はどうも最初は韓国を擁護するような立場は取ってはいなかったようですが、このヘイトスピーチが人種差別であり、絶対に許してはいけないことだと思って、在特会の会長さんと面談をしたそうです。
30分の予定のところを怒鳴り合いで10分で終わってしまったということで、それでも橋本さんは「効果あり。」と言っていたそうですが、在特会会長さんはすぐさま「勝利宣言」のようなことを呟いていたそうです。
大阪の在日韓国人は大阪市長のそんな姿は見たくなかった。という感想を持ったそうで、また枡添東京都知事は「あまり見たくない映像だった」と不快感を示したそうです。
橋下市長VS在特会 「お前って言うな」怒号飛び交い、面談10分弱で終了
<橋下市長>在特会と面談、怒号飛び交い10分足らずで終了
私はとにかく橋本さんが行動を起こしたことは評価してもいいのではないかと思っています。
枡添さんは朴大統領と面談し、「東京都民の90%は韓国が好きだ」と伝えたそうですが、私はどちらかといえば韓国を理解しようと思っている方だと思っていますが、やはりこの数字はどこから取った統計なの?いつのもの?という気がしてしまいます。
「東京都民の90%は韓国のことが(好きでも嫌いでもどっちでもないという人も含めた)大嫌いだという訳ではない(逆に言えば東京都民の中には韓国のことが大嫌いな人は10%くらいいる)」というのであればまだ分かりますが。
そして枡添都知事は朴大統領に第二の韓国人学校の用地を都内に用意するのに力を貸して欲しい。と依頼されたそうで、結局韓国人だけ特別扱いする訳にはいかないということで話は頓挫しているらしいです。
枡添さんは地方自治体外交(って言い方だったかな?)が効果を挙げているだか、そんなことを言っているそうですが、私にはそれが目に見えません。
大阪の橋本さんは血気盛んですが、このニュースを見て韓国本土の韓国人も日本人は1人ではないことを知ってくれたようです。「日本人全員がヘイトスピーチをしているのではなく、在日韓国人のために動いてくれる日本人もいる。」ということを。
確かに怒鳴り合いの面談は褒められたことではありませんが、私は橋本さんが少しでもヘイトスピーチをなくしてくれることを期待しています。
私はまだ韓国人や在日韓国人の人達に面と向かって「反日感情をむき出し」にされたことがないからかもしれませんが、私の知ってる韓国人や私と触れ合う機会のある韓国人、中国人も同様ですが、みんなとても私に優しく接してくれるし、敬意を払ってくれます。
新大久保の店員さんや MYNAME 、JONTE さん、昔国際交流プログラムで交流した韓国の人達、みんな礼儀正しく、私が学生の時に思っていた通りの『優しい儒教の国の人達』というイメージそのものです。
韓国人はビールを注ぐ時、商品をお客さんに渡す時に必ず、商品を持った手の肘の辺りにもう一方の手を添えます。たぶん私が思うに、昔の着物の袖を押さえた名残なのでは?と思いますが、日本は両手で差し出すのが最高の敬意ですけれども、私は韓国系の方達がそういったしぐさをする度に、それを目にする度に心が爽やかな気持ちになります。
前回リンクした『韓国人と日本人、どう付き合えば?特に気まずいのは・・の問いかけに「いつも日本批判してるが…」「人は人、国は国」―中国ネット』にも書かれています。
「中国人はいつも日本を批判しているが、日本という国は嫌いだけど、日本人は別。」「一番親しかったのは日本人だった。」
私も全く同感です。
韓国という国には不快感を持っていますけれども、私と接してきた韓国系の方達に対しての気持ちはこれまでと全く変ることがありません。彼らが韓国本土の人達と同じことを感じ、同じことを考え、日本人を見下し、毛嫌いしているとはとてもとても思えませんので。
日本からしたら日本は『鏡』です。韓国という国が日本を批判しまくるのであれば、それは『鏡』の日本側からは、直接韓国本土へではありませんが、反射して在日韓国人、朝鮮人に返してしまう。
韓国側から日本に対する友好ムードが日本という『鏡』に映されれば、日本側からも友好ムードが広がると私は思っています。
『韓国側は厳しく日本を批判しまくるが、日本側はただひたすら耐えろ!』ではあまりに韓国が『自分勝手』ということになるかと思います。人間誰でも不完全ですからねぇ、『耐える』ということにも限界があります。
在日韓国人に対する日本人のヘイトスピーチに我慢ができずについ手を出してしまった在日韓国人もいるということですが、それを在特会の人達は「最低だ」と非難していますが、在日韓国人を非難するまえに在特会がヘイトスピーチをやめれば在日韓国人だって手出しをするようなことはなかったはずです。
自分の言動を差し置いて、相手の言動ばかり非難するのは明らかにおかしいと思います。
あまりに長すぎて自分でも収拾がつかなくなってしまっていますので、これでもう今日は終わりにしたいと思います。
ですがまず最初に…。今日は異常に長くなってしまったので『今日の1曲』はお休みです。
それからこれも。
ノーベル賞経済学者の「日本への謝罪」
私は最初の『日本政府と日本銀行が1990年代以降にとってきた経済政策を批判』も全く知らなかったので、この記事で初めて知ったので、不快というよりもむしろ私のイメージ「アメリカ人は間違いを認める時には潔くそれを認めて素直に謝る」がより強くなりむしろ好感を持てました。
経済政策なんて誰も正解を知らずに突き進みます。そして後から「あれは失敗だった」「あの時この選択をして良かった」となるものだと思います。
日本はあまり過去を振り返らずに前を見て進むみたいな傾向があるようですから、この方がおっしゃる時期のこの日本の経済政策が失敗だったかどうかも判らないし、日本は当時はそれがベストだと信じてそうしてきたものだと思うし、その結果、経済がさらに悪化してしまったとしたら、それはそれで仕方ないのでこの先それを挽回するべく政策を熟慮する以外にないと思います。なので私は謝るというほどのことでもない気がしてしまいました。
さらにセウォル号の前にも1コ。私は韓国の方が日本よりも広いと思っていて人口も当然日本よりも韓国の方が多いと思い込んでいました。
世界の人口ランキング
1位 中華人民共和国 13億6000万人
2位 インド 12億4300万人
3位 アメリカ 3億1600万人
:
10位 日本 1億2700万人
:
26位 韓国 5000万人
(北朝鮮はこのデータには無し)
えっ、でも国の面積は韓国の方が広いのよねぇ。芋のしっぽの日本よりも。
国の面積順リスト
3/4位 中華人民共和国 9,640,011 6.5%
4/3位 アメリカ合衆国 9,629,091 6.5%
62位 日本(千島列島南部は除外) 377,930 0.25%
109位 大韓民国 100,033 0.07%
ちなみに、下記の北朝鮮と大韓民国を足してみると、
99位 朝鮮民主主義人民共和国 120,538 0.08%
85位に入りそうですが…。
85位 朝鮮半島 220,571 0.15%
ええっ…。それでも土地も日本の方が広かったんだぁ。私ってば無知。私は世界244カ国のうち日本は150位とか200位とか、そんぐらいかと思ってた。ただ狭い土地に人口が密集してるだけだと思ってた。日本の世界地図おかしくなぁい?ってつい思っちゃう!日本って芋のしっぽじゃなかったんだぁ。
どうりでアジア大会で日本、中国、韓国でかなりのメダルを取ってしまう訳だぁ。私は日本の設備が整っているために人口が少なくても優秀な選手が育成され易いのかと思い込んでた。
順位 国名 金メダル 銀メダル 銅メダル 合計
1 中国 151(199) 108(119) 83(98) 342(416)
2 韓国 79(76) 71(65) 84(91) 234(232)
3 日本 47(48) 76(74) 77(94) 200(216)
()内は前回中国広州アジア大会の数
でも韓国の日本に対する妨害等が特に酷かったとしても(にもかかわらず?)銅メダルは17減りましたが、金銀メダル数は前回大会とそれほど変わらないということなので大健闘したと言っていいかと思います(正直この数字を見ると中国が『日本に対して韓国が不公平なジャッジをした』と日本の味方をしてくれた気持ちが分かる気がしました)。
アレ?でも今ふと思ったのですが、海の面積も含まれているのかな?であれば日本に属する島があちこちに点在しているので、それであれば納得が行くかな?何せ日本は島国で四方海に囲まれているのでねぇ。えっ単に私の思い込みが間違っていただけ?
さて、ではタイトルにも書いたとおりに「セウォル号」のこと。あまりに時間が掛かりすぎてかなり忘れてしまいましたのでWikiも利用します。
フジテレビの特番2014年9月21日(日) 21時00分~23時09分放送「Mr.サンデーSP生存高校生が初めて語る“奇跡の生還"~韓国セウォル号沈没の真相~」
生存者72名の新証言&船内外の沈没映像16本&事故当日写真275枚などを元にセウォル号沈没事故で生き残った高校生たちの生死を分けた闘いを完全再現ドラマ
(1)生存高校生が独占新証言!壮絶“84分間"生死を分けた運命の闘い…亡くなった親友との命の絆とは
(2)あ然!乗客を救助せず…助かったのはビール飲んでいた船員たち
(3)脱出した高校生たちの救助の願い断った?海洋警察の幹部を直撃取材
被害に遭って無事生還した高校生から韓国のメディアがきちんと報道してくれないので他国のメディアを使ってでも真実を報道して欲しい。というようなことで組まれた特集だったかと思います。
被害家族が韓国メディアよりも日本メディアの方が親身になって丁寧に取材していたということで、感謝されていたようです。
2014年韓国フェリー転覆事故
最初天候が悪く出航が見合わされていましたが、修学旅行の高校生を乗せて出航しないと赤字になるため、結局悪天候のまま出航することになったそうです。
最初の通報は
『4月16日8時52分頃 - 乗客の少年が携帯電話を使って消防に通報(最初の通報)』
だそうで、船員からではなかったそうです。その後船員からも通報が入り、救助を要請したということ。このため船員からの通報ではなかったので、少年から事情を聞きだすまでに時間がかかり、まず最初に救出に向かうのに時間が掛かってしまったとか。
一報を受けてまずとにかく現場に行けということで近くに居る海洋警察が現地に集まったそうですが、彼らは「(北朝鮮などの)違法船を取り締まるための訓練はしてきたけれども、沈没船からの人命救助訓練を受けていない」というようなことを答えていました。
日本の海猿のような深海潜水救助など危険性が高い救助が専門の機関は日本では全国11箇所に散らばっているそうですが、3方を海に囲まれた韓国では海洋警察特殊救助団(SRU)がそれに該当するそうですけれども、ただ一箇所釜山にしか常駐していなかったそうです。これでは早急に現場に向かうことはかなり難しいですよね。
『4月16日11時過ぎ - 京畿道教育庁が船に乗っていた高校生の保護者たちに「壇園高校の生徒を全員救助」というメールを一斉に送付するも、同日午後になり救助された人数に誤りがあったことが判明、直後に安全行政部と海上警察が行方不明者の数を修正して発表』
正確にいつ時点のデータかわかりませんが、
『生存者 乗員・乗客 172人(救出後、自殺した教諭1人も含む)
死者 乗員・乗客 295人
韓国海軍兵 1人(捜索作業員)
民間ダイバー 2人(捜索作業員)
消防隊員 5人(捜索作業員)』
300人超の方がなくなられたのに、この誤報は酷いですねぇ。
最初、韓国では「2012年まで船籍が日本で日本のフェリー会社のマルエーフェリーが、使い物にならなくなった船を韓国に売りつけたからいけない。」というような報道もされたとネットニュースで見ました。
ですが、実際には船籍が2013年に韓国に移り清海鎮海運が所有してから、同海運会社がいろいろと改造を加えたということもネットニュースで読みました。
最上階部分船体後方に客室を増設したり、船首右舷側の貨物用ランプウェイを取り外すなどの改造が施され、重心が日本時代より高くなり、定員数は804人から921人に、総トン数は6,825トンにそれぞれ増加させ、車両180台、20フィートコンテナ152個を積載可能な船舶として、清海鎮海運は「韓国最大のクルーズ船」と幅広く宣伝していたそうです。このため転覆しやすくなっていたということです。
そしてまた、番組では独自に「安全点検報告書」を入手し、のちの調べでセウォル号は最大積載量の3倍以上積んでいたのに、書類にはすべて『良好』と記され、利益を優先させて重量オーバーを承知の上で出航したそうです。そしてまた船長は過積載をごまかすために、船を安定させるためのバラストを放水し、重心が高くなり不安定になってしまった。
セウォル号がこれまで行った合計158回の運航の中で、貨物積載量に収まる範囲だったのは最初の試験運航の1回のみで、残りの157回は全て過積載だった疑いがある。そのうち107回は基準積載量の2倍以上に当たる2000トン以上を船積みしていた。3000トン以上も12回に上る。ということだそうです。
さらにまた、
『事故当時、セウォル号を操船していた女性三等航海士は新人であり、この航路での操船は初めてであったとされており、事故当日は濃霧のため出港時間が遅延したため(予定より2時間ほど遅い午後 9時頃に出港)、航海士の運航区間が変わり、一等航海士に代わって新人の三等航海士が、危険区間である孟骨水道の舵の指揮を執ったとされている。』
(催しで歌うために)乗船していた、フィリピン人歌手夫婦は操舵室に入っていったそうですが、とても情けない船員ばかりの光景を目撃してしまったそうです。
船室のカーテンが45度近く傾き、それに気づいた男子校生は、見回すとたくさんの人や物や自販機が滑り落ち、骨を折った人もいたそうで窓の外でコンテナが海に滑り落ちていくのをみて、ただ事ではないことを感じて、とにかく上にあがっていったそうです。友人はじっとしているよう止めたが、聞かずにあがったそうです。他の生徒たちは深刻さがわかっていなかったようだったということ。
事故発生5分後の生徒たちの様子が、実際の動画にも残されていましたが、危険な状況であるほど、恐怖心から逃れようと「正常」だと思い込もうとする、正常性バイアスがかかっていたと考えられるということでした。しかし、セウォル号と管制センターとのやりとりで、乗組員たちは転覆の危機を感じていたことがわかるにもかかわらずに、この時点で乗客に救命胴衣の着用の指示は出しておらずに、今回助かった男子学生らが自己判断で高い位置と低い位置を行ったり来たりして救命胴衣を配りまくって、彼もかなり体力を使い果たしてしまったそうです。
もしも男子学生らが危険を察知して自己判断で救命胴衣を配りまくっていなかったら、もっともっと被害は広がったことでしょう。
事故発生37分後、学生達は両親にメールをしていましたが、そのとき、船内アナウンスでは「乗客の皆様はその場でじっとするように」と流れていたそうです。
そうしてようやく脱出するようにと言うアナウンスがあった時にはかなり船に水が流れ込み、かなり斜めに傾いた船内から脱出するためにはビルの何階分と言ったかな?それくらいの高さの壁のような、滑りやすい床を上っていかなければならないため、上から一般の乗客が掴まる紐状の物(何かのコードだったかな?)を投げ入れてくれ、それにぶら下がるようにして上っていったが、途中でそれが切れてしまったりして、再び下の方に滑り落ちていった高校生はどうやら死んでしまったようだった。ということ。
それでも前出の救命胴衣を配って回った男子高校生も必死に下(と言っても確か中央の通路からだったと思います。更に下もあった記憶です)からサポートし、体力のない女子高校生から上に上げるようにしていったけれども、女子高生も上に上がる自信がない。と尻込みし出して結局彼女達を諦めて、その体力を殆ど使い果たした男子高校生が上がっていったそうです。彼ももうその後だと上に上がる体力が残っている自信がなかったと言っていましたが、それでも今でも頑張れば彼女達も救えたのでは?と助かってしまった自分を責めることもあったそうです。
またある女子高生は友達同士が偶然近くになり励ましあいましたが、弱気になる彼女を一番「諦めないで!」と言っていた友達2人があと少しというところまで来て目の前で勢い良く流れ込んだ水に飲まれて見えなくなってしまったそうです。
その無くなった女生徒のうちで特に最後まで力強く励まし続けてくれた女生徒の両親の元に最後の彼女のことを伝えに行った時に、お父様は理解してくださったけれども、やはりお母様は「そんな良い我が娘がどうして命を落とさなければならなかったの?」という感情をどうしても抑えられなかったようです。
特に多感な年頃の子達が、その目の前で命を落としていく親友を見てしまったら、きっとその光景は一生目に焼きついてしまうのではないでしょうか?
そして救助に来た海洋警察が救命ボートの格納されている場所のドアを開けようと、あれこれやってみましたがびくともせずは全く開かなかったそうです。
また、救助に来た海洋警察も、船内に取り残された人はいないと思ってまず、救命胴衣を付け船外に脱出した人から救助していったそうですが、通常日本では救命胴衣を付けて脱出した人は急いで救出しなくても大丈夫なのでまず窓を割って中に取り残された人を先に救助するのだそうです。
もしも海洋警察がこの通りにしていたならもっと生存者は多かったのだと思います。
また通常日本では緊急事態が起こると周囲の民間の漁船もできるだけ(500隻って言ったかな?それくらい)集まり、救助に協力するのだそうですが、セウォル号の時にはあまり集まっていなかったそうです。
そしてまた民間のダイバーも救助に参加したそうですけれども、その後4月22日には民間ダイバー達に罵声を浴びせたとされ、200人いた民間ダイバーは30人となり、参加者は11人に激減したことが報道され、朝鮮日報によると効率的な指揮系統がなく、海洋警察と民間ダイバーとの間に確執があるとされるそうです。
罵声を浴びせるのは全てが終わった後からでも良かったのでは?
他の番組でも生き残った若い一般男性乗客の方が「今でも夢を見て、生き残ってしまった自分を責めてしまう。」と言っていました。その方も周囲のご夫婦と励ましあい、助け合いながら脱出を図ったそうですが、どうやらその老夫婦は亡くなられてしまったようだった。ということ。
船長であることを隠すために船長の制服を脱ぎ、下着姿で真っ先に救出された船長は先日死刑を求刑され、他の船員も無期懲役が求刑されたということです。そしてあまり反省の色も見せておらずに責任のなすりあいだとか…。
『韓国社会の問題
セウォル号沈没事故の遠因には、韓国社会の体質にも原因があるとされた。朝鮮日報では、韓国社会は「生き残りたければ他人を押しのけてでも前に出るべきだと暗に教えてきた」として、家庭・学校・職場を問わず、犠牲と分かち合いよりも競争と勝利が強調され、清き失敗よりも 汚い成功をモデルにしてきた結果としている。「弱者を先に」「遅くなっても一緒に」という社会倫理や道徳は、教科書に出てくる退屈な話程度の扱いだという。また韓国では基本、規則、基礎、ルールを大切に考える人間に対し、何か世間知らずの堅物のように見下す雰囲気があり、それどころか、ずる賢い手口を駆使できる人の方が、有能な人間のように扱われるとされ、今回のセウォル号沈没事故の根底には、このような基本を無視する韓国社会の病弊があることを指摘している』
本当にこの問題はセウォル号沈没事故に深く結びついているような気がしてしまいますね。
最初「Mr.サンデーSP生存高校生が初めて語る“奇跡の生還"~韓国セウォル号沈没の真相~」のことをまとめるはずがあまりに記憶が薄れてしまったために、いろいろなところから情報を集めてしまいました。
『ハンギョレ』と「参与連帯」、朴大統領「空白の7時間」の情報公開を要求
セウォル号事故当日の朴大統領と海洋警察庁長の通話時刻にも疑惑
セウォル号の沈没事故後、船舶事故がかえって増加…旅客船は2倍以上
もう既にかなり長いのですが、このまま続けてしまいます。
【ヘイトスピーチ】
韓国は日本のヘイトスピーチが過激になっていくのを批判しています。『人種差別だ!』と。
確かに褒められた行為ではありません。でもそれは韓国本土が『反日感情』をむき出しにすればするほど、日本では在日韓国人がそのターゲットにされてしまっているのです。
つまりここ数年、韓国本土が日本を酷く批判すればするほど、その分韓国本土に向けてよりもより簡単にできる在日韓国人が日本人からその仕返しをされる形になっていっているのです。
逆に言えば韓国本土が日本を徹底的に非難するのをやめれば、日本人だって在日韓国人に対するヘイトスピーチも和らいでいくのです。
確かに昔から在日韓国人を虐げる日本人はいたと思います。でも数字を見る限りはやはり韓国の『反日アピール』が激しくなればなるほど比例してやはり日本のヘイトスピーチも激しくなっている。
在日韓国人の方達だってそれは分かっているはず。だから母国のことも思い、住み慣れ親しんだ国のことも考え、頑張って耐えているのだと思います。
朴大統領は韓国に戻る在日韓国人には手当てだか何かでサポートをするようなことを言っていたと読みました。
では何故多くの在日韓国人の方達は本土に戻らないのでしょう?
もちろん戻りたくても戻れない事情がある方もいらっしゃるでしょうけれども、私はやっぱり『住めば都』長年日本に住み続けてしまった彼らはよっぽどのことがない限りは戻る決心がつかないのではないかと思います。
また新大久保でお店をやっている人達は本当に日本人と変らず愛想良くて、日本人に対して敵対心を持っているとは思えません。彼らは日本人の中にも2種類居ることはちゃんと分かっているからだと思います。
人種差別をしない日本人には日本人がもてなすようにもてなしてくれる。人種差別(ヘイトスピーチ)をする日本人に対してはできるだけ耐えるようにしている。私はそう思っています。
だから私は新大久保に踏ん張っている人達を応援したいと思っているのです。ヘイトスピーチの逆のような大々的な行動には出られませんが、いつも心で彼らを応援しています。
在特会(在日特権を許さない市民の会)というのは、『在日韓国・朝鮮人が所有しているとされる「在日特権」を無くし、普通の外国人と同等の待遇に戻すことを綱領として設立された団体である。』ということです。
私も市内で在特会のチラシを貰ったことがあって(えっ?何、これ?)って思って一旦は捨てようとしてクシャクシャにしたのに、いまだ捨てていないチラシがあります。
私はやっぱり日本に住む外国人の中で一番、というよりもむしろほぼ彼らだけ?ぐらいに虐げられているのが在日韓国朝鮮人の方達だと思っています。「在日特権」を与えていたって、それ以上に日本に住み続けることは辛いこと、苦しいことも多かったのではないかと思います。
実際「在日特権」と言っても、朝鮮人学校や(今回私、初めて知ったのですが、韓国人学校は都内に1校しかないそうですが)韓国人学校は日本の教科書を使わないため?に、日本の義務教育とは認められずに進学や将来への道も本当に限られてしまうそうです。
大阪の橋本市長はどうも最初は韓国を擁護するような立場は取ってはいなかったようですが、このヘイトスピーチが人種差別であり、絶対に許してはいけないことだと思って、在特会の会長さんと面談をしたそうです。
30分の予定のところを怒鳴り合いで10分で終わってしまったということで、それでも橋本さんは「効果あり。」と言っていたそうですが、在特会会長さんはすぐさま「勝利宣言」のようなことを呟いていたそうです。
大阪の在日韓国人は大阪市長のそんな姿は見たくなかった。という感想を持ったそうで、また枡添東京都知事は「あまり見たくない映像だった」と不快感を示したそうです。
橋下市長VS在特会 「お前って言うな」怒号飛び交い、面談10分弱で終了
<橋下市長>在特会と面談、怒号飛び交い10分足らずで終了
私はとにかく橋本さんが行動を起こしたことは評価してもいいのではないかと思っています。
枡添さんは朴大統領と面談し、「東京都民の90%は韓国が好きだ」と伝えたそうですが、私はどちらかといえば韓国を理解しようと思っている方だと思っていますが、やはりこの数字はどこから取った統計なの?いつのもの?という気がしてしまいます。
「東京都民の90%は韓国のことが(好きでも嫌いでもどっちでもないという人も含めた)大嫌いだという訳ではない(逆に言えば東京都民の中には韓国のことが大嫌いな人は10%くらいいる)」というのであればまだ分かりますが。
そして枡添都知事は朴大統領に第二の韓国人学校の用地を都内に用意するのに力を貸して欲しい。と依頼されたそうで、結局韓国人だけ特別扱いする訳にはいかないということで話は頓挫しているらしいです。
枡添さんは地方自治体外交(って言い方だったかな?)が効果を挙げているだか、そんなことを言っているそうですが、私にはそれが目に見えません。
大阪の橋本さんは血気盛んですが、このニュースを見て韓国本土の韓国人も日本人は1人ではないことを知ってくれたようです。「日本人全員がヘイトスピーチをしているのではなく、在日韓国人のために動いてくれる日本人もいる。」ということを。
確かに怒鳴り合いの面談は褒められたことではありませんが、私は橋本さんが少しでもヘイトスピーチをなくしてくれることを期待しています。
私はまだ韓国人や在日韓国人の人達に面と向かって「反日感情をむき出し」にされたことがないからかもしれませんが、私の知ってる韓国人や私と触れ合う機会のある韓国人、中国人も同様ですが、みんなとても私に優しく接してくれるし、敬意を払ってくれます。
新大久保の店員さんや MYNAME 、JONTE さん、昔国際交流プログラムで交流した韓国の人達、みんな礼儀正しく、私が学生の時に思っていた通りの『優しい儒教の国の人達』というイメージそのものです。
韓国人はビールを注ぐ時、商品をお客さんに渡す時に必ず、商品を持った手の肘の辺りにもう一方の手を添えます。たぶん私が思うに、昔の着物の袖を押さえた名残なのでは?と思いますが、日本は両手で差し出すのが最高の敬意ですけれども、私は韓国系の方達がそういったしぐさをする度に、それを目にする度に心が爽やかな気持ちになります。
前回リンクした『韓国人と日本人、どう付き合えば?特に気まずいのは・・の問いかけに「いつも日本批判してるが…」「人は人、国は国」―中国ネット』にも書かれています。
「中国人はいつも日本を批判しているが、日本という国は嫌いだけど、日本人は別。」「一番親しかったのは日本人だった。」
私も全く同感です。
韓国という国には不快感を持っていますけれども、私と接してきた韓国系の方達に対しての気持ちはこれまでと全く変ることがありません。彼らが韓国本土の人達と同じことを感じ、同じことを考え、日本人を見下し、毛嫌いしているとはとてもとても思えませんので。
日本からしたら日本は『鏡』です。韓国という国が日本を批判しまくるのであれば、それは『鏡』の日本側からは、直接韓国本土へではありませんが、反射して在日韓国人、朝鮮人に返してしまう。
韓国側から日本に対する友好ムードが日本という『鏡』に映されれば、日本側からも友好ムードが広がると私は思っています。
『韓国側は厳しく日本を批判しまくるが、日本側はただひたすら耐えろ!』ではあまりに韓国が『自分勝手』ということになるかと思います。人間誰でも不完全ですからねぇ、『耐える』ということにも限界があります。
在日韓国人に対する日本人のヘイトスピーチに我慢ができずについ手を出してしまった在日韓国人もいるということですが、それを在特会の人達は「最低だ」と非難していますが、在日韓国人を非難するまえに在特会がヘイトスピーチをやめれば在日韓国人だって手出しをするようなことはなかったはずです。
自分の言動を差し置いて、相手の言動ばかり非難するのは明らかにおかしいと思います。
あまりに長すぎて自分でも収拾がつかなくなってしまっていますので、これでもう今日は終わりにしたいと思います。