雨降りの静かな土曜日。
充分な睡眠をとって目覚めると、自分のベッドにおとなしく寝ているジャスミンと目が合った。
朝早くには、駈けずり回っていたのだが、どうやら諦めたものとみえる。
ｚ・・zz～
ジャッスミ～ン、そろそろ起っきしますかぁ？
ん・ん・ん～ン
猫が伸びをする。 ただ、それを見ただけでも、なんだかシアワセ。
最寄りの駅周辺に、市民文学館というのがあるというのを初めて知った。
そこで、詩人であり画家である「蕗谷虹児」展をやっているという。
フキヤコウジ。 母が好きだと言っていた画家だ。
アールヌーボー時代が好きな私。
日本では竹久夢二が好きなのだが、母が夢二が好きならフキヤコウジも好きだと思うわよ、
と言っていたのを思い出して、行って来た。
SOGOでもやっていたんだ。・・・知らなかった。
好き。
なんだか母に近づいた気がした。
そして、ジャスミン、アナタにおみやげ。
首輪のほうですよ。
こないだ買った首輪の色違いを見つけたので、悩んだ末、また買って来た。
１００円。
どうお、これ？ 気に入った？
う～ん・・・・。
ほら、お似合いよ。
ぬん
新しい首輪も大変気に入りました！ 私が。
雨がやんで、どんより重たい空。
でも、たったこれだけのことでなんだか嬉しい一日になりました。
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