毎度。
朝の通勤電車、地下鉄の中。
ややショボクレ感漂う中年のおじさんが、隣に座っている金髪に染めた若い男の子と
なにか喋っている。
地下鉄の騒音の中、しかもショボショボ喋っているので、何を言っているのかわからない。
親子? それにしては不釣合いだ。
オジサンは突然立ち上がって網棚(金属製だが)に乗せたカバンを取って自分の膝の上に
きっちり四角く置いた。
几帳面な性格なんだな。
降りるのか?
すると、不可解なことに、そのカバンを金髪の男の子の膝の上にもきっちり四角く乗せた。
金髪の若者が突然、「わかった、わかった、わかった。」と叫んで座り直した。
なぁ~る~ほ~どーーーぉッ!! これで全貌がみえた!
Gパンを腰骨までずり落として穿いているその若者は、座席もずり落ちそうに座り、
パッカーーッと思いっきり足を開いて座っていたのだ。
そして、そのオジサンは、見た目のショボクレとは大違いで、果敢にも、その今どきの
だらしなく座っている若者に対し、説教をしたのだ。
「僕の座席の陣地は、このカバンの幅分ね。 キミの陣地もこのカバンの幅分だけね。」
そう言ったにちがいない。
やるじゃん、おじさん☆!
若者よ、返事は一回ッ!
でも、一応座り直すだけの素直さがまだ残っていたことに、オバサンはホッとしたのです。
フツーはこの後喧嘩に発展するものだ。
電車は何事もなかったように走っている。
ジャスミ~ン、アナタはどんなにおっぴろげてもいいからね。
いや、むしろ、どんどんおっぴろげてくださ~い。
でも、もう冬になるから無理だね。
オカァサン、来年の夏も楽しみにしていま~す!
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