恒例、朝の激混み通勤電車にて。
かねてより、若い女のコの電車内化粧は如何なるものか！と思っている私の前に、又、
出没しました！
前に、テレビで、電車内での化粧をどう思っているか、街の声を聞いていた。
それによると、苦々しく思っているのは中高年の人たちで、同年代と思われる若いコたちは、
なんとも思っていないらしい。
それどころか、他人の化粧法を見せてもらって参考になると言っていた。
だから、見事に変身するカノジョたちは、ある意味モデル気分で、こんなに上手なのよ、と
いう意識もあるらしい。
ヒェ～、そ、そうなのか？
う・・・・む。
実は、なにを隠そう、この私、前に電車内で見た化粧をする女のコの、マスカラの前に
塗っていたベースマスカラなるものを、真似て買っちゃったもんね。
うむ、オバサン、参考にはなった。
さて、今回。
吊り革につかまる私の斜め前に座っているカノジョ、バッグから化粧水を取り出し、手の
平に１滴２滴垂らした。
そうか、今日はフルコースを辿るな。
しばらく顔をピチャピチャ叩いて化粧水をなじませてから、次になにやら細いペンシル状の
ものを取り出した。
え？ 予想に反してもう眉に行くか？
と思う次の瞬間。
カノジョはおもむろに眉の形を整え始めたのである。
そう、それは細いカミソリなのだ！
そして、つぎに鼻の下までも！……ジョリジョリ。
え……っとぉ。 いいんですか？
もう、こうなったら、バッと腕を上げて、「お手入れしてたけど、ちょっと伸びてきちゃった☆」と
脇の無駄毛もジョリジョリしてもらいたいものである。
そして、今度は透明の液をまぶたにス～と塗り、細いスティックでまぶたをギュギュギュッと
押し上げたと思ったら、あ～ら、パッチリくっきり二重まぶたの出来上がり！
え～？ いいなぁ。 あんなにくっきり二重まぶたが出来るの？
私も今度やってみようかしら・・・？
お蔭で、やはり参考になりました。
いやいや、化粧は身だしなみ、と私は思うのだ。
キレイに化けてめかす瞬間は、人目に付かぬようにというたしなみも必要と思うんだけど。
かといって、たしなめる勇気はありません。
ところで、猫の身だしなみ。
食後のひととき、寝る前に、なんともシアワセな顔を見せてくれる。
これは、大いに人前でやってちょうだいね。
舌、仕舞い忘れてるよ
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