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インドの発展

2007-05-26 23:55:46 | 海外
「インドの経済発展は著しい!」
とは中国と共に最近よく聞く台詞。実際経済の年間成長率は9%と好調。
しかし、その実態は一部にかぎられているようです。
現在でも農村部の実に56%に電気がかよっていない状況。
それでもエネルギー消費量は日本を上回る世界第4位というから驚きです。
そんなインドなので京都議定書を「途上国の発展を妨げる先進国のエゴ」と突っぱねてきたのですが、環境問題に全くの無関心か?といわれればそんな事はなかったりもします。
もっとも環境問題というよりはエネルギー不足の問題という側面が強い気もしますが・・・。
具体的なインドの取り組みと言えば風力発電能力がアジア首位(世界第4位)の規模を誇る等が挙げらるが、現在注目を集めるのがメタンガスを発生させて火力を得る、いわゆる「バイオガス」。
家畜のフン(主に牛フン?)や生ゴミを水でかき混ぜタンクに流し込むだけで発酵しメタンガスが発生するという簡単なもの。しかし、その火力は個人宅で使うには十分な物で開発の遅れを逆手にとったアイディアといえるのではないでしょうか?先進国では敷地面積等の問題で中々着手できなさそうですからねぇ・・・。
以前よりヒンズー教徒の間で「神」と崇められる牛が排出するフンは天日干しで固形燃料に加工され長年重宝されてきたりもしてました。

エコロジーには色々な側面があり、個々の国に見合った取り組みがあるものだと感心しました。
京都議定書のように明確な基準を決めるのも大事なのでしょうが、基準のあるなしにかかわらず発展と地球温暖化の抑制を両立させた取り組みというのもいいものですね。


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