東燕屋外伝

アジアン雑貨&シルバーアクセサリーのネットショップ『イーストスワロー』を応援中!

DIR EN GREY快進撃

2008-11-28 10:59:37 | 趣味
11月12日にリリースされたDIR EN GREYの最新アルバム、『UROBOROS』は、オリコンの11月24日付チャートにおいて4位に初登場。
メジャー・デビュー以来、彼らがこれまでに発表してきたオリジナル作品はシングル/アルバムを問わず、すべてがトップ10入りを果たしてきたが、その連続記録は今回もあっさりと更新されることになった。
音楽業界の不況が囁かれ、全般的なCD売上げの低迷ぶりが深刻化するなか、この作品の発売第一週のセールスが、前作『THE MARROW OF A BONE』のそれを超えている事実もまた見逃せない。
が、それ以上に注目すべきなのが、最新の全米チャートということになるだろう。
届いたばかりの11月29日付の米国ビルボード誌のチャートによれば、『UROBOROS』は、“THE BILLBOARD 200(アルバム・チャート)”の114位に初登場している。
残念ながら第一週目で100位の壁を破ることこそ叶わなかったが、彼らの作品がこの“THE BILLBOARD 200”にランクされるのは今回が初めてのこと。
これは大きな躍進と解釈すべきだろう。
さらにこの作品は、“TOP INDEPENDENT ALBUMS”チャートで9位、そして“THE HEATSEEKERS”チャートでは、実に1位を獲得するに至っている。
この“THE HEATSEEKERS”は、過去にアルバム・チャートでトップ100圏内にランクされたことのないアーティストを対象とするもの。
つまりは“ブレイクが予感される新人/新進アーティスト・チャート”といったニュアンスのものである。
実際のところ、“THE HEATSEEKERS”での首位獲得というのは、“THE BILLBOARD 200”でトップを獲ることと比べれば桁違いに小さな事件でしかないかもしれない。
が、実はこの“THE HEATSEEKERS”に対する音楽業界内での注目度というのは非常に高く、まったく侮ることができないもの。
たとえば大物アーティストたちが自分たちのツアーの共演バンドを探そうとするとき、メディア関係者が“2009年度、期待のアーティスト”といった特集記事を組もうとするとき、参考にするのがこのチャートなのだ。
いわば“明日の大ヒット”を占う意味でも大きな意味を持つこのチャートで首位獲得は、まさに彼らの、これからの本格的なサクセス・ストーリーの始まりを予感させるものといえるだろう。
かつて80年代には、LOUDNESSが『THUNDER IN THE EAST』と『LIGHTNING STRIKES』を2作連続で100位圏内に送り込んだ事実があるが(前者は74位、後者は64位まで上昇)、今回DIR EN GREYが果たしたのは、日本のロック・バンドとしてはそれ以来の快挙ということになる。
しかも『UROBOROS』は、まだリリースされたばかり。
現在、全米規模(全22公演)で展開中のツアーも12月上旬まで続行されるし、このアルバムに焦点を絞ったライヴ・パフォーマンスが繰り広げられるのは、米国でも2009年に入ってからということになる。
まだ誰にもピークを予測することが不可能な『UROBOROS』の動向と、DIR EN GREYの快進撃に、これからも目を離さずにおきたいところだ。

ラウドネス以来の快挙とは凄いですね。
個人的に日本の音楽業界で刺激のあるニューフェイスというのが低迷しているなぁ・・・と、勝手ながら思っていたのでうれしいニュースです。


最新の画像もっと見る