前から展示が開催になり気になっておりました。
「冨嶽三十六景」『富嶽百景』あわせて152点展示しておりました。このうち『富嶽百景』は和綴じ本で、通常の展覧会では全てを見ることはできません。同じ富士山でも見方によっていろんな表情を見せます。中でも、驚いたのは、「富嶽百景」の「盃中の不二」。漁師が腰の瓢箪から注いだ酒に、たまたま富士が映っているという場面なのですが、実は「羽衣天女伝説」の引用かもしれないというあたり・・・。
個人的にはやはり、荒波に向かって船をこぎ出す「神奈川沖浪裏」ですね。今の会社を船に例えて、激変する社会環境に立ち向かっていく姿を想像してしまいます。船乗りがじっとしがみついている光景も忍耐を象徴しているかのようです。そして、奥の真ん中で動の浪と静の船を見据えているのが「目標」であります。
同じものでも多角的に見れば、変わって見えるという風景が、なんでも当てはまるような気がします。
□期日 10月30日(土)~12月5日(日)
□時間 10月30日・31日は9時~18時(入館は17時30分まで)
11月1日以降は9時~17時(入館は16時30分まで)
□会場 当館1階特別展示室(大ホール)
■料金 一般・大学 800円(600円) 中学・高校 400円(300円)
小学生以下は無料 ※( )は前売りおよび20名以上の団体料金
■前売券は当館でも販売するほか、下記でも取り扱っています。
ローソンチケット、サンロード青森、成田本店新町店、青森市文化会館、東奥日報社事業部・観光部
■問い合せ先 東奥日報社・読者事業局事業部
〒030-0180 青森市第二問屋町3-1-89 電話=017-739-1249 FAX=017-729-2352
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