🟥ひな祭り🟥
3月3日は「桃の節供」「ひな祭り」です。もともとは「上巳(じょうし)の節供」といい、旧暦の3月最初の巳の日に無病息災を願う厄払い行事でしたが、現在では陽数である奇数が重なる3月3日になりました。「桃の節供」といわれるのは、ちょうど桃の花が開花する時期であり、古来、桃の木が邪気を祓う神聖な木と考えられていたからです。後に女の子の人形遊びの風習と結びつき、ひな人形を飾って女の子の健やかな成長を願う「ひな祭り」になりました。
ひな祭りの食べものにもいわれがあります。例えば、赤・白・緑色の餅が重なっている菱餅。菱餅の色には、赤は魔除け、白は清浄、緑は健康と長寿の意味が込められており、「雪の下には新芽が芽吹き、地上では桃の花が咲いている」という春の情景も表しています。蛤の潮汁は、蛤が対の貝殻としかぴったり合わないことから、相性の良い相手と結ばれて幸せになるようにと願います。お椀に蛤をひとつ入れ、開いた貝の両側に身をのせて仲睦まじい二人を表現するのが、ひな祭りならではの盛り付け方です🎎。
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