今日は78~80ページの「お葬式を望む人々の願いを応えた鎌倉仏教」を読みました。
僧侶が葬儀を行わなかった時代は、貴族は火葬や土葬を行い、墓地をつくりました。庶民は河原や海岸、林に遺体を捨てるのが一般的だったようです。つまりその頃から「散骨」「自然葬」は当たり前にあったのです。
そうした中、比叡山延暦寺の落ちこぼれ組であった法然、親鸞、日蓮、道元さんらの「鎌倉仏教」が庶民がもっとも望んでいた葬儀を積極的に引き受けるようになったと池上彰さんは解説します。
葬式は庶民の死に対する恐怖不安を解消するための癒しだったのです。ですから葬式仏教は革命的な進歩であったのです。
「グリーフワーク」を葬儀を通じてしっかりと当時の仏教は施していたのです。
今の仏教界の視点は庶民のニーズに応えているのでしょうか。
葬儀業者も「フューネセラピー」を意識したお客様の心理的ケアも求められる時代になりました。
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