地域を守る、命の闘い ~救急医・今 明秀~
本州最北の青森、八戸に、型破りな救急医がいる。今 明秀(60)。“地方の救急医療のパイオニア”として数多くの命を救ってきたエキスパートだ。今が勤める救急センターがカバーする青森県南東部には、医療施設のない“医療過疎地”がある。病院までの距離が遠すぎるなど、困難な状況から命を落とす患者を数多く見てきた今は語る。「へき地に住んでいるからうまくいかない。ひとりひとりに感じた無念さが大きい、重い」
番組では、昨年末から真冬の八戸の救急現場に密着。寒波が襲う中、救急患者が次々発生する。ドクターヘリで飛び立つ今!1分1秒をあらそう極限の現場で、患者を救うことができるのか?かけがえのない命と向き合い、闘い続ける信念の医師を追う。