1903年(明治36年)の今日は「わだばゴッホになる」の棟方志功さんの誕生日です。刀鍛冶職人である棟方幸吉とさだの三男として生まれました。豪雪地帯出身のため、囲炉裏の煤で眼を病み、以来極度の近視となりました。
少年時代にゴッホの絵画に出会い感動し、「ゴッホになる」と芸術家を目指しました。青森市内の善知鳥神社でのスケッチを好みました。
1924年(大正13年)、東京へ上京。帝展や白日会展などに油絵を出品しますが、落選が続きました。
1928年(昭和3年)、第9回帝展に『雑園』(油絵)を出品し、入選しました。
「たいていわたくしの板画の題には『柵』というのがついていますけれども、そういう意味なのです。一柵ずつ、一生の間、生涯の道標をひとツずつ、そこへ置いていく。作品に念願をかけておいていく。柵を打っていく、そういうことで『柵』というのを使っているのです。この柵は、どこまで、どこまでもつづいて行くことでしょう。際々無限に」(棟方志功『板極道』より)
軍艦マ-チを口ずさんで板を彫った志功さんの作品を同じく軍艦マ-チを口ずさみながら触れてパワーをもらいましょう!