江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

地球上でもっとも危険な動物

2006年05月26日 | 戦争と平和
共同が配信した「毒ガス海に大量投棄」の記事が25日新潟日報に掲載された。

第2次世界大戦で旧日本軍や米国・ドイツなどが貯蔵していた毒ガスなど化学兵器を、戦争当時から1970年まで、米軍が世界中の海(70ヵ所)に大量投棄していたことが米軍の調査報告書で明らかになった。

日本近海では、旧日本軍が製造した嘔吐性ガス弾11万発などを6ヵ所に投棄したという。

また大西洋では少なくとも190トンの放射性廃棄物が化学兵器とともに捨てられた。
北海では旧ドイツ軍のマスタードガスの他、サリンなど神経ガスも大量投棄された。

全体の内容や量は不明なものも多く、実際は報告書をかなり上回る量が投棄されたとみられる。

容器の腐食で毒ガス流出が懸念され「海の時限爆弾」になりかねない、とある。

正月に読んだ山崎豊子の「沈まぬ太陽」の一節を思い出す。
ニューヨークのブロンクス動物園に鉄格子のはまった鏡の間があり、その上には「地球上でもっとも危険な動物」という標示がある、という行だ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。