江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

20世紀のケリ

2006年11月26日 | 戦争と平和
フジテレビ系列の二夜連続・奇跡の夫婦愛スペシャルを観た。
昨夜は、終戦直後ぬれぎぬのスパイ容疑でシベリアに連行された夫を待ち続け51年ぶりに再会した夫婦の話である。

ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの映画『ひまわり』を連想させる内容で、別れの場面では映画のテーマ曲も流れていた。

帰国後にロシア政府の名誉回復措置で夫のぬれぎぬは晴らされたが、過酷な50年をそれで償うことはできない。
戦争や国家のはざまで翻弄され犠牲になるのはいつも普通の人々だ。

ソ連を非難するだけでは済まされない。
日本が朝鮮と中国の人民に対してしてきたことの反省と償いを済ませないままでいる私たち自身の責任が問われている。

20世紀の始末を付けきれないままで、日本が近隣諸国との信頼と協力の関係を築くことはできないだろう。

そのことを改めて感じさせられたドラマだった。
安倍首相ならどう思うだろうかなどと馬鹿なことも考えてしまったが。

本日から3日間県外出張なので、その間ブログを休みます。

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