年末にあたって

2010年は変な年でした。
日本全体が進むべき方向が定まらないというか、不安を抱え自信がないまま年末まで来てしまった感じがします。
昨年末、「パラダイム転換を実現する2010年に」と書きましたが、政権と与党内のごたごたが多く、社会の方向という大事な問題を国民の間で議論し合意をはかるような作業はほとんど行われませんでした。
ただ現実には政策の変化は確実に起きており、その意味をもっと丁寧にしっかりと説明すべきだと思います。

21世紀の最初の10年が終わろうとしています。
世界の方向も定まりません。
戦争の世紀20世紀から、地球環境や人類共生の新たな価値観が求められていましたが、戦争と飢餓と環境破壊で世界がさらに歪（いびつ）になったように思います。
日本ではこの10年で格差と貧困が拡大し、自殺者3万人超が続いています。
社会が歪む（ゆがむ）と、歪み（ひずみ）が生じ、弱い者への差別やいじめが増えます。

来年は「支えあい」をキーワードにしてはどうでしょう。
人はひとりで生きてはいけません。
人権意識を磨き、他者との協同をすすめるなどの取り組みを重ねていくことが必要だと思います。

5年目を迎えたこのブログの今年1年間のアクセス数は120,000ip、45,000pvを超えました。
記事は125本でしたが、ムラがありました。
今年もお付き合いいただきありがとうございました。
皆様よいお年をお迎え下さい。