江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

ならず者

2009年06月09日 | 海外・国際関係
北朝鮮が国境付近で捕えた米国人記者を「労働教化」12年の実刑にすると報道されました。
核実験に対する国際制裁の取引材料に使うつもりなのかもしれません。
米国のクリントン国務長官は、核やミサイル問題と切り離して、あくまで人道的問題として対応すると述べていますが、北朝鮮のやりたい放題といった状況です。

「ならず者」とは、悪いことばかりして手のつけられない者のことで、英語で villain といいます。
ブッシュ前大統領もこの単語を使ったのでしょうか。

できればあまり付き合いたくない相手ですが、日本はすぐ隣の国ですし、拉致された人たちを救出しなければならないので、そっぽを向いていることもできません。
しかし、まともに交渉しようにも、向こうに問題を解決する気がないので、ただ振り回されて時間を浪費するだけです。

残念ですが今のところは独裁政権が倒れるのを待つしかないのでしょう。
制裁が有効なのか、その他の方法がよいのか、暴発したときの迷惑被害を最小限に食い止めるために何が最善かを探りながら、国際社会が慎重に関係の正常化をはかっていくしかありません。

ところでF22とF35のことですが、米国は日本に売りつける戦闘機を、自分が使うのより性能の悪いものを押し付けるつもりのようです。
米国のやり方も villain と変わらないですね。
もし日本政府が米国の言いなりになるなら、国を売るようなものです。
買うのはやめましょう。

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