江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

集団自決と従軍慰安婦問題

2007年06月28日 | 戦争と平和
日本を「恥しい国」にしていることに安倍晋三は気づいていないのでしょうか。

米国下院外交委員会での従軍慰安婦問題で日本政府に公式謝罪を求める決議について、安倍首相は「他国の議会のことだからコメントしない」「たくさんある決議のうちの一つ」とうそぶきました。

中国や韓国が同じような決議をしてもこんなコメントで済ますのでしょうか。
米国はこの問題の直接の当事者ではありません。
第三者があえてこのような決議までしなければならない程、政府・安倍政権の姿勢が批判されているのに、無視するつもりなのでしょうか。
しかも日本の最重要同盟国であるはずの米国からのメッセージを。

国会答弁も記者会見も都合の悪いことにはまともに答えようとしない安倍首相の幼稚園児レベルの対応に毎日胸くそが悪くなります。

先週の6月23日は沖縄慰霊の日でした。
本島では北へ逃げた住民と南へ逃げた住民で犠牲者の数がまるで違います。
日本軍は南にいたのです。
軍と行動を共にした住民が集団自決を迫られたことは明らかです。

教科書検定で軍の関与を削除させたことに沖縄は怒っています。
ここでも軍隊の「強制がなかった」ことにしようとする政府。

国家権力は最大の暴力装置でもありますが、そのことを隠そうとする動きが強まっています。

歴史から学ばない国は、同じ過ちを繰り返すといわれます。
安倍首相に早く辞めてもらわないと、この人の下で日本は内外ともにとんでもない事になってしまいそうです。

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