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琵琶湖にわずか3年で130倍に繁殖した水草

2013-12-24 14:21:38 | 社会
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20131223-OYT1T00420.htm
2013年12月23日18時50分
読売新聞

 琵琶湖で繁殖している外来種の水草「オオバナミズキンバイ」による被害を食い止めようと、滋賀県守山市の赤野井湾で22日、地元で活動するNPO法人「びわこ豊穣ほうじょうの郷」や漁協の組合員、ボランティアの学生たち約160人が除去作業に取り組んだ。

 オオバナミズキンバイは北米南部から南米が原産で、琵琶湖では2009年に初めて群生しているのが確認された。繁殖力が強く、12年末時点で同湾を中心に約130倍の1万8292平方メートルまで拡大しており、ニゴロブナや湖岸のヨシの生息域を奪うなど生態系に影響を及ぼしかねず、漁業の妨げにもなっている。

 この日、同市赤野井町の玉津小津漁協に宮本和宏・守山市長らが集合した後、4人乗りの小型漁船19隻に分乗して赤野井湾一帯に繰り出した。参加者は冷たい雨が降る中、カッパに長靴、厚手のゴム手袋などで身を包み、漁船の上からたぐり寄せたが、1株の長さは延べ4~5メートルもあって相互に絡まり、「こんなにあるのか」と悪戦苦闘していた。

 作業を終え、漁協前に全員が再度、集結。除去した水草の塊は約10トンにもなったが、全体の100分の1程度という。漁師らは、茎の一部だけでも再生するほど生命力があるため、手作業で根こそぎにする必要があるなどと説明。参加者は「船の通り道がないほど繁殖していた」「鉄みたいな重さだった」と、改めて外来植物の脅威を感じていた。


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