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次世代エコカー普及にアクセル 燃料電池車700万円程度で今年度内発売へ

2014-06-26 19:22:12 | 自動車
【トヨタ FCVセダン 発表】テスラ モデルS がライバルになる?
http://news.goo.ne.jp/article/response/trend/response-number-226243.html
2014年6月26日(木)08:00
レスポンス

トヨタ自動車は25日、燃料電池車(FCV)の市販第1号となる「セダンタイプの新型燃料電池自動車」を発表した。価格は700万円程度。近頃日本にも導入された米テスラ社のEV『モデルS』が約800万円~であることから、比較的近い立ち位置になると予想される。商品力、競争力の違いとは。

FCVの開発主査・田中義和氏は、「総合的には皆さんがご判断頂くことになる」と前置きした上で、「加速力ではモデルSが速い。ただ、新型燃料電池車はエコカーだが、運転して楽しいクルマを作らなければ、という考えからハンドリングも仕上げた。デザインについては主観によるが、内外装を専用で開発、水素を使う新しいクルマとしての機能美を追求しながら、奇をてらわないデザインで表現した」とクルマの特徴を語る。

またインフラについては、テスラはチャデモ充電とは異なる独自規格の充電ステーション「テスラスーパーチャージャー」による充電をおこなうことから、水素ステーションが当初数十箇所での稼働となることを想定し、「どっこいどっこい」と話す。

また、「EVの電池はどうしても劣化してしまう。リセールバリューも考えるとなかなか厳しい面もある。一方でFCでは法により水素タンクは15年の交換が定められているほか、FCスタック自体は交換が必要ないものと考えている」と、経年によるトータルでの実用性をメリットとして挙げる。

田中氏は、「走りを楽しく、長く乗ってもらうことを考えて開発したクルマ。低重心でバランスが良く、乗り心地も非常に良い。トヨタのノウハウが全て注ぎ込まれている」と自信を語った。

宮崎壮人


次世代エコカー普及にアクセル 燃料電池車700万円程度で今年度内発売へ
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140626087.html
2014年6月26日(木)07:57
産経新聞

 トヨタ自動車は25日、次世代エコカーの本命と目される燃料電池車(FCV)を700万円程度で今年度内に発売すると発表した。市販化に向け開発を進めていたが、コスト削減のめどが立ったため販売に踏み切る。FCVをめぐっては、ホンダも来年中に700万~800万円で発売する予定。2社が販売に乗り出すことで、排ガスがゼロという“究極のエコカー”がいよいよ実用段階に入る。(飯田耕司)

                   

 「ハイブリッド車(HV)の部品を共用することで手の届く価格になった」

 トヨタの小木曽聡常務役員は同日の会見で、1台1千万円を切るレベルとしていた価格を700万円程度まで下げられた理由をこう説明した。国などからの補助金が電気自動車(EV)と同じ約80万円出たと仮定した場合、販売価格は600万円台前半となる見通し。

 トヨタは20年前から開発を続け、2002年に日米でリース販売を開始。ただ、当時は1台1億円ともいわれ、リース価格も月約120万円かかっていたため、普及は限定的で、納入先は官公庁などに限られていた。

 今回、年100万台以上の販売にまで拡大したHVの部品を使ったことや、燃料電池に使われる高価なプラチナの使用量を減らすことでコスト削減に成功した。今回の販売は官公庁などの需要に加え、「環境意識の高い個人」(佐藤康彦常務役員)も新たにターゲットにしている。

 FCVは、水素と酸素の化学反応で発生した電気でモーターを回す仕組みで、排出は水のみ。クリーンエネルギーの推進を目指す政府も普及に向けて全面的にバックアップしている。「1回の充電での走行距離が250キロ程度の電気自動車(EV)に対し、700キロ以上のFCVは走行に不安がなく、次世代環境車の本命」(ホンダ幹部)と世界の自動車メーカーが、開発にしのぎを削る。

 ただ、燃料の水素を充填(じゅうてん)する「水素ステーション」は、国が建設にかかる費用の最大半額を補助する仕組みがあるにもかかわらず、計画中のものも含め全国約30カ所にとどまる。トヨタがFCV発売を正式に決めたが、インフラ整備が進まず普及が遅れたEVと同様に、販売が伸び悩む懸念も拭えない。価格も700万円台とまだまだ高く、普及には一層のコストダウンが求められる。


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