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ウルムチ暴動5年 市内・首都緊張 平穏装うも抑圧着々

2014-07-06 17:53:59 | シナ
ウルムチ暴動5年 市内・首都緊張 平穏装うも抑圧着々
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140706072.html
2014年7月6日(日)07:56
産経新聞

 【北京=川越一】中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市で約200人が死亡した大規模暴動が起きてから、5日で5年となった。中国政府は経済発展を加速させることでウイグル族の懐柔を図っているが、ウイグル独立派が関与したとされるテロ事件などが今年に入っても続発しており、ウイグル族の反発が収まる気配はみえない。

 現地からの情報によると、ウルムチ市内では5日、繁華街を中心に小銃を持った武装警官が配置され、時折、装甲車両が行き交っていた。

 ウイグル族が信仰するイスラム教のラマダン(断食月)期間中にもかかわらず、市内のイスラム料理店も日中から営業。同自治区の公式ニュースサイト「天山網」をはじめ、中国メディアは関連報道を控えており、中央政府の意向で“平穏”を演出している可能性がある。一方、中国のNHK海外放送は5日夜、暴動に関するニュースの際に画面が真っ暗になり、音声も聞こえなくなった。

 5年前、激しい衝突があった市中心部の人民広場の周囲には最近、柵が設置された。これまでは所持品検査をパスすれば広場内に入ることができたが、5日には「工事」を理由に閉鎖されたといい、当局が抗議行動などを警戒していたことをうかがわせる。

 中国政府は今年、同自治区のインフラ整備に昨年の約3倍に当たる1兆元(約16兆3千億円)を投じる見通しだ。経済的繁栄の恩恵をちらつかせることで、ウイグル族を懐柔する狙いがみえる。ただ、漢族との経済格差に対する不満を抱えるウイグル族はなお多い。あごひげやナイフ所持が規制され、民族としての尊厳も傷つけられている。

 地元当局は5月以降、取り締まりを強化し、ここ1カ月間で約380人を拘束した。最近は公安当局による安易な発砲も目立ち、「恐怖」でウイグル族を封じ込めているのが現実だ。

 北京では、5日を前にガソリンスタンドの安全検査が強化された。地下鉄のゴミ箱でも15分間隔で不審物の捜索が指示されたという。ウイグル族や便乗する不満分子への対策とみられる。

ことしの中国新疆地域テロ発生日時
http://news.goo.ne.jp/article/yonhap/world/yonhap-20140501wow023.html
2014年5月1日(木)17:01
聯合ニュース

 習近平中国国家主席が就任後初めて現場視察した新疆ウイグル自治区の首府ウルムチ市の駅で4月30日午後7時10分(日本時間同8時10分)ごろ、爆弾テロが発生し、79人が負傷し、3人が死亡した。

 ウルムチ駅付近のコンビニエンスストアで働く女性は、午後7時直後に大きな爆発音が聞こえたと伝えた。近郊ホテルにいた男性も爆発が強力で地震が発生したのかと思ったと話した。

 中国のSNS新浪微博(ウェイボ)に掲載された写真には駅前に散乱する荷物に血で染まった残骸が映し出されている。

 爆発後、汽車運行は全面ストップされたが、2時間後の9時ごろに武装警察の誘導で駅舎への出入りが再開したという。

 この日、4日間の日程で新疆地域訪問を終わらせた習近平国家主席が同駅を利用したのかは明らかにされていないと、AP通信は伝えた。

 習近平国家主席は新疆地域を視察しながら、分離・独立の動きを国内安保案で最優先に置くとし、テロに強硬対処すると伝えていた。また、新疆地域の長期的安定が中国の安定と国家安保における核心要因だと強調した。

 新疆ウイグル自治区では分離・独立運動に関連した事件が相次いでいる。

中国当局、イスラム教に介入強める…膨らむ不満
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140706-567-OYT1T50021.html
2014年7月6日(日)13:32
読売新聞

 【ウルムチ=鈴木隆弘】中国新疆ウイグル自治区のウルムチで少数民族ウイグル族と漢族が衝突し、当局発表で死者197人を出した大暴動から、5日で5年となった。

 暴動現場の一つ、繁華街の国際大バザールでは、自動小銃を持った武装警察官が巡回するなど厳戒態勢が敷かれた。当局は力で治安を保っているが、強まる締め付けにウイグル族の不満が膨らむ一方だ。

 「当局による宗教や慣習の軽視は年々強まっているが、ついにここまできたか」

 6月中旬、ウルムチに住むウイグル族の男性は、当局の指示に基づく町内会のイスラム教の慣習に関する通知を見て暗たんたる気持ちになった。宗教服の着用やひげを伸ばすことなど禁止事項が並んでいた。こうした通知が社会の末端まで下されるのは初めてとされる。当局が「テロ」や「過激な思想」を防ぐ名目でイスラム教への介入を強めていることを示すものだ。

 暴動後、ウルムチのモスクで行われる礼拝では、当局の監視員が内部に置かれるようになった。これまで1人だったが、6月には3人に増えた。モスクの外でも多数の警官が目を光らせているところもある。この男性は「こんなやり方では反感しか持てない」と憤る。

 ラマダン(断食月)が6月末に始まると、同自治区のトルファン地区当局は公務員らの断食や礼拝を厳禁。ウルムチの飲食店は、断食の慣習に反して日中も店を開くよう求められている。

 当局への反発から、5年で顔全体をスカーフで覆う女性が増えており、イスラム教を厳格に守る保守的な思想が広がっていることが背景にあるとみられる。


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