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中国、米のアジア政策牽制 戦略・経済対話開幕 為替など平行線

2014-07-11 17:09:29 | シナ
中国、米のアジア政策牽制 戦略・経済対話開幕 為替など平行線
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140710108.html
2014年7月10日(木)07:56
産経新聞

 【北京=矢板明夫】米国と中国の閣僚が外交、安全保障や経済政策などについて意見を交換する米中戦略・経済対話が9日、北京で始まった。中国の習近平国家主席は開幕式のあいさつで「米中両国は新しい形の大国関係を目指すべきだ」と従来の主張を強調。「互いの主権と領土を尊重し、矛盾や摩擦をコントロールしなければならない」と述べ、日本や東南アジア諸国との対立を念頭に米国の介入を牽制(けんせい)した。これに対しケリー国務長官は「米国は中国を封じ込めるつもりはない」とオバマ政権のアジア政策を説明した。

 AP通信などによると、双方は9日の会談で気候変動やサイバー攻撃、為替問題などについて話し合ったが、大部分で意見は平行線をたどったという。二酸化炭素の排出規制については、中国側は発展途上国であることを強調し「先進国と同じ基準が適用されるべきではない」と主張し、米国側は「すべての国が努力すべき問題だ」と応じた。

 今回の対話には、米国からケリー氏とルー財務長官、中国から外交を統括する楊潔●(よう・けつち)国務委員(副首相級)と経済・貿易を担当する汪洋副首相が出席した。

●=簾の广を厂に、兼を虎に

「新たな形」米は不信感 戦略・経済対話 中国、理念を誇示
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140710109.html
2014年7月10日(木)07:56
産経新聞

 【北京=矢板明夫】9日に中国・北京で始まった米中戦略・経済対話で、習近平国家主席はじめ、中国側の代表が最も多く口にした言葉の一つは「新型大国関係」だ。習主席が昨年6月に訪米した際に使い始めた新しい表現で、「米中協調路線」という意味がある。中国は今回の米中対話を、「新型大国関係」について双方の認識を深め、新しい外交理念として国際社会にアピールする場にしたいと考えている。

 米国も「新たな形」の大国関係として中国側の表現そのものを拒否していないが、ケリー国務長官は9日の対話で、「関係はことばではなく行動に基づくものだ。中国には国際的な問題で責任ある対応を求める」と述べた。この言葉に対する両国の温度差をうかがわせる。

 中国外務省関係者によると、中国が「新型大国関係」を積極的に使う背景には、「新興の大国と既存の大国は必ず衝突するというこれまでのあり方を打破し、かつてのソ連のように米国と対抗しない関係を築きたい」とアピールする狙いがあるという。

 しかし、この見解とは裏腹に、中国は対外拡張路線を鮮明にし、米国を挑発し続けてきた。昨年11月には東シナ海に防空識別圏を突然設定。5月には南シナ海で石油掘削施設の設置を強行するなど、周辺国と次々とトラブルを起こしている。5月に上海で開かれた「アジア信頼醸成措置会議」(CICA)では習主席が「アジアの安全はアジアで解決できる」として「アジアの新安全保障観」を提唱、アジアから米国を排除する姿勢も示した。

 こうした動きに対し、米国側は中国に対する不信感を深めている。今回の米中対話に合わせてオバマ政権が「新たな形」を築く声明を発表したものの、実際のところ、これまでの対中融和姿勢を改めて「対話で中国がいやがる問題を積極的に取り上げる」(米大使館関係者)と厳しい姿勢で臨むことを決めたという。

 中国の改革派知識人は「米中関係は1979年の国交正常化以来、最も厳しいものとなった。新型大国関係とは、両国が激しく対峙(たいじ)するとの意味があるかもしれない」と話している。



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